2017年07月22日

Bestial Mouths / (Still) Heartless(2017)

USエレクトロユニットによる3rdアルバムのRemix盤。

タイトルからお察しの通り3rdアルバム"Heartless"のリミックス作品…いや察せないか。冒頭の"Witchdance"とラストの"High Walls"のみが新曲でLynette嬢のヒステリックな叫びがご堪能頂けます。どうやらフォークロア、Medieval要素を打ち出したElectro-Goth彼らの特長のようで、オリジナル作の"Heartless"は2016年内に出会えていればアルバムオブザイヤー候補だったかもしれぬな…

因みに本作にピックアップされたのは3rdの10曲中4曲のみという偏り、重複っぷりである。"Worn Skin"に至ってはver違いが4曲も入っており、こういう構成はRemixされる側は素材の乏しさを、Remixする側は料理スキルの乏しさを露呈していてLose-Loseな気がするのだが。尤も、全部同じ曲のBomb A Head!20周年盤Get Wild30周年盤くらい突き抜けていたら話は別…!

【Favorite Number】Worn Skin (Ludovico Technique Remix) / Down to the Bones (Bestial Mouths No Longer See Mix)



(Still) Heartless(Still) Heartless
Bestial Mouths

曲名リスト
1. Witchdance
2. Worn Skin (Ludovico Technique Remix)
3. Greyed (Danny Saber Mix)
4. Down to the Bones (CX KIDTRONIK KraK attacK Remix)
5. Heartless (The Horrorist Remix)
6. Worn Skin (Die Krupps Remix)
7. Heartless (Zanias Remix)
8. Worn Skin (Shredder Remix)
9. Greyness (FORCES Iridescent Mix)
10. Worn Skin (GYS Version)
11. Down to the Bones (Bestial Mouths No Longer See Mix)
12. High Walls

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My Bloody Seraph
Stillborn Diz
B00ARWWNOC
Fleshed Out
Gazelle Twin
B01HDGB25K
Okovi
Zola Jesus
B072JWXKLB
タグ:US darkwave EBM
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2017年07月04日

Furniteur / Perfect Lavender(2017)

USのSynth-Popバンドによる1stアルバム。

フリーミアム音楽警備員としては、bandcampやSpotifyを巡回していると、表立ってムーブメントになっている訳ではないんですがここ数年、密かにイタロ・ディスコ(イタロ・ハウス)が来ている気がするんですよね。このFurniteurもその一つで、まずジャケットの80'sがやばい。アー写と背景画の合成感、斜体のフォント、全体のパステル感…音楽の世界観をそのまま可視化したような。

そんな中身を容易に想像できる全8曲。清涼でウェットなSynthビートに乗せてノスタルジックな旋律を息多めに歌うBrittany嬢。ハンドクラップや粒々なシンセ・ベース、Funkなカッティングギターなど王道サウンドに加え、時折今っぽいIDM的なグリッチィサウンドを混ぜてくる辺りが仕事できる感。

【Favorite Number】Redundant Buzz / Brat / All of the Punks



Perfect LavenderPerfect Lavender
Furniteur

曲名リスト
1. Redundant Buzz
2. Brat
3. Air Castles
4. Swimming
5. Mysteries
6. Fault
7. All of the Punks
8. Unforgettable

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Still / Alone
Golden Filter
B01N5RR2CR
Heartbreak Hi
Avec Sans
B0716KY617
Omni
Navvi
B01MSJ1MC5
タグ:Synth-Pop US
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2017年05月27日

Omnimar / Poison(2017)

露Darkwaveユニットによる2ndアルバム。

前作"Start"のリメイク作"Restart"、Singleの"Assasin's Creed"(おそらく非公式オマージュソング…Daedric TalesのESOリスペクトみたいなもんか)を経ての本作。格段に音の密度と深度が増し「暗めのSynth-Pop」からマジもんのDarkwave/EBMに深化。前作でロシアの割にはポップで期待外れ、みたいな事を書きましたがやはり露産エレクトロは裏切りらぬな…!

Maria Mar嬢の歌唱もメロのポップネスはそのままに、より妖艶さとディーバ感を増し。あと前回言及しなかったけども萌え度も最高レベルね。2017年のアルバムオブザイヤー、萌えオブザイヤー両方を狙える作品。彼らのレーベルDark Music Tunes、まだ女性Voアーティストが他に居ませんが暗黒エレクトロ界でAlfa Matrixに続く第二の極となれるか、その辺にも注目したい。

【Favorite Number】I Go On On My Own / I Wanna Know Now / Sadizm



PoisonPoison
Omnimar

曲名リスト
1. Poison
2. I Go On on My Own
3. Out of My Life
4. I Wanna Know Now
5. Boom Boom
6. 40 Steps
7. Jimmy
8. Sadizm (English Version)
9. Happy Ending
10. Hungry
11. Release Me

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Your Name
Suicidal Romance
B01BD0BM84
Lonely Heroes
Dear Strange
B01EUBDV8C
Retromachine Betty
Spectra.Paris
B06XSZZBZG
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2017年05月06日

Goldfrapp / Silver Eye(2017)

UKエレクトロデュオによる7thアルバム。

思えばもう15年の付き合いになるゴルフラ。Downtempoとディスコサウンド、或いはオーガニックとエレクトロを行き来している彼らの事、5thの"Head First"がアッパー、6thの"Tales Of Us"がダウナーと来たらだいたい本作の方向性は予想出来ますな…しかし安易な予想は許さないのがゴルフラクオリティ。

確かにエレクトロではある。がフロア向きの享楽的な感じではない。これまでにあったポップ路線の曲といえば"Everything Is Never Enough"くらいのもので、全体的には随所にドープなエグみがあってColdwaveに近い律動感と深淵を湛えている。アルバム全体でこの路線は初で、長らくMolokoの後継者と目されていたが、最も音楽的に接近したかもしれないな…キャリアを重ねたAlison嬢(御年50!)の枯れ具合も程好くハマっており、これは長くお気に入りの盤になりそうな予感…!

【Favorite Number】Anymore / Systemagic / Faux Suede Drifter / Everything Is Never Enough



Silver EyeSilver Eye
Goldfrapp

曲名リスト
1. Anymore
2. Systemagic
3. Tigerman
4. Become the One
5. Faux Suede Drifter
6. Zodiac Black
7. Beast That Never Was
8. Everything Is Never Enough
9. Moon In Your Mouth
10. Ocean
11. Anymore (Joe Goddard Remix)

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by G-Tools






Mating Game (Dig)
Bitter: Sweet
B000C6NNVA
My Summer of Love
Alison Goldfrapp & Will Gregory
B0009K7RCA
Still / Alone
Golden Filter
B01N5RR2CR
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2017年05月04日

Austra / Future Politics(2017)

カナダのエレクトロバンドによる3rdアルバム。

デビュー作"Feel It Break"でセンスの違いを見せつけ、2nd"Olympia"では世界がその才能に気付き始めたそんなAustra。特にUSとオーストリア(名前からの親近感…日本におけるJapanみたいなものだろうか)のチャート成績でそれは顕著だ。個人的にもiamamiwhoamiGlasserと並ぶ10'sエレクトロの旗手だと思ってる。

1stのソロプロジェクト的な作風から2ndのバンドサウンドを経て、本作ではやや1st寄りに揺り戻した印象。それによりNew-wave気味のレトロ感から再びFuture-electroに戻ったと言える。そして1st時より確実に各パートのアンサンブルは研磨され、あとはKatie嬢のVoが作を追う毎に前に出てきている…これは五月蠅さを感じる局面もあり良くも悪くもだがw、却ってバックトラックの緻密さ、繊細さを際立たせているとも言える。あとは一発で心を持ってかれるメロディも健在なので文句は言えまい…2017年エレクトロをリードする作品であることは疑い無し。

【Favorite Number】Future Politics / I'm A Monster / Gaia



Future PoliticsFuture Politics
Austra

曲名リスト
1.We Were Alive
2.Future Politics
3.Utopia
4.I'm A Monster
5.I Love You More Than You Love Yourself
6.Angel In Your Eye
7.Freepower
8.Gaia
9.Beyond A Mortal
10.Deep Thought
11.43

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Abyss
Chelsea Wolfe
B00WREOEEA
Sister Wife
Alex Winston
B004K46QNM
A Ta Merci
Fishbach
B01LTHZFJ8
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2017年04月23日

Soldout / Forever(2017)

ベルギーのエレクトロ・デュオによる3rdアルバム。

4年前に1st"More"の感想を書いていたようですが何も覚えておらず、Hip-Hopみたいだなあと思ったらそれも書いてた…逆にそういったアーティストと思いがけずに再会できるのが音楽のいいところ。

さてその後SOUL'd OUT(言ってしまったね。)が活休したことで晴れてソールドアウト界を手中に収めたSoldout。改めてこの4年間を振り返ると「○○っぽい」というデジャアンタンデュな感想しかない1stから、疾走感とロックテイストなSynth-Popに変貌を遂げた2ndを経ての今作。ボディコンシャスな脱ぎたがりジャケットなのはいつも通りだが、確実にスケールアップを果たして今様なElectro-Popに。最早ノスタルジックだけが売りではなく自分のメロディ、自分の音を手に入れた模様…さすがはエレクトロ強国ベルギーだなと思わせる逸品。因みにForeverにSoldoutなんてことは無く、ちゃんとダウンロード販売しておるのでご安心を…!

【Favorite Number】Breaks / Do it again / Fake



ForeverForever
Soldout

曲名リスト
1. Call me out
2. Breaks
3. Forever
4. Do it again (feat Goose)
5. My love
6. Fake
7. Because of you
8. Oppression
9. Fallen
10. Dune

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The Doppelgänger EP
Freezepop
B0091YXOP4
All My Demons Greeting Me As a Friend
Aurora
B0195QXHRW
Obscure but Visible
Computer Magic
B01J5X3GE4

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2017年04月09日

Cloud Spell / Yarrow(2017)

USエレクトロ・デュオによる1stアルバム。

Electro-gazer的な薄っすらノイズに彩られながらも美メロが映えるColdwaveといったところか。ミニマルで難解な"Passege"がちょいちょい挟まるが、基本は多層的なSynthとアナログ的質感のパランスが素敵なElecftro。何よりJoelle嬢のソフトリーなVoが心地良過ぎ。ややレイヤーを剥いだDiverting Duo、或いはフェミニンなBlack Nail Cabaretといったところか。

"Yarrow"のタイトル通り、野郎のVoがコーラスに垣間聴こえるがまあアトモスフェリック醸すのに一役買ってるからオッケーかなレベル…なれど"Be Where You Are"はメインVoだった…只でさえ頭数少ない歌もの曲を1枠削られたことに野郎ッ…!とは憤らないことにしましたよ2017年からは。因みにYallowってのはノコギリソウの事ね。女性Voフリークの皆様に置かれましては、男声に拒否反応示してチェーンソーなど持ち出さぬように留意されたし。

【Favorite Number】Shadow / Dreamseeker / Nature Is My God



YarrowYarrow
Cloud Spell

曲名リスト
1.Intro
2.Shadow
3.No Secret
4.Passage 1
5.Mother
6.Dreamseeker
7.Passage 2
8.Garden
9.Nature Is My God
10.Passage 3
11.Be Where You Are
12.Keep It Steamin
13.Outro

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Poison
Omnimar
B00494WNU8
Future Politics
Austra
B01M5D77OT
Demain Est Une Autre Neut
Essaie Pas
B019QE4NQC
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2017年04月03日

Rainbowlicker / I Saw The Light But Turned It Off(2017)

フィンランドのElectroデュオによる1stアルバム。

ジャケットから音楽をdigる時、大概はダークな色合いのものを選べば間違いはないのだが、偶にこうしたパステル調のやつが闇とか深淵を抱えた音楽性だったりするから油断ならない…最近で言うとFabolidaysとかちょろゴンずとか…因みに後者はエイプリルフール合わせの投稿ですが感想は至って真剣だし何より下等で愚かな人間を殲滅したい欲望を抱えたドラゴン達の歌なのでコンセプト的にはフィメこれに合致しておるだろう…?

因みに過去の4/1投稿にはこんなのがあった。
パンコレ〜voice actresses’legendary punk songs collection〜(2009)
GIRL NEXT DOOR / NEXT FUTURE(2010)

さてこのRainbowlicker、アルバムタイトルからして反骨心をお持ちな様子だが1曲目の"All The Best Girls Are Boys"はショタ萌えの歌なんでしょうか…レインボーカラーから察するに思想的なアレがあるのやも…その辺に言及するのは面倒なので止めておこう…音楽性はJunksistaのサイバー感とMy Woshin Mashinのオールドスクール感の中間に位置するようなElectroclashで、Vo嬢のハイテンション・濁声ぶりはRiot Girrを忠実に体現。まあ基本ずっとウェーイ風のメロディレスなので、後ろの作り込まれたトラックで機微を楽しむ系ですな。

【Favorite Number】All The Best Girls Are Boys / Highscore



I Saw The Light But Turned It OffI Saw The Light But Turned It Off
Rainbowlicker

曲名リスト
1.All The Best Girls Are Boys
2.Highscore
3.Seduce Me With A Sandwich
4.City Of Wild Cats
5.Penikka
6.I Am A Cemetery
7.Friend Zone
8.Dirty Fingers
9.Riot!
10.Jekyll & Hyde
11.Terror Night

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Love & Nature
Le Corps Mince De Francoise
B00494WNU8
Sinner's Delight
Junksista
B00545KNP8
Mawama
My Woshin Mashin
B01N1MUEYS
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2017年03月19日

Kroy / Scavenger(2016)

加Electro-SSWによるソロ1stアルバム。

前の記事で2016年作品の紹介を終わるつもりでしたが、最後の最後でアルバムオブザイヤー級に出くわしてしまった…エレクトロデュオMilk & Boneとして知られるCamille Poliquin嬢。Milk〜のほうではSynth-Popに重きを置いており、耳触りの良いエレクトロという印象でしたがソロでは一転、インフルエンスがGoldfrappというだけあってミニマルな旋律とドープでホラブルな音遣いが同居する幽玄美溢れる音楽性に。控えめに言って…傑作である…!

とりわけ、先行配信曲"River"は重厚なストリングスによる緊張感、エキゾチックなコーラス、Synthの多層的な旋律と濃密な音像ながら全体としてはシンプルなTrip-Hopになっており2016年を代表する名曲といって過言ではない。惜しむらくは、3年前のEPに収められていた"feet"や"birthday"もコズミックな良曲だっただけに、入っていればより華やかでバリエーション豊富になったかなあと。まあ、発表曲全てが神ってるということです、Camille嬢。活動、ソロ中心にしたら…?(小声)

次回こそアルバムオブザイヤー2016!

【Favorite Number】Hull / Learn / River



ScavengerScavenger
Kroy

曲名リスト
1. Hull
2. Bones
3. Learn
4. Monstrosity
5. Stay
6. Days
7. Cold
8. River
9. Go

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Little Mourning
Milk & Bone
B00T7GGFFW
Silver Eye
Goldfrapp
B01N34Q4KF
Falling Up
Lyon
B01MDQ2UK7
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2017年03月06日

Plike / Red Queen, White Queen(2016)

USエレクトロ・プロジェクトによる2ndアルバム(3rdEP?)

2017年も早いもので3月になり、そろそろ2016アルバムオブザイヤーを確定せねばいけない時期なのですが、Trip-Hop勢が豊作で決めかねている…そんな最中に土壇場で召集された侍ジャパン炭谷の如く現れた有力候補、それがPlike。伝わんないね。

多層的なストリングス、コーラスワークに彩られ、しかしカラフルでは無く寧ろモノクロームの終わりなき深淵に飲まれるようなサウンドメイク…BjorkやPortishead信者なら間違いありませんが、Trip-Hopのほかwith-HouseやDreamgaze要素もあり、より躍動的で解り易いと言えるかもしれません。Veela、Holly Drummond、Francesca Gencoの3人の嬢によるVoですが全てリバーヴが強力に掛かっているため差異を感じず、同一人物による多層的なコーラスのように聴こえる。逆説的Kalafinaといったところか。ゴシックな世界観も病み付きになる1枚。

【Favorite Number】The Proving Grounds / Rabbit Hole / Headroom



Red Queen, White QueenRed Queen, White Queen
Plike

曲名リスト
1. The Proving Grounds
2. Never Always
3. Stigmatized
4. Rabbit Hole
5. A Bottle Marked Poison
6. Stage Five
7. Dust
8. Headroom (feat. ASH)

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Decade
The Silk Demise
B00SJOO4SI
Bleeding Edge
Auradrone
B00J3D36LA
far on the water
Kalafina
B011J6GF1Q
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