2017年01月16日

Fetal Zombie / Stand Up(2016)

USのAlternative-Metalバンドによる3rdアルバム。

ジャケの女闘士からブルータルな音楽を想像したが、存外にオルタナ寄りでBobbi嬢のVoはイケボとチャームボイスの切り替えが冴えわたる王道のAlternative-Metalでした。ギターが何気にエグく"Outrage"に代表されるスラッシーなBlack-Metalノリもありつつメロは嫋やかさを湛えている…これは良盤の匂いがするぜ、その予感は5曲目までしか続かなかった…!

6曲目から先が全て男性Voなのである…さらに音楽性も一気にブレ始めDef Lepardみたいなアメリカン・ハードロック、Rod Stewartみたいなムーディーなやつ、Misfitsみたいなハードコア…違うアーティスト、違うアルバムなのではと何度もプレイリストを確かめる。Fetal ZombieのVoとしてクレジットされているのはBobbi嬢のみだが、どうやら彼らは様々な男性ゲストVoを迎えるスタイルのようで、調べると1stから曲毎にfeaturingが記載されている。ようやく15曲目にして女性Voに戻ったがFemale率が全体の3分の1とは…序盤の期待値が相当高かっただけに失望が大きい。「胎児ゾンビ」というよりゾンビ退治したくなるクソアルオブザイヤー2016の決定版。

【Favorite Number】Warrior / Outrage / Passing You



Power to VictimsStand Up
Fetal Zombie

曲名リスト
01. Warrior
02. Outrage
03. But It Is
04. Passing You
05. Change the World
06. How Many Tears
09. Memories of Me
10. Another Rainy Night
11. Stand Up
12. Takin
13. Traction
14. Eye
15. Blood to Call My Own Reprise

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Who You Selling For
The Pretty Reckless
B01K24FFJE
Rebuild
Letter Black
B00E21DCR6
Embrace Eternity
Infected Rain
B00U2DWAX0
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2017年01月15日

The Dark Side of Venus / Power to Victims(2016)

イタリアのAlternative-Rockバンドによる1stアルバム。

リードトラックの"I Don't Give a Damn"を聴いた印象では、初期Skunk Anansieにクサメロ(殆どダサメロ)を加えたポップなヘヴィロックといった態。ラップはSpice Girlsのアレを髣髴とする感じで、まあ90'sに生きてる「いなたい感じ」だなあと。ところがアルバム曲を聴き進めると泥臭さとポップネスが丁度よく融合しており、かつインテリジェンスに溢れていることが解る。当初感じたキッズ向け音楽ではなかったようだ…!さらに熟成されたらDie Happyみたいになりそうである。

アイドル的佇まいのFrancesca嬢によるVoはキュートながら力強さも兼ねるが、もう一人の看板Licia嬢のKeyが幅広い音楽性を演出しておりパートの文字通りカギを握る存在とみた。ロック曲ではSynthで彩り、後半ではピアノで楽曲をGothic-Cabaret的な世界観に染め上げている。キャッチーネスに定評があるイタリア産Alternetiveの新星…日本で受けそうな気配が…!

【Favorite Number】Everything Feels Fake / Dance Till The End Of The World



Power to VictimsPower to Victims
The Dark Side of Venus

曲名リスト
1. Distance
2. Everything Feels Fake
3. I Don't Give A Damn
4. I'm Never Alone
5. Never Forget
6. Sadistic Pervert
7. Meant To Cross The Line
8. Heal Me
9. Dance Till The End Of The World
10. Aurora Del Sud
11. He Walks Around
12. Slowly
13. I Adore Your Blood
14. In Flames
15. Oh Claire!
16. The Enemy Inside

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EVERLOVE
DIE HAPPY
B00I3S388W
Life Screams
Lacey Sturm
B0183W1OZQ
Hits and Misses 2006-2012
The Freza
B00U2DWAX0
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2017年01月04日

Se Delan / Drifter(2016)

UKオルタナティヴ・ロックデュオによる2ndアルバム。

地味な存在から一向にブレイクスルーの気配を見せないGoth-Rock、90's〜00'sの局所的ブームでサブカル止まりのDream-Pop(シューゲイズ)。この2ジャンルに於ける閉塞感を一気に打破するかもしれないそんなデュオがSe Delanである…!

空間系と歪み系の巧みなコンビネーションでShoegazeとはまた異なる様相の壁を創りしかも抜けが良いギター、妖艶でありながら荘厳過ぎない、でも時折病的と絶妙な歌唱を聴かせる女性Vo(ベリンダ嬢という名前もまた運命的な気がしなくもない)。地味は地味なんだけど、Belinda嬢の美貌も相俟って、マイナージャンルでのスター性のようなものをSe Delanに感じてしまう。不思議な引力を持つ作品だ…!

【Favorite Number】Ruined By Them / Blue Bird / In Obsura



DrifterDrifter
Se Delan

曲名リスト
1. Going Home
2. Ruined by Them
3. Blue Bird
4. All I Am
5. In Obscura
6. Blueprint
7. Shadowbox(ers)
8. Gently Bow Out
9. She's Wild
10. Fear No Ghosts

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Salome
Marriages
B00U25DDHA
Marked For Death
Emma Ruth Rundle
B01KOCXNT8
Navigator
Her Name Is Calla
B00JEFIZPY
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2016年12月20日

Birdeatsbaby / Tanta Furia(2016)

UKのDark-Cabaretバンドによる4thアルバム。

久し振りのジャンルである…ミュージカル化が進んだDiablo Swing Orchestra、王道ホラーポップに舵を切ったZeitgeist Zeroの後釜、暗黒Avantgarde-Rockが遂に登場…というか7年前くらいから活動しているようなので知らなかっただけなんですが。前述の2バンドのようなVoのchubby感もなく、やはりRockにおいて脂質はマイナスポインツでしかないよなあと改めて思う訳です。

ビート感やホーンセクションなどの装飾に頼らず、楽曲自体の妖しさと空気感がBirdeatsbabyの持ち味。過去にMuseの"Musle Musium"をカバーしているように、ロックバンドのフォーマットで構成展開で過剰なスケールを演出するタイプの模様。とりわけフロント嬢の二人、Vo&ピアノのMishkin嬢とバイオリン/チェロのHana嬢が音楽的にもキーウーマンになっている。Gothic-Rockのみならず、Neo-Classical、Jazzテイストなども押さえており極めて完成度が高い。それでいてジャケのビザール感など悪趣味さを漂わせているのも良い。アヴァンはB級の装いで演奏S級、精神性は変態。でなくってはな…!

【Favorite Number】Part of Me / Scars / Deathbed Confession / Elliot



Tanta FuriaTanta Furia
Birdeatsbaby

曲名リスト
01. In Spite of You
02. Part of Me
03. Scars
04. Deathbed Confession
05. Temple
06. Elliot
07. Spit
08. Mary
09. Bones of God
10. Tanta Furia
11. Eulogy

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Conical Monocle
Pretty Balanced
B0015XHZCW
Separated By Birth
Vermillion Lies
B00545KNP8
Somewhere Under the Rainbow
The Jane Austen Argument
B01N1MUEYS
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2016年12月11日

Grajo / Grajo(2016)

スペインのストーナー/スラッジバンドによる1stアルバム。

グラ女、いやスペインだからぐらほーって読むのかな。いずれにしても初のJ2降格を経験したグランパスサポーターとしては心抉られるバンド名じゃのう。いつの日かまた笑って、グラ女の皆さんと勝利後のぐらほーを交わしたいもんじゃて…twitter上でな…!

失意の余り関係ない話しましたが、先のSubRosaとは対照的に基本4ピースによる展開とアンサンブルで勝負するタイプのGrajo。Liz嬢のVoは凛としてブルージーささえ漂う正統派で、ともすれば変態性を売りにするジャンルにおいて逆に異端な印象すら。それ以外では特筆すべきところの無いバンドだけど…ギター氏の担当にGuitars/Thereminとあったがそれらしきパートはこのアルバム内では確認できなかった。テルミン推しすると一気にアナログスペイシーなプログレ感が増すので次は期待したいなと。

【Favorite Number】Golden Cemetery (Betrayal)



For This We Fought The Battle Of AgesFor This We Fought The Battle Of Ages
SubRosa

曲名リスト
1. I Am The Sea
2. Golden Cemetery (Betrayal)
3. Magic Eye
4. The Devil Rides Out
5. Imperium
6. Feeding Our Demons

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Blood Moon Rise
Jex Thoth
B00CI49AW0
South of Salem
Witch Mountain
B006GSRFHQ
The Oath
The Oath
B00I3X44G2
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2016年11月22日

MISLIAR / 繚乱の華々と浮遊するファルファーラ(2016)

シンフォロック・サークルによる2ndEP。

M3-2016秋シリーズ4話目はAsriel活動終了後、KOKOMI嬢のソロプロジェクトとして立ち上がったMISLIAR。超本格派のメジャーバンドとなったUROBOROSと比較すると、こちらが音楽的にはAsrielの後継と言える。前作『愛反する嘘と真夜中のサアカス』では流麗なシンフォロック(メタル風)、ジャズポップス的小曲と実に同人らしい作風だなあと。

そこへ来て本作の冒頭曲、何陽座の何忍法帖...?みたいな和旋律や和テイストの音を前面に出した作風に面食らう。Asrielが東方カバーしたらこんな感じなのかも、と思うもこれは言わば出落ちで、全体的には前回同様質の高いポップで纏まっている模様…というか大人しい。差別化という意味でも、ジャパネスク路線に振り切ってみるのは案外アリかもと思ったり…まあそちら方面でも和楽器バンドとか豚乙女とか競合は存在しますが、KOKOMI嬢そのものがMISLIAR最大の武器であり個性。3rd以降では世界観と共に一線を画した音楽性を確立して欲しいな...と願って。



【Favorite Number】 繚乱のファルファーラ / 曖昧な My Girl / チェックメイトナイト

NOTH繚乱の華々と浮遊するファルファーラ
MISLIAR

曲名リスト
1.繚乱のファルファーラ
2.DOLLEST
3.曖昧な My Girl
4.チェックメイトナイト
5.Never ”I”
6.プルメリア

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天巡メルクマール
少女病
B01E7OT8LQ
ABCAS CHRONICLE
ABSOLUTE CASTAWAY
B01JHPDZ14
PSYMPHONY
七幻シュトラーセ
B01JOJQ2NQ
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2016年11月13日

L7 / Wireless(2016)

USのAlternatve-Rockバンドによるライブアルバム。

Garbage(のブッチ・ヴィグ)繋がりで。90's初頭のRiot Grrrlとグランジという2大ムーブメントを背景に登場したL7。Courtney LoveやBabes in Toyland、Red Aunts辺りと並んで、当時稀少な女性ガレージシーンのアイコン的存在だったと記憶しております。

公式ブート感満載のジャケでRadio Sessionと銘打っていますが、ベスト以外のリリースは99年のラスト作以来17年振りとなる本作。Skunk AnansieGuano Apesの例を挙げるまでもなく、かつて一世風靡したアーティストは大人の洗練された装いで21世紀verを披露…なのですがL7の場合は収録曲が2nd"Smell the Magic "と3rd"Smell the Magic"(ブッチ・ヴィグが手掛けた)に全て集中している通り、パンク時代とグランジ時代の狭間のカオスで荒々しい楽曲をよりラウドに、だが隠し切れない衰え(Donita嬢声出てねえし)とともに再現…個人的には4th"Hungry for Stink "の綺麗なL7が好きなんですが彼女達的には矢張りセルアウトという認識なのかな。ともあれ、健在をアピールする汚ねえ花火のような一枚だ…だがL7はそれで良い…!



【Favorite Number】Pretend We're Dead / Shove

Wireless (Radio Session)Wireless (Radio Session)
L7

曲名リスト
1. Deathwish
2. Diet Pill
3. Everglade
4. (Right On) Thru
5. Wargasm
6. Pretend We’re Dead
7. Shove
8. Fast And Frightening
9. Shitlist

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Redeux
Babes In Toyland
B01LXJ3U77
Nobody's Daughter
Hole
B00192KCHO
Revolution Girl Style Now
Bikini Kill
B0131DV5IS
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2016年11月12日

Garbage / Strange Little Birds(2016)

US/UKエレクトロ・オルタナティヴバンドによる6thアルバム。

思ったより早い新作だったな、と思った貴方はよく訓練されたガービッジャー…そう俺の事だ…!前作"Not Your Kind Of People"から4年振りなので、まあまあいつものペースに戻ったということになる。何しろ4thの"Bleed Like Me"から5thまでは7年空いたからな。

デビュー作"G"に近いとシャーリー嬢は語る通り、ダークな初期を想起させる曲が多い。Garbageの本質はグランジ・ロックから派生した隠し切れないアンダーグラウンド感…そう捉える向きには待ってました的なアルバムだろう。逆に3rd"Beautiful Garbage"以降の極上ポップ感のイメージがあるリスナーには聊か地味と映るかもしれない。"Empty"の艶めかしさは"Supervixen"を思いだすし、本作最大のキラーチューン"Magnetized"の陰鬱なAメロから視界が開けるような展開は"Temptation Waits"のようだ。終盤に重々しい楽曲を並べた辺りもツボで個人的には"Version 2.0"に次ぐお気に入りとなるかもしれない。



【Favorite Number】Empty / Blackout / Magnetized

Strange Little BirdsStrange Little Birds
Garbage

曲名リスト
1. Sometimes
2. Empty
3. Blackout
4. If I Lost You
5. Night Drive Loneliness
6. Even Though Our Love Is Doomed
7. Magnetized
8. We Never Tell
9. So We Can Stay Alive
10. Teaching Little Fingers To Play
11. Amends

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Ash & Ice
The Kills
B01CF4KCYC
Pagans in Vegas
Metric
B00YQID4GY
Hope Six Demolition Project
PJ Harvey
B01AY6VEQS
posted by kerkerian at 22:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月01日

For Everest / We Are at Home in the Body(2016)

USのAlternative-Rockバンドによる1stフルアルバム。

エモエモー!とエモンガならずとも叫びたくなる驚きのエモさ。早くも先日書いたばかりのField Mouseを上回るエモでこちらはよりPop-Punk寄りか。Get Up KidsとかMake Good Your Escapeとかを思い出すね。大体において、For Everestという名前からしてエメぇよな…!

手数多めなドラムが疾走し、フィードバックウォールとリフを分担するツインギターと勢いだけではなく緻密なIndie-Rockも垣間見せる辺りは如何にもNYのバンドって感じだが最大の魅力はSarah Cowell嬢のVoだろう。力強さと伸び、ミッド曲では繊細さも備えるSara嬢はロック・ヒロイン感十分。凄い逸材な気がする…ルックスはスター性ゼロだが…!あと惜しむらくは、時折メインVoにシャシャってくる素人感十分な男Voだ。WeezerとかOzmaみたいなへなちょこパワーポップ系に映える感じではあるんだけど、ちょっと棒歌い過ぎて萎える。これさえ無ければアルバムオブザイヤー候補だった。



【Favorite Number】Vitamins / I'm in a Boxcar Buried inside a Quarry / Penny Royalty

We Are at Home in the BodyWe Are at Home in the Body
For Everest

曲名リスト
1. Reasons #2-7
2. Vitamins
3. Slurpee pt. 1
4. Slurpee pt. 2
5. I'm in a Boxcar Buried inside a Quarry
6. Autonomy
7. Penny Royalty
8. The Body
9. 50/50

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Disappear+2
ETC. FOOTBALL
B00U6DW5EK
Digital DNA
Neo Geo
B00EMLKW06
The Other Side
Tonight Alive
B00DS4M7U6
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2016年09月24日

Field Mouse / Episodic(2016)

USのAltenative-Rockバンドによる2ndアルバム。

疾走するリズムに轟音ギターとクサメロ…エモい。The Nuri以来の「滾るエモさ」だ…!それも00's以降のEmo-Punk系というよりその前の世代…Sunny Day Real EstateやDeath Cab For Cutieあたりの文学的な匂いがするエモだ。そういえば1st"Hold Still Life"はもっとソリッドなIndie-Rockだった。その名残でギターの音の壁の作り方にはDream-Pop感も漂う。

フィメこれ的に言うと、"The Mirror"、"A Widow with a Terrible Secret"などの疾走ナンバーは昔でいえばPretty Girls Make Graves、最近ではThe Joy Formidableを髣髴し、ギターのアルペジオ主体のパートではBline DvineMidas Fallを思わせる。つまり女性Voものオルタナロックの総決算にして10'sの新たなスタンダードがここに…!



【Favorite Number】The Mirror / A Widow with a Terrible Secret / Over and Out

EpisodicEpisodic
Field Mouse

曲名リスト
1. The Mirror
2. Half-Life
3. Accessory
4. The Order of Things
5. A Widow with a Terrible Secret
6. Beacon
7. Over and Out
8. Do You Believe Me Now?
9. Never Would Have Known
10. Out of Context
11. Awkward Phase

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New Romance
Pretty Girls Make Graves
B0000ALWDN
Pages
Bright Light Parade
B008CP6MS4
Hitch
Joy Formidable
B01B80CCJW
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