2012年04月06日

Underhill / Sirent Siren(2012)

ドイツのDub-Stepユニットによる2ndフルアルバム。

Trip-Hopをベースに、Dn'Bを絡めたDubbyなサウンドを標榜する彼ら。そこはかとなくGoth-Electroの空気感を纏っていたのでセレクトした訳だが、ところによりアブストラクトなHip-Hopも入ってたりと当ブログ的にはかなり異色。土着とスペイシーが融和した世界観は聴く者に無重力感を与える・・・"Trippin"や"Law Enforcement"での、男性MCによるゴキゲンなラップに否応なく現実に引き戻される訳だが・・・!

とはいえ主役はリズムトラックと女性Vo。スローな曲では両者は寄り添いアグレッシブな曲では分離する。とりわけ作中最も激しくエレクトロが乱舞する"Solace"におけるMartina嬢はまるで別の次元に居るようで、嵐のなか悠然と歌を紡ぐミューズ…アオイデを髣髴する。

Electro界で主流となっている、4つ打ちSynth-Popに食傷気味な向きには是非このドープな音の洪水にDiveしてみて欲しい…浮かぶか沈むかは貴方次第。

【Favorite Number】 Blind / Hiding The Light / The Miss / Solace



Silent SirenSilent Siren
Underhill

曲目リスト
1. Night Lines
2. Blind
3. Hiding The Light
4. Trippin
5. My Shadow
6. The Miss
7. Civil Lies
8. Black Sun Butterfly
9. Law Enforcement
10. Silent Siren
11. Podgorna
12. Creator
13. Rivers Of Hades
14. Solace
15. Blind (Balkansky Deep Woods Remix)
16. Solace (remix by The Sect)
17. Civil Lies (remix by Bong-Ra)

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Underhill - Blind
Underhill - Solace


Flower Art Pictures
Morphologue
B002VCHC4C
Rodina
Joanna Syze
B005X731V0
Fullscreen
Notic Nastic
B005G1XVSQ
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2012年03月30日

Deuxvolt / Union of Opposites(2012)

伊Indsutrial-Projectによる2ndアルバム。

近年、質の高いDark-Electroを輩出し続ける同国…その筆頭格がアルバムオブザイヤー2010に輝いたI:Scintillaな訳だが、それに比肩するポテンシャルを見せつけるユニットが登場した…!

暴虐EBMとエッジィなギターを従え、妖艶にアグレッシブにメロディを紡ぎだすOlympia嬢。それは"Industrial Gothic Dance"の看板通り典型的なフォーマットで、とりわけ"Blackheart"、"Evampire"はダンスフロアを塗り潰すドス黒いモッシュとシンガロングが想像できる、4つ打ちDark-Electroのアンセムだ。一方でピアノやバイオリンをフィーチュアしたネオ・クラシカル要素が彼らの音楽を特異たらしめる。クワイアとバイオリンによる"Dies Irae"、Emilie Autumnを思わせるハープシコードの旋律、トランシーなDarkwaveの様式美とポップネスが融合した"Beyond The End"は本作のハイライト。

そんな快作がFree Download。これまで紹介したThe NuriStart UpLily Of The ValleyRoniitなど、良質な音楽を提供している自負と確信があるアーティスト程、作品へのアクセシビリティを惜しまないな…!他方で情報を遮断することでブランド価値を上げ、多様なインセンティブを付加して高値で売りつけるスキームが成立しているのもまた事実…あなたが財布の紐を緩めるならどちらだろうか。

【Favorite Number】 Blackheart / Evampire / Beyond The End



Union of OppositesUnion of Opposites
Deuxvolt

曲目リスト
1. Blackheart
2. Dance With Ghosts
3. From The Stars
4. Lose My Soul
5. Goth
6. Breathless
7. God Of Himself
8. Evampire
9. Devil Vs Man
10. Dies Irae
11. Beyond The End

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Deuxvolt - God of Himself
Deuxvolt - Beyond The End


Something Darker
Reism
B004MFOE6A
The Dark Side
Infernosounds
B0042NDHQK
Havestar
I: Scintilla
B000GY73GE
タグ:Italy industrial EBM
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2012年03月10日

Epica / Requiem For The Indifferent(2012)

蘭シンフォ・メタルバンドによる5thアルバム。

Metal作品を評価する時、自分の中で6つのパラメータが存在する・・・アグレッシブ度、シンフォニック度、メロディアス度、度ラマティック、バラー度、萌え度だ・・・!大概のバンドは何かが尖っていて、何かが凹んでいる。寧ろバランスが取れている作品は凡庸で感想を書くに値しない事が多い。

が…Epica新作は全てが満点に近い。なんなんだこれは。確かに前作"Design Your Universe"もアルバムオブザイヤー2009入りしただけあって均整の取れた6角形を描いていたのですが、近作はさらにその面積が拡大した印象だ・・・尤も、当ブログが敵対視する男性グロウルが減退した要因も否めぬがな・・・!笑

シモーネ嬢のVoについて、前作の感想でもう少し歌で存在感を放てばTarjaやDoroの域に達するとか勘違いなことを書きましたが、そもそも土俵が違ったんです。シモーネ嬢は美麗ナチュラルボイスが持ち味で、かつ歌で楽曲を引っ張るよりもバンドアンサンブルやクワイアを引き立たせるタイプ。そういう意味で完璧な仕事をしている・・・さらに威厳と凄みも増してきた。

では本作の何が特別凄いかというと「臭メロ3歩手前のメロディ」である。"Internal Warfare"のAメロやサビが顕著で、有りがちな旋律から予想しえないコードに進行するギターやクワイア。結果「オリジナリティ溢れる美メロ」になるマジック。彼ら特有のオリエンタルな香り漂う旋律も、運び方の妙で巧みに既聴感を外している。この辺のソングライティングが全曲に渡って長けているなあと。勿論安定感有り過ぎる演奏陣あっての為せる業だが。作を追うごとに最高を超える最高を繰り出すEpica…全く、感に堪えないとしか言いようがない。

【Favorite Number】 Storm the Sorrow / Delirium / Internal Warfare / Deter the Tyrant



Requiem For The Indifferent - Limited Edition DigipakRequiem For The Indifferent
EPICA

曲名リスト
1. Karma
2. Monopoly On Truth
3. Storm The Sorrow
4. Delirium
5. Internal Warfare
6. Requiem For The Indifferent
7. Anima
8. Guilty Demeanor
9. Deep Water Horizon
10. Stay The Course
11. Deter The Tyrant
12. Avalanche
13. Serenade Of Self-Destruction
14. Nostalgia - bonus track

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Epica - Internal Warfare
Epica - Unleashed


Here Lies One Whose Name Was Written in Water 2009
Aesma Daeva
B002WDBDOK
Razorbliss
Flowing Tears
B000FIGHDG
Paranoid Circus
Lyriel
B004P05O8Y
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2012年02月11日

LIV MOON / Symphonic Moon(2012)

2012年シリーズ突入第1弾は日Metalバンドによる3rdアルバム。

前作Golden Moonから僅か10ヶ月でのリリース。アクセスオブザイヤー2011でも2位と話題性、クオリティ面でも右肩上がりの余勢を駆っての本作である。事前にTrailerでAmen!を聴いて、前作Black Rubyで披露した低音ボーイッシュ声を軸に、Ali Projectを思わせる大仰な旋律にかつてない期待が高まった…しかしいざ全曲通してみるとそれは少し肩透かしだったかもしれない…

Akane嬢のボーカリゼーションには心境著しいものがあり、ミュージカル歌手からメタルシンガーへと着実にステップを踏んでいる印象。せっかくの無二のオペラ声をもっと活かせばとも思うが、楽曲との噛み合わせもある。今はそのチャレンジングな姿勢を称賛したい。

一方で幾つかの曲で気になるのは…日本語詞の香ばしさと、英語の発音の拙さ…これはAkane嬢というより制作陣の問題だが、正しく世界観を日本語のみで表現できる作詞家を起用すればこのトレードオフに思える2点を解決できると思います。森雪之丞氏MORRIEMana様宝野アリカ嬢ゆい殿下辺りご検討を。Gothicに、作為的なドSキャラとかくだけた言い回しと要らないからな…!ダサい詞によって秀逸な楽曲たちが台無しになるのは勿体無い話です。という事で、総合評価としてはGolden Moonを若干下回る印象の本作。次は少し期間を置いて、このシンフォニアをさらに熟成させた味わい深い音を聴かせて欲しいところです。

【Favorite Number】 Amen! / Kiss me Kill me / Black Serenade / 心月世



Symphonic MoonSymphonic Moon
LIV MOON

曲名リスト
1. Amen!
2. 零の天使
3. Alchemy
4. Kiss me Kill me
5. 氷の棺
6. Fugitive
7. Black Serenade
8. 心月世
9. The Last Savior
10. 堕天使の笑み
11. Interlude ~ By the Ruin
12. Masquerade

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LIV MOON - Amen!
LIV MOON - BLACK RUBY


Soulless Child
Ancient Bards
B005S1Y2HI
Wanderer
Diabulus in Musica
B006JJBFBY
THE SERPENT'S CURSE
Pythia
B0074H0R7S
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2012年02月05日

SYOKO / SOIL 未来の記憶(1986)

伝説のGothic-Princessによる1stソロアルバム。

2011年作品の感想がひと段落したところで、過去作品を幾つか紹介したいと思います。1発目は先日、EMIの邦楽ロックリイシューシリーズにうっかりラインナップされてしまったG-SHUMITTのカリスマ的(カルト的)歌姫と、かの久石譲による奇跡のコラボレーションアルバム…珍盤といっていい…を取り上げたい。

時は1986年。久石氏が音楽を手掛ける『天空の城ラピュタ』が公開された年で、本アルバムも「情景(1)」や「Sphinx in the Night」などで氏特有のマリンバ的なエレメンツ(恐らくフェアライトCMIによるものだろう)が聴けるが、ファンタジックな音作りとは裏腹にメロディ運びや楽曲展開はSYOKO嬢のキャラクター性に沿っているのが本作最大の聴き所。氏のキャリアにおいてはかなり異色の実験作だろう。言うなればシアトリカル・インダストリアル・ポップといったところだ。中でもお洒落なラウンジィムードながら頽廃の匂いがする「からっぽの日旺日」は出色。

対するSYOKO嬢の紡ぎだす詩世界、そして歌は極めて普段通りの暗黒っぷり。6曲のEPながら圧倒的なドラマ性と深い感動を呼び起こすのは彼女の表現力に依るところが大きい。80's当時において尖鋭性があったとは聊か過言な気がするが、アンダーグラウンド・シーンの女性ボーカリストが(後の)名音楽家の世界観を完全に統べていたという点で稀有な、そして史料的価値の高い作品であるといえます。そして願わくばワーナーさんも2ndソロ作の"turbulence"を復刻してくりゃれ…!

【Favorite Number】 情景(1) / Magie / からっぽの日旺日

SOIL 未来の記憶SOIL 未来の記憶
SYOKO

曲名リスト
1. 情景 (1)
2. Criminal Shuffle
3. Sphinx In The Night
4. Magie
5. からっぽの日旺日
6. Sunset

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SYOKO - Heaven
SYOKO - Sphinx In The Night


改造への躍動
ゲルニカ
B004P0A1PA
チャクラ+5
チャクラ
B005HDR9CW
君をのせて
井上あずみ
B0002YD54W
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2012年02月04日

Maria Escarlata / El Desafío(2011)

メキシコのGothic-Metalバンドによる1stアルバム。

AnabanthaのDuan Marie嬢によるソロ・プロジェクトですが、ラテン歌謡をベースとしたFolk-Metalというフォーマットに大差はない。ただあそこまでのアトモスフェリアは無く、全編通じて勇壮なファンファーレを思わせるホーン・セクションを多用し、メジャー感のある音が印象的。楽曲面も突き抜けたポップネスを帯びており、正直こっちのほうが売れちゃうんじゃないの的な予感も。何しろここには歌いたがりのドラマーは居ないからな…!そう油断してたら2曲目"EL DESAFIO"の後半で男Voの呻くようなソロパートが。Vlad氏まさかのゲスト参加であるwwwもうええてwww

中世的というかパイレーツなビジュアルから連想されるように、Steam-Punkな世界観も併せ持ち、4曲目にしれっと位置する"Chiquitita"はケルト風のクラリネットに導かれる「らしい」カバーで、超有名曲でなければオリジナルと言い張れるクオリティだ…このカバーに象徴される、スパニッシュ・トラッドとパワーメタルをバランス良く配合したMaria Escarlataの音楽を象徴した良アルバムです。

【Favorite Number】 El Castigo / Chiquitita / Ay Corazon / El Viento



World So ColdEl Desafío
Maria Escarlata

曲名リスト
1.El Castigo
2.El Desafio
3.Escucha
4.Chiquitita
5.Ay Corazon
6.Tu Regazo
7.El Viento
8.Tu Alma Gamela
9.tan Solo Por Amarte
10.A donde van los sueños?

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Maria Escarlata - El Castigo
Maria Escarlata - Chiquitita


La Condesa Inmortal
Erszebeth
B001608BHC
Vox Corvus: La Voz del Cuervo
El Cuervo De Poe
B0016GLZJC
Hail to the Employee
Andreas Gross
B001FRC3L6
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2012年01月30日

Inkubus Sukkubus / The Goat(2011)

UKのPagan-Rockバンドによる13thアルバム。

"The Dark Goddess"から1年足らずでリリースされた本作。テーマ的にも、音楽性も幾分薄味になった印象の前作から本来の彼ら…前々作"Viva La Muerte"の作風に揺り戻してきた印象です。Sabbatの象徴的存在"Goat"をタイトルに掲げ、フォークギターとアコーディオンの調べに乗って疾走(失踪)する冒頭曲が全てを物語っている…「13」作目ということで並々ならぬペイガン魂を感じるな…!

Candia嬢による存外にキャッチーな歌メロはこれまで通りで、やはりNebelhexeSaints Of Ruinなどの80'sを髣髴するデカダン・ビートロック、或いはケルティックの香り漂うFolk-Rockが戻ってきたのは嬉しい限り…アルバム全体の印象がとっつき易くなった感があります。そして彼らのソウルソングとも言える初期の代表曲"Pagan Born"(2nd"Wytches"収録)のAcorstic Versionが。太陽神の下に集い生まれ変われ(=一旦死ね)的なネオ・ペイガニズムのメッセージは、単にInkubus Sukkubusをオカルトとは括れない、従来の悪魔崇拝的なイメージから分離した一種のロマン主義的な匂いさえする。

とはいえそこら辺、日本人の我々にはあまり理解できないデリケートな概念なので精神性、音楽性ともGothicの世界を本質的に体現している希少なアーティストとして注目する程度で良いんじゃないでしょうかね。あとはマジョリティ(≒基督教)に対するペイガンを、メインストリーム音楽に対するAlternativeといったカウンター思想的に置き換えて認識するものありかと。

【Favorite Number】 The Goat / Two-Penny Whore / Rites Of Pan / Fire & Ice



The GoatThe Goat
Inkubus Sukkubus

曲目リスト
1.The Goat
2.Sweet Fallen Angel
3.Gone
4.Two-Penny Whore
5.Forever
6.Rites Of Pan
7.Pagan Born [Acoustic]
8.Fire & Ice
9.Breath Of Wanting
10.Melancholy Blue

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Inkubus Sukkubus - The Goat
Inkubus Sukkubus - Pagan Born


Song of the Sea
Sharon Knight
B0006VLLZG
Essensual
Nebelhexe
B000FS9DSM
Musick & Poetree
Omnia
9490497002
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2012年01月14日

Illuminata / A World So Cold(2011)

オーストリアのSympho-Metalによある2ndアルバム。

テクニカルで分厚いギターオーケストレーション、足数の多いリズム、壮大なシンフォニアと王道過ぎるPower-Metalを鳴らす彼ら。楽曲の訴求力がどれも素晴らしく、2011年に聴いたFemale-Vocal Metalの中でトップクラスのクオリティだと思う。

中でもバンドの看板、ツイン女性Voがどちらもナチュラル・ボイスの美声を携えている点がポイント高い。オペラティック声は続けて聴くのがしんどいからな…!しかもチャーミング系のKatarzyna嬢(フルートも兼任)、叙情ソプラノ系のJoanna嬢(ex.Vision Of Atlantis)という声質の棲み分けも申し分なし。リードとコーラスが都度入れ替わる息の合ったボーカルワークは聴き応え充分です。

ところが2012年早々、Joanna嬢の脱退が発表される。バンドは今後も新メンバーを探して活動を続けるそうだが、どういったタイプが抜擢されるのか期待して見守ろうと思う…因みにKeyにもSabrina嬢という女性メンが居て、実はフロントの2人よりも彼女の方が断然萌え度が高いスレンダー美女…!この点がIlluminataの数少ないマイナスポイントだったため新Voには是非その辺りも求めたいところだ。何ならSabrina嬢をコンバートするのもアリだ…!!

【Favorite Number】 Cold Hands Warm Hearts / The World Collector / Lost In Picturesque



World So ColdWorld So Cold
Illuminata

曲名リスト
1. Ashes Of Times
2. Cold Hands Warm Hearts
3. End My Agony
4. Silent Poet
5. The Divine Puppet
6. The World Collector
7. Dead Warden Dreamer
8. A Frame Of Beauty
9. Endless
10. Lost In Picturesque
11. Metamorphobia II

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Illuminata - A World So Cold - official trailer
Illuminata - A Frame Of Beauty


Spettralia EP
Setanera
B0059SYPMM
Words In Time
Ivalys
B005JOH492
Of Patriots & Tyrants
Cassandra Syndrome
B00266J23W
posted by kerkerian at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | Gothic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月30日

Lahannya / Dystopia(2011)

UKのGothic-SSWによる3rdアルバム。

Lehannya嬢の華麗なルックスとは裏腹に、鳴らしているのは紛れもなく滋味メタル。濁り気味のボイスだったりレンジを抑え気味の音だったりフックに欠ける楽曲だったり…表情を変えずに淡々と進行する様は当に(ラ・)般若…だが、それがいい…!

この薄味感は、ソロ名義を取りつつ実質的にはバンド形態のため、Gothic-Metalを標榜しつつも演奏陣が前に出過ぎない微妙な匙加減に依るものだと思うんです。そして重々しいミッドテンポ曲が王道であるこれ系の中で、Rockスピリット溢れる8ビート曲があるのもLehannyaの特徴。日本のV系好きにも訴求できる内容なんじゃないでしょうかね。エレクトロ要素も織り交ぜつつ地味ながらも繊細な音作りは流石に活動13年の為せる業…リリース枚数は少ないながらも数々のコラボレーションやSlotEmilie Autumn等のツアーサポート、Wave Gotik Treffen出演など着実に積み上げたキャリアを積み上げてきた年輪を感じる良作です。

【Favorite Number】 Out of Time / Save Me / Never Enough / Only Time Will Tell



DystopiaDystopia
Lahannya

曲名リスト
1.Dystopia
2.Out of Time
3.Save Me
4.Not Innocent
5.Cocoon
6.Never Enough
7.What Kind of World
8.Beautiful Wasteland
9.Scavenger
10.The Stand
11.Only Time Will Tell
12.Army of Freaks

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Lahannya - Save Me
Lahannya - Open Your Eyes


Manic Recession
Mankind Is Obsolete
B0049VGTYM
Spin Moon Magic
Dreamside
B000AMYJIC
MOON DRAGON
MOON KANA(香奈)
B003EIERJK
タグ:UK Gothic Metal
posted by kerkerian at 17:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | Gothic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月23日

Blackthorn / Codex Archaos(2011)

厳寒のロシア特集第2弾は、シンフォ・ブラックメタルバンドによる3rdアルバム。

これ系では大変稀少な、全員女性メンバー。他にもこの"Blackthorn"(=山査子)を冠したバンドが数多いようだが、アイルランドのフォークバンド、同じくアイリッシュのFolk-Rock、カナダのケルティックバンド等々、何故かトラッド系ばかりだ。このBlackthornは王道モダンメタルと言えるが、その重量感と技巧、とりわけブラストで攻めまくるリズム隊はAll-Femaleバンド離れした剛性を感じさせるな…ん、ドラムはサポートなのか…?確認できませんが、それ如何でだいぶ評価変わってくるぞ…?w

とはいえ神々しいソプラノボイスと猛々しいグロウルを巧みに演じ分けるAina嬢、全くソロを弾かないバッキングマシーンに徹するGtなどはなかなか他では見られないPower-Metalだ。かつブラックメタル:シンフォメタル=3:7くらいでフェミニン感、ゴシック感を求める向きにも対応する素晴らしき作品、そしてサウンドプロダクションだ。Aldious(のプロデュース陣)は是非これ聴いて参考にするべき笑。

【Favorite Number】 Vehemence Came As Anodyne / Nemesis Incarnation / Emptysis Kiss



Codex ArchaosCodex Archaos
Blackthorn

曲目リスト
1.Divination in Blood
2.Vehemence Came As Anodyne
3.Nemesis Incarnation
4.Gorgon the Ascendant
5.Emptysis Kiss
6.Arria Marcella
7.Posthumous Passion Ephemera
8.Dismalediction and the Remedy
9.Serebryanyi Klyuch
10.Hexshadow Turned to Flesh
11.Bestial Satan of Grotesque Beauty
12.The Fading Ceremony



Blackthorn - Nemesis Incarnation
Blackthorn - Saturnia


Myths & Legends
Tears of Magdalena
B001G93ONO
Solfernus' Path
Darzamat
B002EC3996
Ninefold Path to the Innocence
Arcane Grail
B003LUH66M
posted by kerkerian at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Gothic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする