2017年11月03日

Mei Ohara / Cold Blue Sphere(2017)

USのエレクトロSSW嬢による1stフルアルバム。

2013年の1stEP"Inverse Energy"から長らく待望されていたフルレンである…!結論からいうと期待に違わぬ出来で、GothicシーンとElectroシーンのニューヒロイン…即ちフィメこれのニューヒロインに相応しい才気煥発な1枚である…!

世界観やバイオリニストということからEmilie Autumnとの比較は避けて通れず、実際歌唱面やVictoriandustrialな面からはフォロワーであることは聴いて取れる…未だ下位互換の域は出ないが。しかしMei嬢の真骨頂はプレイ面よりも寧ろコンポーズ能力にあると見ていて、ネオクラシカルに寄るEmilie嬢とは対照的にElectro、Darkwaveを中心としたよりフリーフォームな音楽性が特徴。エレクトロの音遣い、リフは極めて多彩で曲調のバラエティ性も含めて飽きの来ない、正に百花繚乱な様相だ。

歌唱面やバイオリンプレイに伸びしろが未だ多い点もまた、Mei嬢の魅力。現時点ではアルバムオブザイヤーに推すには早計だが次作あたりで本格開花予想。

【Favorite Number】Systems / Leave Me Be / Biophile / I Bring Revenge

Cold Blue SphereCold Blue Sphere
Mei Ohara

曲名リスト
1.Systems
2.Leave Me Be
3.To Nonexist
4.Biophile
5.Empty My Bones
6.Crypt
7.I Bring Revenge
8.Never Stay
9.The Illusionist
10.Tpyrc

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Uncovered 3
Unwoman
B01LQRH03U
Reincarnation
Hollow Mellow
B00TII9YW0
Dwntwn
Dwntwn
B00ID96IHY
posted by kerkerian at 01:17 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

SIN.SIN / Nobody’s Heroine(2017)

ベルギーのDark-Electroプロジェクトによる1stフルアルバム。

昨年の2枚のEPでAlfa-Matrixの次世代を担うと確信、待望していたSin.Sinのフルレンが登場です。といってもLovelorn DollsのVo、Kristel L.嬢によるソロプロジェクトなので新人という訳ではない…Helalyn FlowersのNoemi嬢をFeaturingしたりとAlfa-Matrixとズブズブもとい、人脈を活かしたラインナップで、この辺りAiboforcenPsy'aviahJunksistaでの客演を精力的におこなっていたKristel嬢のストレンスか。

じゃあ音楽的にも典型的なAlfa-Matirx印かというとそうでもなく、アナログ質感を最大限に押し出したElectro-Pop寄りのDarkwaveというのが最大の特徴。Lovelorn DollsのバンドアプローチをそのままElectroを下地とした楽曲に持ち込んだイメージで、あとは歌もの要素が強く無機的な歌唱の本体バンドとは比べ物にならない美メロと自由さ、中にはR&Bテイストすら感じる部分も。キャラの使い分けなんだろうが楽曲自体の完成度、力の入れようが違い過ぎるような。当然アルバムオブザイヤー候補に入ってきます。

【Favorite Number】Dress Machine / Wildwood / Happy 30 / Moving Sands



Nobody's HeroinNobody's Heroin
Sin.Sin

曲名リスト
1. These Pretty Things
2. Dress Machine
3. Blacklist (Feat. Noemi Aurora)
4. Silver & Gold
5. I Am So In Love
6. Wildwood
7. Lost In Lies
8. Happy 30
9. Mother
10. Moving Sands
11. Sunlight Boy
12. Moving Sands (The Breath Of Life Folk Remix)

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Chasing The Speed Of Light
Psy'aviah
B01M0COYWH
Lament
Lovelorn Dolls
B06XQ6PDZX
Frozen Star
Helalyn Flowers
B01758NEFC
posted by kerkerian at 01:54 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

00tz 00tz / Obscura(2017)

米EBMデュオによる5thアルバム。

名前が目立つ故、なんとなく毎作紹介してしまう00tz 00tz。インデックスの先頭に載るのを狙ってる系ネーミングじゃな…!前作"Poisoned Minds and Broken Hearts"の煌びやかさを維持しつつ、トランシーによるカウンターメロディが多少引っ込んで代わりに歌メロが台頭してきた感じは3rdの"Alter Eden"を髣髴とする。結果、音的にゴージャスさとポップネスを増しつつ、ダークロマンティカも継続という好いとこ取りな本作。

踊りどころだけでなく聴きどころも兼備で、特に過去にないミッドのSynthナンバー"Other Side Of The River"は、こんなにポップ曲も作れるのかという意外性と、キュウトに「普通に」歌い上げるKrysta嬢に驚きを隠せない新境地。結成から10年を迎え、なお成長曲線を描く00tz 00tz。ところで何て読んだらいいのか…ゼロゼロッツ(×2)で合ってるのか…?

【Favorite Number】Other Side Of The River / Eternity Everlasting



ObscuraObscura
00tz 00tz

曲名リスト
1. I (Intro)
2. Give up the Ghost
3. Ouroboros
4. Metamorphosis (Re-Morphed 2017)
5. Distort
6. Pure and Deadly (Kedavra Mix)
7. Other Side of the River
8. Eternity Everlasting
9. To Your Grave

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When We Fail
Alkemic Generator
B01MTOFXOK
Black
Blutengel
B06XQ6PDZX
Lunar Phases -Winter Solstice EP
Cindergarden
B01758NEFC
タグ:US EBM industrial
posted by kerkerian at 19:07 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

Me The Tiger / What Is Beautiful Never Dies(2017)

スウェーデンのElectroバンドによる3rdアルバム。

北欧のブルゾンちえみwith BことMe The Tigar。Vo&SynthのGabriella Åström嬢と、Synth&Guitar、Drumの男2人という編成で、分厚いSynthを鳴らしながらギターと生リズムによる重々しさと疾走感を実現。

楽曲的には"Saknaden"の王道Synth-Pop、"Hollow"のクラブ映えするEDM、"Hiraeth"の内省的なSynthtronicaなど、理想的なバランスを備えたポップアルバム。狭い小屋だけでなくスタジアムでもライブ映えしちゃうんじゃないかと思わせる普遍性と、大物に化ける予感を与える彼ら。多分に漏れず2017アルバムオブザイヤー候補…Synth-Pop勢が豊作過ぎて来年とか再来年に分散して欲しいとすら思える今日この頃。

【Favorite Number】Saknaden / Hollow / This Is Not Me



What Is Beautiful Never DiesWhat Is Beautiful Never Dies
Me The Tiger

曲名リスト
1.I Thought Sleep Would Do It
2.Saknaden
3.Hollow
4.Hiraeth
5.Meadow
6.Of What I Am
7.Kerosene
8.This Is Not Me
9.Your Empire
10.What Is Beautiful
11.You Must Die (Fortress Europe)

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Royal Blues
Dragonette
B01MTOFXOK
We Defy Oblivion
The Sweetest Condition
B06XQ6PDZX
Awake, My Sleeper
Vivien Glass
B01758NEFC
posted by kerkerian at 01:46 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

Vuur / In This Moment We Are Free(2017)

蘭Gothic-Metalバンドによる1stアルバム。

ソロ作品"Everything Is Changing"、"Drive"と大人のAlternative-RockでSSWとしての地歩を固めつつあったAnneke van Giersbergen嬢が、原点回帰ともいえるGothic-Metal界にご帰還あそばされた・・・The Gatheringではなく新バンドとして・・・!上述の2アルバムは結構個人的にお気に入りだったので複雑な気持ちもありましたが、アダルト・コンテンポラリー路線を志向している古巣に戻ってGothicに回帰するよりは納得感があります。Vuurの字面を見て文枝師匠が「ぶぅぅーァ」と椅子ごとひっくり返る画が浮かびましたが読み方はフーア(オランダ語のFire)。ReVampのギタリスト、Stream Of Passionのベーシストと正にダッチメタルのオールスター的ラインナップ…元バンドがどうなったかは聞かんでください…!

矢張りAnneke嬢のしっとりねっとりVoは重々しいミッド曲で映えるなあって印象ですが、メロウな旋律はソロ作の延長上にある趣。そして変拍子がデフォという技巧派集団が奏でるプログレ性がVuurの特徴。さらに各曲の副題に都市名があるように、コンセプチュアルなアルバムとなっている。ツアーを見据えた(どうやら東アジアは含まれていないが)戦略なんだろうか、このままご当地ソングメタルバンドとして世界巡業に乗り出すのか、オランダメタル界の人材の受け皿として、勢力図を再編する斡旋屋となるのか、寄せ集め故に単発で空中分解してしまうのか…色々興味は尽きないが純粋に良いアルバム。

【Favorite Number】Time – Rotterdam / Freedom – Rio / Your Glorious Light Will Shine – Helsinki / Reunite! – Paris



In This Moment We Are FreeIn This Moment We Are Free
Vuur

曲名リスト
1.My Champion – Berlin
2. Time – Rotterdam
3.The Martyr and the Saint – Beirut
4.The Fire – San Francisco
5.Freedom – Rio
6. Days Go By – London
7. Sail Away – Santiago
8. Valley of Diamonds – Mexico City
9.Your Glorious Light Will Shine – Helsinki
10.Save Me – Istanbul
11.Reunite! – Paris

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Vehicle Of Spirit
Nightwish
B01LXECE5D
Secrets of Nature
Coronatus
B076C9XZH1
Solace System
Epica
B072ZLVPSL
posted by kerkerian at 02:30 | Comment(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする