2018年04月21日

Vision Of Atlantis / The Deep & The Dark(2018)

オーストリアのシンフォ・メタルバンドによる6thアルバム。

意外にも感想を書くのは初めてなんですが、18年のキャリアを誇り界隈では実力派として知られるVisions Of Atlantis。そしてメンバーチェンジが引っ切り無しなのも知られるところで、2018年時点で女性Voは5人目、男性Voは3人目、ギターとベースは4人目、Keyは3人居たが現在空席。唯一不動のドラマーによる専制君主制という点は、Coronatusと酷似している。

毎作メンバーが異なるため、Symphonic-Metal、男女混成Voである点は一貫しているもののVoの個性により聴こえ方が全く違うのが彼らの特徴。1stから4thまではソプラノによるオペラ的印象だったが5thより声域が下がったことでハードロック的作風になった。6thもそれを踏襲しており、今作から加入のClémentine Delauney嬢によるメゾソプラノVoが優美かつ勇壮で素晴らしい安定感を誇る。遂にVOA史上最高の歌姫が現れたという印象だ。さらにメインコンポーザーだったキーボード氏が抜けた事で、誰が書いているか不明だがクサメロ全開のシンパシックなメタルに様変わり。それに心を打ち抜かれ、今回初のレビューとなったことは言うまでも無き...!

【Favorite Number】Return To Lemuria / The Grand Illusion / Prayer To The Lost

The Deep & The DarkThe Deep & The Dark
Visions Of Atlantis

曲名リスト
1. The Deep & The Dark
2. Return To Lemuria
3. Ritual Night
4. The Silent Mutiny
5. Book Of Nature
6. The Last Home
7. The Grand Illusion
8. Dead Reckoning
9. Words Of War
10. Prayer To The Lost

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War of Ages
Serenity
B00BG474ZI
5 Original Albums in 1 Box
Edenbridge
B0777BMQ6R
Darkness Of Eternity
Amberian Dawn
B076QLPZMR
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2018年04月20日

燃えオブザイヤー2017

Lydia Ainsworth


Peps(Rainbowlicker)


Maria Mar(Omnimar)


Elina Siirala(Angel Nation)


lena Alice Fossi(SPECTRA*paris)


Amalie Bruun(Myrkur)


Federica Faith Sciamanna(The Shiver)


Alexandra Savior


Furniteur


Belinda Kordic(Fazerdaze)
タグ:Of The Year
posted by kerkerian at 00:16 | Comment(0) | オブザイヤー2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月17日

アルバムオブザイヤー2017

陽春の候、如何お過ごしだろうか...?
毎年恒例のアルバムオブザイヤー、始めた当初は翌1月だったのが2月となり3月となり、遂に新年度までずれ込む体たらくとなりました事をここにお詫び申し上げます。こうなると最大12月まで引っ張っても良い気さえしてきますが、ともあれ投げて良し(無責任に投げっぱなしの感想)、打って良し(無責任に駄作を叩く)の暗黒音楽界の大谷翔平ことフィメこれアルバムオブザイヤー、It's SHO TIME!



The Murder Of My Sweet / Echoes of the Aftermath
優等生オブザイヤー。「ゴシック○○」が蔓延る昨今、世界観、音作り、ボーカリゼーションと指針となる数少ないGothic-Metalである。

Purple Fog Side / The Discord
キラキラオブザイヤー。新Voを迎えて見事に復活リニューアルを果たした。ディスコティックなだけでなくメランコリアも備えるのはPFSならでは。

Geneviéve Pasquier / Louche Effect
妖艶オブザイヤー。キャバレー・エレクトロニカかと思わせておいてSynth-PopやIndustrialな側面もあったりと中々に闇と病みが深い。

iEuropean / Into The Unknown
新人オブザイヤー。1stと思えない渋さ老獪さを感じるのは緻密な音構築と何よりRuth嬢のイケボに依るところが大きい。年齢不詳...?おっとそこまでだ。

SPECTRA*paris / Retromachine Betty
1st、2ndに続き前人未到の3作連続のアルバムオブザイヤー。フィメこれ界のバロンドーラーである彼女を讃えエレナ・アリス・"メッシ"と呼ぼう。

Goldfrapp / Silver Eye
安定オブザイヤー。毎作アベレージの高い作品を生み出す彼らだが、今回特に歌唱の枯れ具合と反比例する攻めのドープ・エレクトロが印象的だった。

Collide / Color Of Nothing
カムバックオブザイヤー。Industrialの攻撃性とTrip-Hopの包容感。どこまでも沈み込む闇と神々しいばかりのアトモスフェリア。全方位に最強。

The Birthday Massacre / Mission
カムバックオブザイヤー2。遂に3rdの頃の煌めきが戻った嬉しすぎる快作。第2の全盛期を迎えたTBAがこの新たなハードルをどう超えるか、見てみよう。

Unlucky Morpheus / LIVE 2017
異例のライブ盤を選出。既に日メタル界の主役でありながら同人活動も並行する異端な異能集団に、遂に世間も気付き始めた。

The Breath Of Life / Under The Falling Stars
遅れてきたルーキーオブザイヤー。壁と隙間の押し引きで巧みに構築したサウンドに、儚すぎる美旋律。33年目にしてGoth-Rockの進化形を聴かせてくれた。

とにかく豊作で、ボジョレー風に表現すると「近年の当たり年である2013年、2014年を凌ぐ出来」なアルバムオブザイヤー2017。ヴェテラン、フィメこれ常連アーティスト勢が際立つなか新鋭も負けてはおりません。次点にはThe ShiverLydia AinsworthMe The TigarCindergardenExcessive VisageThe Eden Houseを挙げたい。
タグ:Of The Year
posted by kerkerian at 21:38 | Comment(0) | オブザイヤー2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

Kelly Lee Owens / Kelly Lee Owens(2017)

UKエレクトロ・アーティストによる1stアルバム。

またエレクトロ界に天才が発見されてしまったか…緻密なリズムトラックと奥行きのあるサウンドスケープに、リヴァーヴィーに加工したKelly嬢の歌声が溶け込み、エレクトロニカを主体としながら聴き手にメロディーを意識させ歌もの要素もあることを主張している。またぞろ初期Bjorkと比較したがる向きもあるようだが、そんな人は20年間時が止まっているか、そもそもBjorkをイメージでしか捉えていないかのどちらかだって、それもう何回も言われてるから。

ミニマル曲での律動感はKedr Livanskiy、サウンドの荒涼感はVanbot、歌の清涼感とDream-Gazerテストは初期のZola Jesusを彷彿。つまり昨今のキャベナス・テクノ、スペクトラル・ポップと古のクラウトロックの律動感を横断する、エレクトロの粋を集めた刺激的な作品なのである…!因みにオリジナル作の8ヶ月後に出たExtended Versionは3曲追加され、いずれも佳曲なのでお勧め。良き良き。

【Favorite Number】Anxi. / Throwing Lines / 1 OF 3

Kelly Lee Owens -Extended Edition-Kelly Lee Owens -Extended Edition-
Kelly Lee Owens

曲名リスト
1. S.O
2. Arthur
3. Anxi.
4. Lucid
5. Evolution
6. Bird
7. Throwing Lines
8. C.B.M
9. Keep Walking
10. 8
11. Spaces
12. Pull
13. 1 OF 3


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Have You In My Wilderness
Julia Holter
B011DHCNTE
The Kid
Kaitlyn Aurelia Smith
B073VVDVJG
Real Virtual Unison
Negative Gemini
B0133G1J2K
タグ:Electronica UK
posted by kerkerian at 02:37 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

EGOIST / GREATEST HITS 2011-2017 “ALTER EGO”(2017)

日アニソンユニットによる2ndアルバム(ベストアルバム)。

年末某日、冬コミ(C93)で戦利品を得、国際展示場から隣の東雲まで上機嫌で一駅歩いている際に執拗に俺を追ってくる一台のADトラック…それがEGOISTの"GREATEST HITS 2011-2017 “ALTER EGO”"なのであった…!偶々、駅とビッグサイト間を巡回していたんだろうけど、周りに誰も居ない中マンツーマンみたいな状況が暫く続きその間Deperturesのアコギverがずっと流れていた。原曲がバラードなのでアコースティックアレンジの方がアッパーで、Jazz的コード進行になってるのが面白いな...とか思いながら、よし買おうとその場でポチった訳で、結果的にEGOIST側のダイレクトマーケティングは成功を収めたのです…!

EGOISTはアルバムオブザイヤー2011に輝いたSupercellの"Today Is A Beautiful Day"路線の後釜ユニットで(と私は勝手に目している)、ギルティクラウンの劇中ユニットを端緒に継続して活動をしている…正にベストオブベスト、シングル以外でもほぼ全て何らかのアニメタイアップが付いており、改めて通して聴くと感情を入れる事も抜いて歌う事も器用にこなし、垢抜けなさがより情緒感を醸すChelly嬢のVoは"Today〜"期のnagi嬢の正統後継者だなあと感じる。ただryo氏は数年毎にプロジェクトを一新するので、このタイミングでの総括ベストはEGOISTに一区切りを付けるのではないかなと予想している…でも、またいずれ青臭くて中二的で、あの日届かなかったどうしようもなく甘苦い、失われたノスタルジーを呼び起こす音楽が新しく生まれることでしょう。

【Favorite Number】Welcome to the *fam / Fallen / All Alone With You / The Everlasting Guilty Crown / Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 (Acoustic Ver.)

GREATEST HITS 2011-2017“ALTER EGOGREATEST HITS 2011-2017“ALTER EGO"
EGOIST

曲名リスト
1. 英雄 運命の詩
2. Welcome to the *fam
3. KABANERI OF THE IRON FORTRESS
4. Door
5. Ghost of a smile
6. リローデッド
7. Fallen
8. 好きと言われた日
9. All Alone With You
10. カナデナル
11. 名前のない怪物
12. Planetes
13. The Everlasting Guilty Crown
14. エウテルペ
15. Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜
16. Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 (Acoustic Ver.)

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G.R.N.D.
GARNiDELiA
B079PT1MTL
世界はiに満ちている
CHiCO with HoneyWorks
B01591YMZ8
One's Rock
いとうかなこ
B074Y1HZMK
posted by kerkerian at 01:06 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする