2018年12月09日

Scarlet Dorn / Lack of Light(2018)

ドイツのAlternative-Rockシンガーによる1stアルバム。

冒頭のクラシカルなピアノの旋律に荘厳な8分の6ビート、数秒でこれはMuseフォロワーや!と喜びの舞。10数年Female-Voものブログをやっていますが、未だMuseは私の中でナンバーワンは揺るぎないのです。その影響下にあるアーティストはすべからくLOVEなんですが、ここまで全開なのは余りない...因みに1曲限定ですが、まんま"New Born"のパク...オマージュを収録した作品がござった。

Scarlet嬢は低音イケボ8割の中性的な歌唱スタイルでダークな世界観にベストフィット。ピアノ・ギター・ドラムを従えたバンド編成ではあるものの、バンドサウンド感<エレクトロ要素となっていることで単純なFemale版Museになることを回避している。この塩梅が素晴らしいオリジナリティを放つ。全曲ミッド〜スローテンポに統一されていることから00's以降のGothic(Metalほど重々しくない)の影響が大きい。とりわけ" Don't Know, I Don't Care"のカタルシスはEvanescenceの3rdを思わせる会心曲。そしてラスト曲"In Another Life"は最後の30秒で初めて高キーでの朗々とした歌唱を披露し、ポテンシャルを垣間見せたところでアルバムが終わる何とも心憎い構成。ルックスも暗黒王女感溢れるScarlet Dorn...マジで推せる...!

【Favorite Number】Heavy Beauty / I Don't Know, I Don't Care / In Another Life

Lack of LightLack of Light
Scarlet Dorn

曲名リスト
1. Heavy Beauty
2. Hell Hath No Fury Like A Woman Scorned
3. I'm Armageddon
4. Hold On To Me
5. Rain
6. Kill Bitterness With Love
7. Snow Black
8. I Don't Know, I Don't Care
9. Cinderella
10. I Love The Way You Say My Name (feat. Chris Harms)
11. Frozen Fire
12. In Another Life

Amazonで詳しく見る






Evil Never Dies
Lesbian Bed Death
Black Light
Genesis
Cecile Monique
B07DPF47LV
An Intense Feeling of Affection
Lovelorn Dolls
B07B64T365
posted by kerkerian at 05:38 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月08日

Train To Spain / A Journey(2018)

スウェーデンのSynth-Popデュオによる2ndアルバム。

前作"What It's All About"で余りにも真っ直ぐなSynth-Popを披露、そのあまりにも衒いのないスタイルにスペイン行きの列車はどこを目指すんだろう?と前回記事での問いに対し、彼らは至極普通に"A Journey"と答えてきた。ですよねー。まあ、当たり前に期待されていることを期待通りに応えた、そんな本作です。安心安定の80'sノスタルジーを連れてきます。

前作で際立った圧倒的な平面音楽...特に音域の狭さとパターンの少なさには眠気を覚えたものでしたが、今作では冒頭から音が立体的で奥行きを感じさせる空気感を出している。BPM的にも音域的にもローからハイまで各種取り揃えており良い塩梅。特に"80's Drum Machine"はキッチュなレイドバック感がTrain To Spainにしては斬新な部類。前作の出来からは、彼らが欧州エレクトロ・インディーシーンでブレイクしているという話が俄には信じ難かったですが、今なら解る。まあMuseとDepeche ModeとHuman League好きにハズレ無しって、ばあちゃんも言うとったからな...!

【Favorite Number】I Follow You / Monsters / 80's Drum Machine

A JourneyA Journey
Train To Spain

曲名リスト
1. I Follow You
2. Saviour
3. You've Got To Do It
4. Not With Me
5. Pretend We Won
6. Confused
7. Monsters
8. Teaser
9. What If?
10. 80's Drum Machine
11. Believe In Love
12. Dominant One

Amazonで詳しく見る






Black Light
Vile Electrodes
Black Light
In the Interest of Beasts
Dancing With Ruby
B07DPF47LV
Ecliptic
Neonsol
B07B64T365
タグ:sweden Synth-Pop
posted by kerkerian at 01:52 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月26日

Anna Lux / Wunderland(2018)

スイスのDark-Electroアーティストによる1stアルバム。

Dark-Rockを標榜する通り、Synth-PopとGothic風味の適度な重さとリズム展開、それらを極めてラジオフレンドリーな味付けで融合させた音楽である。HANGRY & ANGRYEisblumeUNDER FORESTARTERY VEIN...久々に現れたDarkwaveアイドルといって良いのではないだろうか...!

とはいえAnna嬢はSSWである。容姿的に前述の方々と同じにカテゴライズするのはアレかもしれないが、音楽的にはアイドルポテンシャルが図抜けている。殆どの曲をピアノ、ギターで創るということで、バンドサウンドが軸であるとは見受けられるものの、アレンジャーの手腕により見事にElectroと調和された世界が構築されている本作。極めてキャッチーなロマンティカでありつつ、少しのダークネスを内包。暗黒エレクトロック音楽の入門編としてもお薦めな1枚。

【Favorite Number】Zuhause / Eifersucht / Applaus

WunderlandWunderland
Anna Lux

曲名リスト
1.Zuhause
2.Eifersucht
3.Spie De Gier
4.Mädche I Koma
5.Weiss Lichter
6.Verbrannt
7.Fragen
8.Tan Durc Di Nacht
9.Festung
10.Kleine Mann
11.Wunderland
12.Applaus

Amazonで詳しく見る






Me The Tiger
Me The Tiger
Me The Tiger
Hallo Leben
Sotiria
B07DPF47LV
Lack of Light
Scarlet Dorn
B07B64T365
posted by kerkerian at 00:07 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月25日

Obsidian Shell / Soulminder(2018)

ハンガリーのSymphonic-Metalバンドの5thアルバム。

3rdの"Evershade"以降、Voを固定しないスタイルになったObsidian Shell。4thではツイン女性Vo体制となり、本作では代表作である2nd"Angelic Asylum"時代のAlexandra嬢が復帰。全盛期よもう一度!な狙い通りにファンタジー感、疾走感、重量感、シンフォニック感、メロディアス感とどれを取っても素晴らしい出来に。低音イケボ、中音ナチュラルボイス、ソプラノと3段階の音域を使い分けるAlexandra嬢は流石の存在感で、矢張りこのバンドの看板に相応しいのは1人しかおらんかったんや...!と快哉を上げる。

さてジャケセンスが酷い事でも御馴染みの彼ら。4th"Ai No Kizu"では最高潮だった訳ですが(タイトルも物凄いし、作風は全然東洋的じゃないし)、本作では過去最高に「マシになった」と言える...欲を言うなら先行EP"Land of Wonders"みたいに引きのアングルのほうがファンタジアが出るんですが。あとは斜体ロゴを止めたのも、WordからIllustrator使いになったようなスキルUP感。もう少しやりようはあるけど。

【Favorite Number】Defender / Rock in the Storm / Arisen

SoulminderSoulminder
Obsidian Shell

曲名リスト
1.Vortex
2.Dancing With Fire
3.Defender
4.Blue Winged Butterfly
5.Land of Wonders
6.Rock in the Storm
7.Inner Force
8.Arisen
9.Awakened
10.Poltergeist
11.Harminc
12.A Fény Útján
13.Indigo

Amazonで詳しく見る






Daementia
Eternal Dream
Daementia
A Different Shade of Darkness
Magion
B07DPF47LV
Eclectic Tour
Lanewin
B07B64T365
posted by kerkerian at 00:17 | Comment(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月24日

Colouring Rainbows / Moments(2018)

独Alternativeプロジェクトによる3rdフルアルバム。

Colouring Rainbowsこと、Jessica Müller嬢によるソロプロジェクト。2010年以来精力的に活動しEPとサウンドトラックも含めるとリリースは10数枚にものぼる。デビュー当初から一貫してオーガニックでインプロヴィゼーション溢れるPost-Rockを標榜する彼女。一聴すると爽やかなPop-Rockと思わせておいてギターノイズやデスボをぶっ込んでくる一筋縄ではいかないArt-Rockの態。ただ作を重ねる毎にProgressive要素は減り、Jessica嬢の多層的なコーラスワークや瑞々しいピアノとクリーントーンギターによるアルペジオが上品なEthereal/Dream-Pop感を与える。

一方で変拍子や薄っすらと歪むバッキングは只ならぬダークなアトモスフェリアを放ち、"Messenger"などではスクリーミングも健在だったりしてトータルとしては闇属性な作風に変わりない。矢張り根っこはギタープレイヤーなのかな。"Somewhere between spheric vocals, ambient soundscapes and modern metal."とは正に的確な自己分析である。

【Favorite Number】Coordinates / Little one / Droplets

MomentsMoments
Colouring Rainbows

曲名リスト
1.Progression
2.Coordinates
3.Theorem
4.Little One
5.Blur
6.Damp Feet
7.The Day Can Only Ever Be So Serene
8.Feel Good Today
9.Messenger
10.Droplets
11.Stay
12.There Is A Time And Place For Everything

bandcampで詳しく見る






True Devotion
Bedless Bones
True Devotion
Evaporate
Midas Fall
B07DPF47LV
Skewed
Cercueil
B07B64T365
posted by kerkerian at 21:10 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする