2018年06月13日

My Indigo / My Indigo(2018)

オランダのAlternative-Rockプロジェクトによる1stアルバム。

Within Temptationのボーカリストとして著名なSharon den Adel嬢...個人的にウィズインは2007年の"The Heart of Everything"が頂点だったと思っているので、ソロ活動開始は遅すぎたくらいの印象ではあります。自身と向き合った、内省的な作品というだけあり、Kate BushやFlorence and the Machineの影響を感じさせるオーガニックなIndie-Rockです。

Symphonic-Metalの制約とか世界的な名声とかに縛られない、伸びやかな歌声と自由な楽曲は心地よさを与え、かつPopに成り過ぎてもいないアダルト・コンテンポラリーな聴き応えを有する深いアルバム。改めてSharon嬢の歌唱は超一流で、天性のメロディメーカーだなと思わされる。全曲シングルカットできるようなクオリティで、同じようにソロ1stであるDolores O'Riordan(ex.The Cranberries R.I.P...)の"Are You Listening?"やAnneke van Giersbergen(ex.The Gathering)の"Everything Is Changing"に似た好印象を抱いています。そういえばどちらもアルバムオブザイヤーでしたが果たして...?

【Favorite Number】Crash and Burn / Out of the Darkness / Black Velvet Sun / Where Is My Love

My IndigoMy Indigo
My Indigo

曲名リスト
1.My Indigo
2.Crash and Burn
3.Out of the Darkness
4.Indian Summer
5.Black Velvet Sun
6.Where Is My Love
7.Someone Like You
8.Star Crossed Lovers
9.Lesson Learned
10.Safe and Sound

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Auri
Auri
B079B6KHP3
Over
Frequency Drift
B00DW0TGY6
No Roots
Alice Merton
B07BN6W5HF
posted by kerkerian at 01:01 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月11日

Soft As Snow / Deep Wave(2018)

ノルウェーのエレクトロ・デュオによる1stフルアルバム。

名は体を表す…正にタイトル通りのディープなDarkwaveだ。StereogumサイトがPurity Ringのシンセ・ビートとThe Knifeのエクスペリメンタル性を併せ持つ感じ、とベタな解りやすい例えで評している通りの音楽。個人的にはPurity Ringの清冽さは極表層的なところで、Gazelle Twin × The Knifeというのが本質的なところだろう...つまり2018年の変態エレクトロ枠ってことですな...!

とはいえ、もう少しエンタメ要素があるのがSoft As Snowで、アトモスフェリックなミニマルウェーブを下地に先の読めないプログレッシブな展開、そこにOda Egjar Starheim嬢が抑揚のない旋律を蠱惑的に、駄々を捏ねるようにさえずる。通常はこのロリロリしい声で若干のポップさを感じることができるものだが、彼らの場合は拉げた音像も相俟って逆に病的な狂気を演出する方に作用している。いやマジで『シャイニング』で双子の女の子が呟くシーンが頭をよぎる様な空恐ろしさ。中盤に2曲"X"、"Tropical Speed"というDrum'n Bassを交えた賑やかしいFuture-Popがあるのだがインストゥルメンタル。ドラムンなんぞに乗って歌う陽キャじゃないわと言わんばかりの徹底振り、嫌いじゃないけどこれが歌ものだったらアルバムの印象も少し救いがあるものになったのに...とか思ってしまう俺にはストイックさが足りないのかもしれない。

【Favorite Number】Snake / Be My Babe / Pink Rushes

Deep WaveDeep Wave
Soft As Snow

曲名リスト
1. Black Egg
2. Snake
3. Drip
4. Deep Wave
5. X
6. Tropical Speed
7. Be My Babe
8. Pink Rushes
9. Dry
10. XX
11. Sleep/Slip
12. Låssbyn
13. Mass

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Vive La Void
Vive La Void
B07B5WB6XN
Of Matter and Spirit
Aïsha Devi
B079B5KHS7
Poemss
Poemss
B00HNR40E0
posted by kerkerian at 23:40 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

陰陽座 / 覇道明王(2018)

日妖怪へヴィメタルバンドによる14thアルバム。

前作"迦陵頻伽"で、12年ぶり二度目のアルバムオブザイヤーを獲得した陰陽座(1回目は2004年の5th"夢幻泡影")。20年近いキャリア、200曲近いオリジナル作を誇りながらも枯れない滾りに最早驚嘆を通り越してドン引きである・・・!そして今回もまた、新たなる傑作が産み落とされてしまったと思わせる出来。ないわー(嬉)

ピアノで始まる「覇王」は"鬼子母神"や"迦陵頻伽"で見られる近年の開幕パターン。序盤ブルータルかと思わせておいて実は黒猫の美麗メロディアス・メタルというのも彼らならでは。この曲にしろ「以津真天」「隷」などへヴィな中で和音階フレーズが多用される辺り初期作を彷彿させるのが本作の特徴か。それもあってか久々に妖怪へヴィメタル風味を多く感じられる内容。お祭り曲や長尺曲などのお約束を廃しつつ、珍しくベースソロを聴かせたりもしつつ、忍法帖シリーズやラストの雷舞曲はしっかり踏襲。マンネリを打破しながらもストイックにメタルを希求し続ける、長年の式神もニッコリの出来。僥倖・・・!

【Favorite Number】覇王 / 以津真天 / 桜花忍法帖 / 隷

覇道明王覇道明王
陰陽座

曲名リスト
1. 覇王
2. 覇邪の封印
3. 以津真天
4. 桜花忍法帖
5. 隷
6. 腐蝕の王
7. 一本蹈鞴
8. 飯綱落とし
9. 鉄鼠の黶
10. 無礼講

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Mardelas III
Mardelas
B07B4ZT1YQ
Revenant
Mary's Blood
B079B5KHS7
HELIX
BRIDEAR
B079V92QQP
posted by kerkerian at 04:37 | Comment(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

Geneviève Pasquier / Live Two(2018)

独Electro-SSWによるライブアルバム。

アルバムオブザイヤー2017に輝いた"Louche Effect"。半年足らずのリリースに、うそっ...Geneviève Pasquierの新作、早すぎ...?と口を押さえたのですがLive盤でした。調べたら7年前に"Live One"があったんですね。突っ込みどころが満載なので、ひとつひとつ丁寧に拾ってゆきましょう。

●すごく昔の音源
2004年、2006年、2010年のライブ音源を収録。前作でのExperimentalなアトモスフェリアはとはかなり異なり、Geneviève嬢のMinimal-TechnoやPost-Industiralのルーツが表現されている、と公式には書いてある。今更なタイミングでの暗黒エレクトロ回顧...これはフィメこれへのアピに違いない...!
●同名異曲?
7トラック目と10トラック目に"I Love You"という曲があるのですが、まるで違う。一応1stに収録のオリジナルに近いのは前者だが...Voが初々しい前者と、あばずr...妖艶さが増した後者という違いに気づいてしまったことはショナイにしておいてください。とりま、2回もアイラブユーを入れる辺り....これはフィメこれへのラブコールに違いない...!
●ジャケット詐欺
昔のライブ音源と言う事で、ジャケットは当時の可憐で妖艶なGeneviève嬢。当然今は見る影もない訳だがそれは時間の流れであって詐欺ではない。私がクレームを付けたいのは、女性が歌っているジャケでありながら歌ものトラックが殆ど無いことだ...これはフィメこれへのヘイトに違いない...!

という訳で、全体としてエレクトロのライブ盤の宿命ですがプログラミングや同期が多くを占めるため「ライブ感」が無いのが残念だなあと。歌パートが少ないのも生もの感を殺いでいるし、時折入るオーディエンスの声すらサンプリング音かなと訝ってしまうのも弊害か。とりま前作路線での新作、期待してます。あと願わくばビジュ面のアンチエイジングも達成してくれると嬉しみ。

Live TwoLive Two
Geneviève Pasquier

曲名リスト
1. Sad Theremin (Live)
2. Drip 'N' Glisten (Live)
3. Tu Es Le Star (Live)
4. 8 P.M. Daily News (Live)
5. Existance (Live)
6. I Am Not Yours (Live)
7. I Love You (Live)
8. Synthetic Heaven (Live)
9. Catwalk (Live)
10. I Love You (Live)
11. L'apparence C'est Tout (Live)
12. Soap Bubble Factory (Live)
13. Remember (Live)
14. Elements (Live)

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Turn It on
Proyecto Mirage
B00184RPY6
LIGHTFLARE
PSY'AVIAH
B077XD2HFF
The Witch King
The Synthetic Dream Foundation
B007INREN8

posted by kerkerian at 01:26 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月01日

Omit / Medusa Truth Part 2(2018)

ノルウェーのProg-Metalバンドによる3rdアルバム。

60分強で3曲...やべーやつに手を出してしまった...過去に紹介したプログレもので長尺曲は珍しくないが、ここまで極端なやつは初めてだ。加えて曲調がフューネラル・ドゥームメタルである。ひたすらにスローなテンポの中で最低限の音数で奏でられる音楽は、ポップ(広義の)のヴァース・コーラス・ヴァース構成に慣れた耳にはカタルシス不足ではありますが、クラシックを聴くような感覚で挑むと良いかもしれません。バンド名だからといってオミットしてしまうのは勿体ない...それにしても、シンプルに自虐的な名前だ...!

決して単調で退屈という訳では無くメロや展開にリピートやリフレインの概念がないため、各フェーズは交響曲などでいうところの「楽章」と捉えたほうが近い。メインテーマが無い分、形として印象に残るフレーズはありませんが清らかになれる気がします。解脱必至、何ならクラシック感覚で入眠しても良いんじゃないでしょうか。因みに本作はPt.2と銘打っている通り4年前にPt.1が出ておりこちらは40分強で3曲、大体同じ音楽性なので歌詞が読めるリスナーは本作と合わせてメデューサの真実を味わうのも良き。聴き終わった後には石化していることでだろう...!

Medusa Truth Pt. 2Medusa Truth Pt. 2
Omit

曲名リスト
1.Passage
2.Veil of Isis
3.Medusa Truth

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De Glemte Tider
Skumring
B017UT28QM
Drudging the Mire
Murkrat
B0058O9VCG
Clouds Are Burning
Faal
B007INREN8

posted by kerkerian at 00:21 | Comment(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする