2019年03月05日

Indarra / Walk On Fire(2018)

加Alternativeプロジェクトの1stアルバム。

カナダ・トロントの知る人ぞ知るRhea's Obsessionというバンド...2001年のリリースを最後に音沙汰ないのですが、そのボーカリストにしてマルチ・インストゥルメンタリストSue Hutton嬢によるサイドプロジェクトがこのIndarra。本体バンドと同様にカテゴライズが難しい何ともいえない系音楽だが、ワールド・ミュージック系オルタナといったところだろうか。Rhea'sからプログレやシューゲイズ要素を抜きよりオーガニック、アンビエント色を押し出したイメージ。

ワールド・ミュージックと言うと矢鱈とアジア的だったり、はたまたケルティックだったり特定地域の空気感が出るのが常ですが、Indarraは本当に無国籍的。メインストリームから隔絶していながら、どこにも属さない雰囲気が興味深い。恐らくSue嬢自身が奏でているであろうギター始め各種の弦楽、各種のパーカッションが入り乱れ、Trip-Hopの浮遊感も相俟ってどこか現実感の無い、本質的にファンタジックでアーティスティックな作品だ。額縁に入れて飾りたいような音楽。

【Favorite Number】Colour Of The Rising Sun / Walk On Fire / Melody Of The North Winds

Walk on FireWalk on Fire
Indarra

曲名リスト
1. Illuminate
2. Colour Of The Rising Sun
3. Falling Into You
4. Two Seperate Worlds
5. Roots Of Innis
6. An Innis Aigh
7. Walk On Fire
8. Melody Of The North Winds
9. Eternal Dreamer
10. To Make Change
11. Rise
12. Turn The Light Within

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Re:Initiation
Rhea'S Obsession
Baroque Equinox
Cold
Lycia
Cold
Utopia
Theodor Bastard
Utopia

posted by kerkerian at 23:23 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

Grausame Töchter / Engel im Rausch(2018)

独エレクトロバンドによる5thアルバム。

ドイツの残虐っ娘ことGrausame Töchter...1stからEBM/Industrialで鳴らされる過剰なフェティッシュ世界観に魅せられてきたフィメこれですが、遂に色モノではなく「聴けるエレクトロ」として認識する時が来たようです。従来作品と比較すると圧倒的にメロディアス。Vo含め、このジャンルで定番といえる音像のHarshyさが無く、Synth-Pop的なロマンティカさえ感じられる。楽曲のバリエーションもスローからファストまで豊富で、4つ打ち一辺倒の初期からは隔世の感。

かと言って日和った訳ではなく相変わらずサドマゾ、ソシオパスがテーマでライブパフォーマンスもアレな要素満載である。しかしBDSMもエンターテイメントなのだと言わんばかりの振っ切れ感と、メッセージ性に頼らずとも音楽単体で惹き付ける力が備わったのが現在の彼らだ...アウトサイダー中のアウトサイダーが、案外いつの間にRammsteinとかKMFDMのようなレジェンドに近い距離に付けているのかもしれない...そう思わせる怪作にして快作、改心作にして会心作だ。

【Favorite Number】Goldener Reiter / Beleidigte Engel 2020 / Wodka-Polka

Engel im RauschEngel im Rausch
Grausame Töchter

曲名リスト
CD1:
1. Engel Im Rausch
2. Wildes Tier
3. Engel Im Himmel
4. Goldener Reiter
5. Annika In Ekstase
6. ...Und Ich Fühle Nichts
7. Atme Mich
8. F**kmaschine
9. Rosemarie
10. Lila Katzen
11. Sternenmädchen
12. Beleidigte Engel 2020
13. In Deinem Kopf
14. Wie Eine Zecke
15. Sex In Deutschland
16. Nein!
17. Wodka-Polka
18. Helle Sonne

CD2:
1. Engel Im Rausch (Gregcore Remix)
2. Engel Im Himmel (Lust And Death Remix)
3. Drecksau (Centhron Remix)
4. Wildes Tier (Suicide Commando Remix)
5. Mein Messer (Mechanical Moth Remix)
6. Therapie Für Dich (Devil-M Mix)
7. Bis Das Blut Fliesst (Unterschicht Remix)
8. Freundin (Zyphos Remix)
9. Verlassen (Barabaz Remix)
10. F**ken Ist Ein Schlimmes Wort (Xaytox Hardcore Remix)
11. Solipsismus (Pablo Ortega Remix)
12. Befleckt (Shizophreniac Mix)
13. Befleckt (Shizophreniac Remix)
14. Wildes Tier (And One Remix)

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Baroque Equinox
Die Form
Baroque Equinox
Hinter dem Horizont
L'Ame Immortelle
Hinter dem Horizont
Fickt-Euch-Allee
Grossstadtgeflüster
Fickt-Euch-Allee
posted by kerkerian at 19:19 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月03日

And Then She Came / Kaosystematiq(2018)

独メタルバンドによる2ndアルバム。

正統派Gothic-Metalバンドとして名を馳せたKrypteria。中でもアルバムオブザイヤー2007に選出した"Bloodangel's Cry"は10年以上経た今も私的最高フェイバリッ度を誇る盤の1つです。バンドは"All Beauty Must Die"を最後に活休。ジーン・チョウ嬢の産休を経て2016年にリフォームしたのがこのAnd Then She Cameである...! メンバーは同じためKrypteriaの延長上かと思いきや意外とそうでもなく、よりモダンヘヴィネスが強調された印象。

グレゴリオをはじめクラシカル要素満載のBlood〜期のトゥーマッチな荘厳感が好きな自分としては物足りなさもあるものの、クサメロ全開のシンガロング必至な作風は健在。エレクトロを導入したりと音はモダンなれど楽曲にはどことなく90'sメロハー然としたものを感じる...Fair WarningとかGodhardとかHarem Scaremとか...日本人の琴線に触れがちなところはそのままに、所々で見られるFolk-Metal的アダルト・コンテンポラリーな部分が今後どうなるのか楽しみ...でもThe Gathering化は勘弁な...!

【Favorite Number】Sick Of You / Perfect As You Are / Shine On Supernova

KaosystematiqKaosystematiq
And Then She Came

曲名リスト
1. Sick of You
2. Perfect as You Are
3. As the Battle Rages On
4. Come On, Come On
5. Devastation Anyone
6. More Than Everything
7. Shine on Supernova
8. White Dog
9. I Just Cannot Trust Myself
10. Into the Open
11. Unbroken
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Odyssey to Reflexion
Against Myself
Odyssey to Reflexion
Eventide
Reliqa
Eventide
Immersion
Lyria
Immersion
posted by kerkerian at 20:29 | Comment(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

Kælan Mikla / Nótt eftir nótt(2018)

アイスランドのElectroユニットによる4thアルバム。

"Synth-Punk Trio"と銘打つKælan Mikla。New-Wave的な性急ビートに乗せたミニマルSynthといった態で、3rdまではガレージ色が強いオールドスクールパンクの様相だったが、本作で化け化け。重厚なColdwaveに覆われた音像、リヴァーヴに包まれたVo、展開もリズムもビート一辺倒ではなく「BPMの高いエレクトロニカ」という印象に。総じて、アイスランドらしい音楽になったなあと。

変わらない点でいうとLaufey Soffía嬢の躁鬱ボーカリゼーションだろうか。矯声を上げ叫びくだを巻くかと思えば次の瞬間にポエトリーリーディングが始まるという、ネイマールも驚きの切り返しの深さ。成る程レイキャビクのポエトリー・スラムで優勝経験がある訳だ...聞き返すと1stの頃よりは「躁」は大人しくなり「鬱」はより沈み込んだ印象だが、この女優振りが一層曲に奥行きを与えているといって良いだろう。Myrkurとはまた別ベクトルの、北欧のお洒落変態系として刮目すべきトリオである。

【Favorite Number】Hvernig kemst ég upp? / Andvaka

Nótt eftir nóttNótt eftir nótt
Kaelan Mikla

曲名リスト
1. Gandreið
2. Nornalagið
3. Hvernig Kemst Ég Upp?
4. Skuggadans
5. Draumadís
6. Næturblóm
7. Andvaka
8. Nótt Eftir Nótt
9. Dáið Er Allt Án Drauma

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Into the All
Zanias
Into the All
Let Them Be Alien
Lebanon Hanover
Let Them Be Alien
Fierce
Hante.
Fierce

posted by kerkerian at 23:51 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月03日

Kriistal Ann / Touched on the Raw(2018)

ギリシャのelectro嬢による5thアルバム。

2年前の3rd"Cultural Bleeding"では比較的まとまった感じのキャッチーめなGoth-Electroを標榜していたKriistal Ann嬢ですが、何ということでしょう...この2年間でとんでもないバージョンUPを遂げていたようです。

今様のMinimal-Synthに生リズムを載せた"Lost In Frame"がGoth-Rock的味わいを見せたかと思えば、次の"Silver Rain"ではColdwaveにサックスによるDark-Jazz的アプローチを咬ませたミニマル曲。以降もアゲ曲やチル曲など的を絞らせない多彩な音世界を展開。従来のソロでのリバーヴ・ポップは殆ど見られず、ミニマルウェーヴにデュオ活動しているParadox Obscurのポジパン要素を織り交ぜてきたような作風に。「置きにいってる」曲は一つとしてなく、全編攻め攻めのExperimentalだが神秘性を纏い不思議な品格が宿っている印象。あとはAnn嬢のVoがオバ声だけじゃないバリエーションを持っていたことも新発見。アルバムオブザイヤーに推せる一枚。

【Favorite Number】Lost In Frame / Talking To The Beast

Touched on the RawTouched on the Raw
Kriistal Ann

曲名リスト
1. Lost In Frame
2. Silver Rain
3. Black Art
4. Talking To The Beast
5. Solem Disguise
6. A Hundred Miles
7. Going Back
8. Touched On The Raw
9. Secret Shore
10. Black Art (Black & White Remix)
11. Talking To The Beast (Soundscapes Remix)

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Paradox Obscur
Paradox Obscur
B07D6T6XPJ
Dream for the Fall
Schonwald
B0196ZL33C
Sets & Lights
Xeno & Oaklander
B07B62QPHW
posted by kerkerian at 18:36 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする