2017年03月06日

Plike / Red Queen, White Queen(2016)

USエレクトロ・プロジェクトによる2ndアルバム(3rdEP?)

2017年も早いもので3月になり、そろそろ2016アルバムオブザイヤーを確定せねばいけない時期なのですが、Trip-Hop勢が豊作で決めかねている…そんな最中に土壇場で召集された侍ジャパン炭谷の如く現れた有力候補、それがPlike。伝わんないね。

多層的なストリングス、コーラスワークに彩られ、しかしカラフルでは無く寧ろモノクロームの終わりなき深淵に飲まれるようなサウンドメイク…BjorkやPortishead信者なら間違いありませんが、Trip-Hopのほかwith-HouseやDreamgaze要素もあり、より躍動的で解り易いと言えるかもしれません。Veela、Holly Drummond、Francesca Gencoの3人の嬢によるVoですが全てリバーヴが強力に掛かっているため差異を感じず、同一人物による多層的なコーラスのように聴こえる。逆説的Kalafinaといったところか。ゴシックな世界観も病み付きになる1枚。

【Favorite Number】The Proving Grounds / Rabbit Hole / Headroom



Red Queen, White QueenRed Queen, White Queen
Plike

曲名リスト
1. The Proving Grounds
2. Never Always
3. Stigmatized
4. Rabbit Hole
5. A Bottle Marked Poison
6. Stage Five
7. Dust
8. Headroom (feat. ASH)

Amazonで詳しく見る






Decade
The Silk Demise
B00SJOO4SI
Bleeding Edge
Auradrone
B00J3D36LA
far on the water
Kalafina
B011J6GF1Q
posted by kerkerian at 03:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

Noémie Wolfs / Hunt You(2016)

ベルギーのボーカリスト、Noémie Wolfsによるソロデビュー作。

オリジナル2枚を出したあと2015年にHooverphonicを脱退した彼女。冒頭の"The Night"は"The Night Before"へのオマージュ…これからが本番とでも言いたげ?ってのは邪推だろうか。どの楽曲もメロが際立つ良質なオーガニック・ポップスで彼女在籍時のHooverphonicの作風を踏襲しているような。薄くストリングス被せてくるところまで…少なくとも最新作"In Wonderland"よりはHooverっぽさを感じた。初代VoのGeikeのソロデビュー作もやはり、在籍時のHoover的感触があったので、良くも悪くも影響は大きいのだなと。

Noémie嬢はGeike嬢とは違ってキャリアは未だ浅いため、今後次第では売名レッテルを貼られることになるかもしれないが、天性のエンジェリックボイスに加えソングライティング面でも伸びしろは十分、数年後にはNina Persson的存在になっているかもしれない…そんな可能性を大いに感じさせるアルバムではある。

【Favorite Number】The Night / Lost In Love / Hunt You


Hunt YouHunt You
Noémie Wolfs

曲名リスト
1.The Night
2.All You Ever Wanted
3.Sleeper
4.Burning
5.Lost In Love
6.Hunt You
7.Trying To Pretend
8.Wounded
9.Maybe
10.My Mountain

Amazonで詳しく見る






Maya's Moving Castle
Maya's Moving Castle
B00SJOO4SI
Sometimes
Nina Persson
B00J3D36LA
Reflection
Hooverphonic
B00H317OXU
タグ:Belgium pop
posted by kerkerian at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

Beta Evers / Delusion(2016)

ドイツのDarkwaveプロジェクトによる1stフルアルバム。

99年から活動するBeta EversことBrigitte Enzler嬢。EPリリース7枚くらいあるようだがフル作は17年目にして初、という00's以降の音楽界の現状を表しているなあと…俺のように10曲前後のまとまったパッケージでストーリーや世界観を担当したいリスナーは最早マイノリティなのだろうか…制作側のコストの問題、単曲でお手軽にプロモーションできるのが大きいんだろうけど。

さてBeta Eversは暗めのSynth-PopプラスNew-Waveというか、アナログSynthの質感を持ったオールドスクールDarkwaveといったところか。低音で妖艶なBrigitte嬢のVoは背徳感を携えており、Olga KouklakiSally DigeBlack Nail Cabaretなどユニセックスな低音イケメンボイスを操る女性Voは近年、Electroシーンでのトレンドのひとつかもしれぬな…!但しBeta Eversは歌モノでは無いので律動感を楽しむ感じでひとつ。

【Favorite Number】Frozen Breath / Nothing But Art And Pain



DelusionDelusion
Beta Evers

曲名リスト
1. Velvet Leaves
2. Frozen Breath
3. Sore Suspense
4. Nothing But Art And Pain
5. Stirring Dreams
6. Skin-Tight
7. Garden Of Love
8. Torrid Illusions
9. Hit Me
10. Kalt

Amazonで詳しく見る






Paradox Obscur
Paradox Obscur
B00SJOO4SI
Oxytocin EP
Olga Kouklaki
B004IWQUEQ
Paranormale Aktivitat
Zwischenwelt
B01EM8DYZI
タグ:germany darkwave
posted by kerkerian at 00:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月23日

Hooverphonic / In Wonderland(2016)

ベルギーのPopユニットによる9thアルバム。

元Trip-Hop勢ということで…今やオーガニックでアダルトコンテンポラリーなポップスを鳴らすことで知られるHooverphinic。その象徴的な歌姫Geike嬢の脱退後、7th"The Night Before"の公開オーディションを経て加入したNoemie嬢、With Orchestraでは過去曲への順応も見せていましたが8thアルバム後に脱退ッ…!本作ではVoの固定を諦め、5人のゲストボーカリストを迎える形で制作された。

オーケストレーションに彩られた、奥行きの深いポップスとアダルティーなHoover節に加え、場違いなR&Rリヴァイヴァル的な楽曲もあったり…そう、10曲中5曲がなんと男性Voッ…!それが作風の軸ブレをも引き起こす→Voが定着しない→ゲストVo...ネガティヴスパイラル!今回は過渡期という事で納得するとして、三代目の女性Vo発掘が急務ではないだろうか。これが一時の黒歴史となるか、Hooverphonicそのものが闇に飲み込まれてゆくのか。剣ヶ峰に立っているのかもしれない。

【Favorite Number】In Wonderland / I Like the Way I Dance / Deep Forest



In WonderlandIn Wonderland
Hooverphonic

曲名リスト
1. In Wonderland
2. I Like the Way I Dance
3. Badaboum
4. Cocaine Kids
5. Deep Forest
6. Thin Line
7. Hiding in a Song
8. Praise Be
9. God’s Gift
10. Moving

Amazonで詳しく見る






Monsieur Madame
B001LQRBG8
Girl And A Cello
Bird
B004IWQUEQ
Hunt You
Noemie Wolfs
B01EM8DYZI
タグ:pop Trip-hop Belgium
posted by kerkerian at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

Phantogram / Three(2016)

USElectroデュオによる3rdアルバム。

R&B寄りなTrip-Hop勢第3弾。申し訳ないが前2アーティストとは格が違いますな…ジャンルが違うって話もありますが。前作"Voices"はアルバムオブザイヤー2014に名を連ねる名作でしたが、更に更に進化を遂げたッ…!

ソウル・ポップ的アプローチを強め、"You Don't Get Me High Anymore"なんてBlack Eyed Peasみたいなキャッチーネスを持つにも関わらず全体的にはセレブリティ感が増すどころかより闇化しているという。より多層的になったリズムセクション、より起伏があり「劇場的」になったSarah嬢の歌唱が要因として大きい。特にビート感とコズミック感がありながらもプログレッシブTrip-Hopとして成立している"Run Run Blood"は新機軸か。Mari KattmanKanuteらと同じく、Downtempoやオーガニック一辺倒からの脱却を図る勢…注目したい。あとスクラッチとホーンセクションは、やはり暗黒エレクトロには不要というのが確認できました。

【Favorite Number】You Don't Get Me High Anymore / Cruel World / Run Run Blood / Calling All



ThreeThree
Phantogram

曲名リスト
1. Funeral Pyre
2. Same Old Blues
3. You Don’t Get Me High Anymore
4. Cruel World
5. Barking Dog
6. You’re Mine
7. Answer
8. Run Run Blood
9. Destroyer
10. Calling All

Amazonで詳しく見る






Natural Causes
Skylar Grey
B01KUFRKXY
Jessica Rabbit
Sleigh Bells
B01L9ODL6K
Machine Dreams
Little Dragon
B002G1X2Z6
posted by kerkerian at 17:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする