2019年05月06日

The Cranberries / In The End(2019)

アイルランドのAlternativeレジェンダリィによる8thにしてラストアルバム。

1989年に幕を開け2019年に幕を閉じた平成時代。活休を挟んでいるものの、奇しくもほぼ同一期間を駆け抜けたバンドがこのThe Cranberries。1989年に結成された彼らはこの最新作リリースの2019年4月26日をもってクランベリーズ時代に終止符を打つのである...その要因が不世出のボーカリストDolores O'Riordanの死去である故に、本作の感想も感傷的にならざるを得ない。2018年のドロレス嬢急逝の報に接し、D.A.R.K.が最後の声になるのかなと思っていただけに、6th"Roses"に続くフル新作11曲分も命が吹き込まれていたことに驚きと感謝の念を禁じ得ない。

一時代を築く、と言いますがThe Cranberriesの場合はフォロワー不在のまま過ぎた30年間だったなあと本作を聴いて改めて感じる。唯一無二ゆえシーンの象徴的存在では無かったが"Dreams"や"Zombie"には90年代の風景を連れてくる、時代を象徴する引力があったように思います。そして本作...相変わらず滋味なアルバムですが同じように将来、"All Over Now"や"Got It"を聴いてこの10'sの終わりを思い出すのだろう。神々しい歌声を携えたまま本当に神になったのだな...ありがとうクランベリーズ、おやすみなさいクランベリーズ。

【Favorite Number】All Over Now / Wake Me When It's Over / Got It / In The End

In the EndIn the End
The Cranberries

曲名リスト
1.All Over Now
2.Lost
3.Wake Me When It’s Over
4.A Place I Know
5.Catch Me If You Can
6.Got It
7.Illusion
8.Crazy Heart
9.Summer Song
10.The Pressure
11.In the End

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Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We?
The Cranberries
Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We?
No Need To Argue
The Cranberries
No Need To Argue
To The Faithful Departed
The Cranberries
We Are Science
posted by kerkerian at 17:55 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月05日

Witches Of London / Comeden Gothic(2019)

UKGothic-Rockバンドによる1stアルバム。

Post-PunkやNew-WaveをルーツとするGothic-Rockは80'sをピークに低空飛行を続け、10's終わりに差し掛かってなお一向に浮かび上がる気配がない...他の感想でも再三そう嘆いておりますが、不人気の要因は「@曲調が暗くて単調、非キャッチー」「A音が薄く現代的でない」「Bビジュアルが貧相」の3点に集約できるのではないか。そこへ来てこのWitches Of Londonの"Comeden Gothic"出自と世界観をスパっと言い切るタイトリング、悪くない...!そして上記3点のGothic-Metalが抱える構造的問題をもスパっと解決している大注目バンドだ。

まず曲調は、性急な8ビート一辺倒になりがちなジャンルに於いてGoth-Metal的な重いミッド曲、Electroを適度に塗ぶしたSynth/Darkwave調、禍々しいMedievalトラッドなどバラエティが豊富。しかも素晴らしくキャッチーだ。これで@とAの問題を一挙解決、それでいて根っこの怪しさ妖しさ後ろ暗さを保っているため紛れも無くGothic-Rockマナーに則った王道を奏でているのだから恐れ入る。そして最大の懸念事項Bは、全員解り易く黒で統一されたゾロリとした衣装...、今時珍しいベタなGothっ子なのですが何よりAlyx嬢の悪戯魔女っ子振りが太もも補正も込みであざと萌え。Keyの女性メンが敢えてのアニマル覆面というのもポイント高。遂に不人気ジャンルに現れた救世主...XX年振りXX回目って感じですが邪悪なセカオワ、雌版マンウィズ的ルックスで意外と日本で受けたり...?

【Favorite Number】Witchdance / Autumn Is Here

Camden GothicCamden Gothic
Witches of London

曲名リスト
1. Manifesto
2. Welcome to the Night
3. Witchdance
4. Summon the Black Light
5. Hollywound
6. March in the Dark
7. White Rabbit
8. Autumn Is Here
9. Stars
10. La nuit noir

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Verdades
The Eden House
Verdades
The Fall
Se Delan
The Fall
Better Man
Birdeatsbaby
Better Man
タグ:UK Gothic Rock
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2019年03月27日

Poppin' Party / Poppin' On!(2019)

日ガールズバンドによる1stアルバム。

Roseliaの項で述べたとおり「キャラクターとリアルがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト」Bang Dream!の主役バンド。既に活動は5年目で、11枚のシングル+αを網羅した実質ベストアルバム。2次元ガールズバンドものでは"放課後ティータイムU"、"Keep The Beats!"と並ぶ伝説盤となることが、最初から決まっておるのです...!

時系列に並べられた楽曲はキャストの演奏前提で作られたため、詞と曲のクオリティがどんどん上がっているのが解る...リアルバンドでは当たり前のことなれど、演奏者とは違う作家陣が意図的に、計画的に成長曲線を創り出していることがバンドリプロジェクトを特異たらしめている。『Yes! BanG_Dream!』から『ガールズコード』までを聴くと、どんどん詞の語彙が増えアンサンブルが複雑化し、歌に乗る感情も様々な顔を見せるようになってゆくことが一聴瞭然。これがキャラクターとキャストの成長とそのままリンクしているのが正に本プロジェクトの真骨頂であり私が推さずには居られない理由の全てと言って良い...!欲を言えば本作はA面曲中心であるため、エモ四天王と個人的に思っている『1000回潤んだ空』『キミにもらったもの』『Light Delight』『切ないSandgrass』が含まれていないのが痛い。このうち1曲でもあれば最強の感極まりアルバムとなっていたはず...!

ともあれ、2D的にはENOZや放ティー、ガルデモの系譜だが、3D的な存在感はSCANDALやSILENT SIRENの後継者の目も出てきたポピパ。メットライフドゥームでのサイサイ対バンは必見だ。

【Favorite Number】STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜 / ティアドロップス / 夢見るSunflower / Time Lapse / 八月のif

Poppin' On!Poppin' On!
Poppin' Party

曲名リスト
DISC:1
1. Yes! BanG_Dream!
2. STAR BEAT!~ホシノコドウ~
3. 走り始めたばかりのキミに
4. ティアドロップス
5. ときめきエクスペリエンス!
6. キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~
7. 私の心はチョココロネ
8. 前へススメ!
9. 夢みるSunflower
10. ティアドロップス ~Popipa Acoustic Ver.~
11. 走り始めたばかりのキミに ~Popipa Acoustic Ver.~
DISC:2
1. Time Lapse
2. 八月のif
3. クリスマスのうた
4. B.O.F
5. CiRCLING
6. 二重の虹
7. 最高!
8. ガールズコード
9. Yes! BanG_Dream! ~Popipa Acoustic Ver.~
10. 夏空 SUN! SUN! SEVEN! ~Popipa Acoustic Ver.~
11. STAR BEAT!~ホシノコドウ~ ~Popipa Acoustic Ver.~

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バンドリ! ガールズバンドパーティ!カバーコレクションVol.2
Into the All
31313
SILENT SIREN
31313
HONEY
SCANDAL
HONEY
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2019年03月06日

Orion Dust / Legacy(2018)

仏Progressive-Rockバンドによる2ndアルバム。

Dust In Mindの"Oblibion"とは関係ないし、況やオブリヴィオン・ダストをや。プログレ大国フランスの新星Orion Dustは女性3人男性3人のユニークな編成。ライブ動画を見るとドラムは男だったのですがLea嬢を迎えた新体制になった模様...ドラムを囲うアクリル板は遮音用とは解っていても、何か心の壁というかメンバーチェンジの伏線となる闇を感じてしまったり。

さてこの作品、長尺でのドラマティック展開良し、トラッドを打ち出した緩急良し、ヘヴィなアンサンブル良しと非の打ち所がない正統Progressive-Rock。中でもVoのCecile嬢はプログレにおいて陥りがちなお飾りになる事無く、メロウに歌い上げたりリーディングで物語を紡いだりウィスパリング声でラップしたりとバンドのアートロックな佇まいに一層華を添える絶大な存在感。アー写で1人だけ飛び抜けて小さいのもヒロイン感があって萌えポイント◎。プログレ=無骨な技術屋集団という概念を覆す総合力の高いバンドだ。

【Favorite Number】The Stream / Mireio

LegacyLegacy
Orion Dust

曲名リスト
1. Norroway Song
2. The Stream
3. Unrising Sun
4. Mireio
5. The Awakening
6. Prelude
7. CXXVI
8. Snegourotchka

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Ioearth
Ioearth
Into the All
Awakening
The Reasoning
Awakening
Silence Between Sounds
Karmamoi
Silence Between Sounds
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2019年03月05日

Indarra / Walk On Fire(2018)

加Alternativeプロジェクトの1stアルバム。

カナダ・トロントの知る人ぞ知るRhea's Obsessionというバンド...2001年のリリースを最後に音沙汰ないのですが、そのボーカリストにしてマルチ・インストゥルメンタリストSue Hutton嬢によるサイドプロジェクトがこのIndarra。本体バンドと同様にカテゴライズが難しい何ともいえない系音楽だが、ワールド・ミュージック系オルタナといったところだろうか。Rhea'sからプログレやシューゲイズ要素を抜きよりオーガニック、アンビエント色を押し出したイメージ。

ワールド・ミュージックと言うと矢鱈とアジア的だったり、はたまたケルティックだったり特定地域の空気感が出るのが常ですが、Indarraは本当に無国籍的。メインストリームから隔絶していながら、どこにも属さない雰囲気が興味深い。恐らくSue嬢自身が奏でているであろうギター始め各種の弦楽、各種のパーカッションが入り乱れ、Trip-Hopの浮遊感も相俟ってどこか現実感の無い、本質的にファンタジックでアーティスティックな作品だ。額縁に入れて飾りたいような音楽。

【Favorite Number】Colour Of The Rising Sun / Walk On Fire / Melody Of The North Winds

Walk on FireWalk on Fire
Indarra

曲名リスト
1. Illuminate
2. Colour Of The Rising Sun
3. Falling Into You
4. Two Seperate Worlds
5. Roots Of Innis
6. An Innis Aigh
7. Walk On Fire
8. Melody Of The North Winds
9. Eternal Dreamer
10. To Make Change
11. Rise
12. Turn The Light Within

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Re:Initiation
Rhea'S Obsession
Baroque Equinox
Cold
Lycia
Cold
Utopia
Theodor Bastard
Utopia

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2018年12月16日

Emma Ruth Rundle / On Dark Horses(2018)

USのSSWによる3rdアルバム。

The Nocturnes、Red Sparowes、Marriagesのボーカリスト/ギタリストとしてAlternative界において知る人ぞ知る存在のEmma Ruth Rundle嬢。それぞれの活動でPost-Rock的な音楽性を標榜していたが、ソロの作風もその延長上にあると見ていい。但しより深化し、アートロックの態で世界観もパーソナルな面を大きくクローズアップしているのが特徴、まあソロらしいソロっすわ。

ソロ3作目を数える本作は、Experimental性は薄いもののドゥーミーで鬱くしくも美しい、10'sに蘇るシューゲイズといった印象。全てスロー曲にも関わらず終始張りつめた緊張感が流れており、とりわけギターの音作りの隙のなさ...適度な分厚さと濃さで音空間を彩るさまは流石本職といったところか。Colouring Rainbowsと並ぶ、ギターオブザイヤー2018候補である...!

【Favorite Number】Fever Dreams / Darkhorse

On Dark HorsesOn Dark Horses
Emma Ruth Rundle

曲名リスト
1.Fever Dreams
2.Control
3.Darkhorse
4.Races
5.Dead Set Eyes
6.Light Song
7.Apathy on the Indiana Border
8.You Don't Have to Cry

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Salome
Marriages
Salome
A Year of Spring
The Nocturnes
B07DPF47LV
Live at Roadburn 2012
Chelsea Wolfe
B07B64T365
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2018年12月10日

Princess Chelsea / The Loneliest Girl(2018)

ニュージーランドのSSWによる3rdアルバム。

絵に描いたようなメルヘンチックなジャケ、姫を名乗っちゃってる事からも察せられる通り、フェアリーテイリングなIndie-Popを鳴らすChelsea Nikkel嬢。キャッチーなメロと共にピアノやストリングスを交えたハッピー感溢れるポップミュージック...一聴するとそんな印象なんだけど、どこか仄かな狂気を帯びている気がしてならない。リヴァーヴの深い多層的なコーラスワークや不穏なコード進行...ダークファンタジー感はSchneewittchenを、キャバレーポップ感はFiona Appleみを想起してならない。

ただこの闇印象がChelsea姫の狙いなのか、或いはダークミュージックに冒され過ぎて白いものも黒く見えてしまう私の気のせいなのかが今ひとつ判別が付かない。深読みさせてしまうような深みがある音楽であることは確かなのだが...それにしても今どき歌パートがフェイドアウトして終わる曲が多いのも気がかりで、コード進行の件もだが「解決しない」要素が多いのだ。あと今気がついたがジャケのChelsea姫、目が紅くビーストモード化しておる...やはり闇堕ちしておったか...!

【Favorite Number】The Pretty Ones / Wasting Time

The Loneliest GirlThe Loneliest Girl
Princess Chelsea

曲名リスト
1.The Deer with the Golden Lights
2. Good Enough
3. The Pretty Ones
4. I Love My Boyfriend
5. Wasting Time
6. The Loneliest Girl
7. I Miss My Man
8. It’s Nothing
9. Respect the Labourers
10. Cigarette
11. Growing Older
12. All I Need to Do

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Ribbed Music for the Numb Generation
Sohodolls
Black Light
Strange Pleasures
Still Corners
B07DPF47LV
Country Falls
Husky Rescue
B07B64T365
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2018年12月09日

Scarlet Dorn / Lack of Light(2018)

ドイツのAlternative-Rockシンガーによる1stアルバム。

冒頭のクラシカルなピアノの旋律に荘厳な8分の6ビート、数秒でこれはMuseフォロワーや!と喜びの舞。10数年Female-Voものブログをやっていますが、未だMuseは私の中でナンバーワンは揺るぎないのです。その影響下にあるアーティストはすべからくLOVEなんですが、ここまで全開なのは余りない...因みに1曲限定ですが、まんま"New Born"のパク...オマージュを収録した作品がござった。

Scarlet嬢は低音イケボ8割の中性的な歌唱スタイルでダークな世界観にベストフィット。ピアノ・ギター・ドラムを従えたバンド編成ではあるものの、バンドサウンド感<エレクトロ要素となっていることで単純なFemale版Museになることを回避している。この塩梅が素晴らしいオリジナリティを放つ。全曲ミッド〜スローテンポに統一されていることから00's以降のGothic(Metalほど重々しくない)の影響が大きい。とりわけ" Don't Know, I Don't Care"のカタルシスはEvanescenceの3rdを思わせる会心曲。そしてラスト曲"In Another Life"は最後の30秒で初めて高キーでの朗々とした歌唱を披露し、ポテンシャルを垣間見せたところでアルバムが終わる何とも心憎い構成。ルックスも暗黒王女感溢れるScarlet Dorn...マジで推せる...!

【Favorite Number】Heavy Beauty / I Don't Know, I Don't Care / In Another Life

Lack of LightLack of Light
Scarlet Dorn

曲名リスト
1. Heavy Beauty
2. Hell Hath No Fury Like A Woman Scorned
3. I'm Armageddon
4. Hold On To Me
5. Rain
6. Kill Bitterness With Love
7. Snow Black
8. I Don't Know, I Don't Care
9. Cinderella
10. I Love The Way You Say My Name (feat. Chris Harms)
11. Frozen Fire
12. In Another Life

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Evil Never Dies
Lesbian Bed Death
Black Light
Genesis
Cecile Monique
B07DPF47LV
An Intense Feeling of Affection
Lovelorn Dolls
B07B64T365
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2018年11月24日

Colouring Rainbows / Moments(2018)

独Alternativeプロジェクトによる3rdフルアルバム。

Colouring Rainbowsこと、Jessica Müller嬢によるソロプロジェクト。2010年以来精力的に活動しEPとサウンドトラックも含めるとリリースは10数枚にものぼる。デビュー当初から一貫してオーガニックでインプロヴィゼーション溢れるPost-Rockを標榜する彼女。一聴すると爽やかなPop-Rockと思わせておいてギターノイズやデスボをぶっ込んでくる一筋縄ではいかないArt-Rockの態。ただ作を重ねる毎にProgressive要素は減り、Jessica嬢の多層的なコーラスワークや瑞々しいピアノとクリーントーンギターによるアルペジオが上品なEthereal/Dream-Pop感を与える。

一方で変拍子や薄っすらと歪むバッキングは只ならぬダークなアトモスフェリアを放ち、"Messenger"などではスクリーミングも健在だったりしてトータルとしては闇属性な作風に変わりない。矢張り根っこはギタープレイヤーなのかな。"Somewhere between spheric vocals, ambient soundscapes and modern metal."とは正に的確な自己分析である。

【Favorite Number】Coordinates / Little one / Droplets

MomentsMoments
Colouring Rainbows

曲名リスト
1.Progression
2.Coordinates
3.Theorem
4.Little One
5.Blur
6.Damp Feet
7.The Day Can Only Ever Be So Serene
8.Feel Good Today
9.Messenger
10.Droplets
11.Stay
12.There Is A Time And Place For Everything

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True Devotion
Bedless Bones
True Devotion
Evaporate
Midas Fall
B07DPF47LV
Skewed
Cercueil
B07B64T365
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2018年11月21日

Kælan Mikla / Mánadans(2018)

アイスランドのAlternativeバンドによる2ndアルバム。

先入観っていけませんね。冒頭"Lítil Dýr"のスモーキーなフォークトロニカに、BjorkWorm Is GreenEmiliana Torriniらに続くアイスランドの良質エレクトロが出てきたなと思った訳です。ところが2分15秒あたりからフリーキーなベースが入ってきてドラムビートが重なり、子供が駄々を捏ねるようなシャウトが撒き散らされる。ボヘミアン・ラプソディかパラノイド・アンドロイドかっつう超展開曲だ。

"Synth-Punk"を標榜するKælan MiklaはSynth、Bass、Vocalで構成されるガールストリオで、一定のコード進行でLaufey嬢がアパッチのようにヨホホホー!と嘶いたり喚き散らしたりする。アイスランド語で何言ってるか解らないのがまたポイント高(英語だとしても解んないけど)。フィメこれでは無かったタイプの変態性で野沢直子の伝説盤『生理でポン』を彷彿とする。しかしメロディアスパートやポエトリーリーディングも存在し、そこだけ抜き取るとポストグランジ的匂いでスタイリッシュ。それだけにブチ切れタイミングが不意に訪れるとビクッとなる。精神的混沌を描いたという解り易い躁鬱アルバム、確かにこれはガールズバンドならではのヒステリアなのやも知れぬ。Synthが紡ぐサウンドコラージュも何気に凝っておりレベルは高い。新感覚Darkwaveとも言える逸品だ。

【Favorite Number】Næturdætur / Mánadans

MánadansMánadans
Kælan Mikla

曲名リスト
1.Lítil Dýr
2.Næturdætur
3.Mánadans
4.Umskiptingur
5.Yndisdráttur
6.Ekkert Nema Ég
7.Ástarljóð
8.Ætli Það Sé Óhollt Að Láta Sig Dreyma
9.Reykjavik Til Stadar
10.Kalt(Demo)

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To The Core
Zanias
Moonbathers
Without a Sign
Sixth June
B07DPF47LV
生理でポン
野沢直子
B07B64T365
posted by kerkerian at 02:54 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする