2018年09月24日

i:Scintilla / Swayed(2018)

USエレクトロ・バンドによる4thアルバム。

Alfa Matrix祭り第6弾...本来は新作が集中した春先に特集すべきなんだけど、このi:Scintillaのリリースに合わせて秋にスライドしてお送りしました。言わばこれまで紹介した作品は前座、そのくらい8年振りの本作に寄せる期待が絶大だった訳です...!

そんな本作はアルバムオブザイヤー2010の大名作"Dying & Falling"以来のオリジナルアルバム。冒頭からフィードバックギターとタムによるビートロックで開幕...あれ、Hanoi Rocks再々結成したっけ?的なパンキッシュさにがっくりと膝を付き滂沱の涙、もちろん悲しい意味で。ライブ盤"Live On Jbtv"で生バンド化は示唆していましたが、ダークエレクトロ成分をここまで削いで来るとは。レーベルのGothic-Metal担当はLovelorn Dollsだけで結構なんですけど...!印象に残ったのは"Carmena Saturna"のイントロだけという体たらくで、寧ろDeluxe EditionのDisc2のほうが本編という気すらする。唯一のキラー曲"The Art of Excess"を筆頭に、AngelspitらによるRemixの数々は本来の(嘗ての)i:Scintilla的で聞き応え十分。全体として期待値を大幅に未達な感は否めず。毎年いや毎月レベルで彼らの新作情報を逐一ウォッチしていた身としては余りにあんまりな仕打ちですが、いつかまた私の特別な存在となることを願う。それでは恒例の〆で。i:Scintilla、愛してぃた...

【Favorite Number】Carmena Saturna / The Art Of Excess / Nothing But Recordings (Bounte Mix)

DNA FeelingsSwayed
i:Scintilla

曲名リスト
CD1
1. Human
2. Carmena Saturna
3. Boxing Glove
4. Mercy Screams
5. Dftd (Between The Devils)
6. Nothing But Recordings
7. Pieces
8. Island
9. Seaglass
10. Swayed

CD2
1. The Art Of Excess
2. Human (Angelspit Mix)
3. Boxing Glove (Iris Mix)
4. Mercy Screams (Doganov Mix)
5. Nothing But Recordings (Bounte Mix)
6. Pieces (Al1ce Mix)
7. Island (Diamond Eye Version)
8. Seaglass (S7 Version)
9. Swayed (Greg Panciera Mix)

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Mind & Matter
Collide
Mind & Matter
Songs from a Dead City
Ego Likeness
B07DPF47LV


Black Dog Bite

Angelspit
B07B64T365

posted by kerkerian at 23:45 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月23日

Aisha Devi / DNA Feelings(2018)

スイスのエレクトロアーティストによる2ndアルバム。

音楽に国籍は関係ないと言いますが、やはり作品には「血」が顕れるもの。脳から生まれ出ずるものはそれまで見てきた、聞いてきたものが編集され再構築されたもの...普く芸術作品はそうであり、経験のバックグラウンドである環境、出自。つまるところDNAには抗えないのである...!

このアルバムにそんなコンセプトがあるのか解りませんが、タイトルから察するに大きく外れてはいない筈。ネパレーゼ=チベタンの血を引くスイス人であるAisha Devi嬢の紡ぐエレクトロは、エスニックな音遣いや音階、ボイスエフェクトがふんだんに練り込まれた極めて前衛的なElectronicaである...!最大の評価ポイントはモチーフの使われ方がシタールを使うとかそんな直接的なやり方ではなく、「っぽい」フレーズや音でColdwaveに仕立てている点だ。Aisha嬢の出自やタイトルによるサブリミナル効果も多分にあろう...それも含めてプロデュース戦略。かねてより(=今)私が提唱する、ジャケ買いならぬバイオグラフィ買いをお勧めしたくなる逸品である。

【Favorite Number】Dislocation of the Alpha / Inner State of Alchemy

DNA FeelingsDNA Feelings
Aisha Devi

曲名リスト
1.DNA ☤ ∞
2.Dislocation of the Alpha
3.Intentional Dreams
4.Aetherave
5.Hyperlands
6.Inner State of Alchemy
7.Light Luxury
8.Genesis of Ohm
9.Time (Tool)
10.Time Is The Illusion of Solidity
11.Cell Stems Spa

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Blood Bitch
Jenny Hval
B01GERNONM
Pastoral
Gazelle Twin
B07F7RTNJV
Elysia Crampton
Elysia Crampton
B07B64T365
posted by kerkerian at 13:49 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

Chvrches / Love Is Dead(2018)

蘇格蘭のエレクトロ・バンドによる3rdアルバム。

フジロック2018のショウが記憶に新しいチャーチズ。数々のゲーム、TV、映画でのメディアフィーチュアやNMEアワードやブリットアワードの常連で既にスターダムにのし上がった感のある彼ら...余りにも眩しくて今更フィメこれで取り扱うのも憚られるし、「ワシが発見したのじゃ」とドヤれないのはレビュー価値あんのかって話なんですけども。前作の2nd"very Open Eye"がエントリ漏れしたのが悔やまれたためリベンジを。当時は同系統でPurity Ringという神作に全てを持って行かれて他のIndie-Popの存在が雲散霧消したのじゃ...!

さて先行シングル"Get Out"、"Miracle"の安定ヒットや著名プロデューサー起用、日本盤ボートラでは水曜日のカンパネラとの共演など成功は約束されたも同然の本作。キラキラしたSynth-Popに真っ直ぐ過ぎるLauren城の透明で蓮っ葉なVoはこんな塵芥虫みたいな俺には眩し過ぎる...しかし隠しきれないダークネスとそこはかとないサッドネス。要するにいつも通り最高。80'sの影響を受けたSynth-Popでは大体ノスタルジックに浸れるちょろいリスナーな自分ですが、特にチャーチズの場合は涙腺を揺さぶる作用が凄い。歌のみならずアナログとデジタルを巧みに織り交ぜるシンセ、ギター、ドラム、パーカッションその他インストゥルメンツで全力で泣かせに来る感じ。でもってLauren嬢が萌えオブザイヤー級ときたら推し不可避だわな。唯一の難点は、いつまでもチャーチズの英語スペルが覚えられない。あチャー...!

【Favorite Number】Graffiti / Forever

Love Is DeadLove Is Dead
Chvrches

曲名リスト
1. Graffiti
2. Get Out
3. Deliverance
4. My Enemy (feat. Matt Berninger)
5. Forever
6. Never Say Die
7. Miracle
8. Graves
9. Heaven/Hell
10. God's Plan
11. Really Gone
12. ii
13. Wonderland

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High As Hope
Florence + The Machine
B07CVCD17K
NO SHAME
LILY ALLEN
B07B16RGPR
MY MIND MAKES NOISES
Pales Waves
B07FSRBWXL
posted by kerkerian at 01:34 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月16日

Cosmic Armchair / Contact(2017)

新嘉坡のエレクトロ・デュオによる1stアルバム。

Alfa-Matrix祭り第5弾...希少なシンガポーリアン、そして昨年ものと異例づくしのエントリとなる訳ですが余りにも素晴らしい作品だったので書かざるを得ない。せめて今年4月までに発見出来ていればワンチャン、アルバムオブザイヤー2017...トップ3まであった気がして大変悔やまれる。これも運命力なので今更修正はしませんが、広く世界に打電されるべきアーティストゆえ遅まきながらの紹介とさせてくださいませ。

シンプルながらツボを押さえた音遣いのSynth-Popを主軸に、Dark-Electroのアッパー感とミニマルテクノ、trip-Hop要素さえも兼備したクラブサウンドに全方位対応の機能美。加えてJane嬢による歌唱がクールkawaiiのとノスタルジック満載のメロに心を奪われる。ミニマルながら夢幻の広がりを見せるサウンドメイクはプロデューサー/アレンジャーのCosmic Ben氏の手腕が大きいのだろう。伊達にコズミック名乗っちゃねーな...!幾つかのレーベルアーティストのRemixを手掛けたことからAlfa-Matrixと正式契約したという経緯から、既にシーンのお墨付きを得たも同然のCosmic Armchair。アジアンFemale Fronted-Electroの急先鋒を見逃す事勿れ...!

【Favorite Number】When Will You Learn / Just One Look / Impossible

ContactContact
Cosmic Armchair

曲名リスト

1.I Don’t Belong Here (Walk In The Light Mix)
2.When Will You Learn
3.Higher
4.Cannonballs
5.Just One Look (Club mix)
6.Valentine
7.Grey (Black Or White Mix)
8.Fly Away
9.Falling
10.Conversations
11.Don’t Leave Me Here
12.Not You
13.Impossible
14.Take You Home
15.After The Rain

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Blacklist
Sin.Sin & N0emi Aurora
B075XBY9Q3
Edge of the World
Sweetest Condition
B0128E78AA
Musickist
Kist
B07B5Y6PM9
posted by kerkerian at 22:49 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月07日

Helalyn Flowers / Nyctophilia(2018)

伊Dark-Electroデュオによる5thアルバム。

Alfa-Matrix祭り第4弾。ポップ性溢れるDarkwave/Industrialの2nd"Stitches of Eden"に夢中になってから早9年、レーベル内の立ち位置も期待の新鋭からAyriaI:Scintillaに次ぐ重鎮(女性Voカテゴリでは)にまでなったHelalyn Flowers、いよいよ爛熟期かと思わせる充実作。Lovelorn DollsJunksistaSin.Sinら後継アーティストの追撃をヒラリンっと交わしつつ、教本の如き磐石のDark-Electroを聴かせてくれます。

タイトルの"Nyctophilia"は「暗所嗜好」を意味し、改めて彼らの闇より生まれし漆黒の波動がアレしてバーン!なアティチュードを明確に打ち出したような作品。インダストリアルの金属感、トランシーの煌びやかさを全面に押し出した楽曲は前作"Sonic Foundation"からの延長上にあり、メロディアスな旋律も兼備。"Breathless"でギターソロを弾きまくりな以外は目新しさは無いが、この安定したクオリティを2年スパンで出せるというのがHelalyn Flowersの実力を物語る。このまま...止まるんじゃねえぞ...

【Favorite Number】Tetrachromatic / Kamikaze Angel

NyctophiliaNyctophilia
Helalyn Flowers

曲名リスト
1.Tetrachromatic
2.Unleash the Wolves
3.Kamikaze Angel
4.Let Me In
5.Breathless
6.Run Away (with My Demons)
7.Beyond
8.When It is Not Black Enough
9.Nyctophilia
10.Morphine

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Mind & Matter
Collide
B075XBY9Q3
Onyx Philomela
Invocation Array
B075298PK8
Love Is Dead
Chvrches
B07B5Y6PM9
posted by kerkerian at 22:55 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月01日

Junksista / Promiscuous tendencies(2018)

独ダークエレクトロユニットによる3rdフルアルバム。

Alfa-Matrix祭り第3弾。大してビッグ・ファンでも無いのにEPを除いて全作紹介しているJunksista...気になる存在であるのは確かなのですが、書こうと思うタイミングとリリースがビタっと合う、ある意味運命的なユニットと勝手に思っておる...!1st、2ndのリーディング主体のElectroclash路線から2.5thの"American Love Story"では歌メロが導入されての本作。よりメロディ感が色濃く打ち出され、R&Bの匂いすら醸すSynth-Popにバージョンアップを遂げておる...!

"Oh Monday, everybody hates you"、"Fuck For Love"などスタイリッシュに管を巻いたり明け透けビッチィな台詞を並べたりと、真顔で何てこというのDianaちゃん的な芸風は引き続き。このサウンドの上質さと扇情的なメッセージは実にフロア映えしそうで、Alfa-Matrixのクラブ番長として頭角を表してきた感すら。いよいよ私もビッグ・ファンに成らざるを得ないかもしれない...遊びで付き合ってきたけど情に絆されて本気になってきちゃった的な。そんなリスナーの取り込み方もまた、Junksistaらしい。

【Favorite Number】Control / Fuck For Love

Promscuous TendenciesPromscuous Tendencies
Junksista

曲名リスト
1.Monday
2.Control
3.Fuck for Love
4.Monster
5.Away with the Fairies
6.Love Makes People Stupid
7.Freak at Heart
8.Ice Cream
9.Burn Your Fucking House Down
10.Bitch This is My Party
11.Celebration Fornication
12.Silence

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Contact
Cosmic Armchair
B075XBY9Q3
Bête Noire
Black Nail Cabaret
B075298PK8
Remix Series - Talion Law
Parralox
B00576U8VS
posted by kerkerian at 21:19 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月24日

Psy'Aviah / Lightflare(2018)

ベルギーのEBM/Electroプロジェクトによる7thアルバム。

Alfa-Matrix祭り第2弾...同然ベルギー産が続く訳ですがサッカーW杯、ベルギー代表が猛威を振るっていますね...ひと昔前まではシーフォ以外雑魚ってイメージでしたが、今やスターチームですから解らないもんです。エレクトロシーンも然りで00's初めまではLoads Of AcidとSoulwax(2many DJ's)くらいしか知らなかったんですがフィメこれの国別記事を見ると米、日、英、独、スウェーデンに続く「第6の極」になっている。言うまでもなくその仕掛人であり中心地がAlfa-Matrixレーベルで、その核がPsy'Aviahなのである...!

看板嬢の脱退以降はゲストボーカリスト制を敷き、レーベル内外含め多くの同業者を集めての宛ら暗黒エレクトロシーンのコンピ盤の様相を呈しつつある彼らのオリジナルアルバム。前作"Seven Sorrows, Seven Stars"は男性Voの多さに激昂のあまり某ザビが憑依して「私が愛したPsy'Aviahは死んだ!」発言をしてしまいましたが、今作は大丈夫です。準レギュラーのMari KattmanやKyoko Baertsoenはじめ、Female-Vocal率は14曲中10曲ということでまあ許容範囲なので勝利宣言に代えさせて頂きます。勿論楽曲的には安定安心かつ、ノスタルジックでスティミュレイトな高品質エレクトロです。
「圧倒的じゃないか...このDarkwaveは!」

【Favorite Number】Lost at Sea / Sound of New / Plan B

LightflareLightflare
Psy'Aviah

曲名リスト
1. Lost at Sea
2. Aftermath
3. The Great Disconnect
4. Sound of New
5. In the Sound
6. For Myself
7. Heavy Heart
8. Reboot Reset Relay
9. Ghost
10. Lonely Soul
11. Plan B
12. Game Changer
13. Under the Rain
14. Mr. Vanity

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Reflecting Seyelence
Lunascape
B00006I9JJ
Sky Collapse
Kirlian Camera
B075298PK8
Transcendence
Miss FDbr />B00576U8VS
タグ:Belgium darkwave EBM
posted by kerkerian at 19:31 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月22日

Lovelorn Dolls / Darker Ages(2018)

ベルギーのElectro-Gothユニットによる3rdアルバム。

ほぼ毎年恒例のAlfa-Matrix祭り第1弾は、ダーク・エレクトロものが主軸の同レーベルに於いて、バンドサウンドを打ち出す異色の存在Lovelorn Dolls。Synth色が濃くなった2nd"Japanese Robot Invasion"に比べるとソリッドなGothic-Metal色が強く、1stの"House Of Wonders"に近い印象だ。但しサウンドの重厚感、メロのキャッチーネスなどあらゆる要素が比較にならない程バージョンアップを遂げている。

バリエーションの豊富さも出色で、ミッド・テンポの典型的Goth-Metalの冒頭"Darker Days"とラスト"Another World"に挟まれる形で、一貫したテンポや重さの楽曲を並べつつも煌びやかなSynthやトランシー、ギターリフで様々な表情を魅せる。完全に垢抜け一皮剥けたKristel嬢のVoも、今ひとつ印象薄だった前2作を完全に払拭した感があります。ヤンデレ風を演じつつもチャーミングさが隠しきれないNINのカバー"Hurt"も必聴...トレント信者は顔を顰めるかもしれないがね...!

【Favorite Number】Darker Days / Lament / Shining Star Legenda Natura

Darker AgesDarker Ages
Lords Of Acid

曲名リスト
1.Darker Days
2.Dead Sea
3.Lament
4.Shining Star
5.Happy Endings
6.Psalms
7.Love Missile
8.Maniac Girl
9.Legenda Natura
10.Another World
11.Hurt
12.Maniac Girl (Helalyn Flowers Remix)
13.Shining Star (Battlejuice Remix)
14.Darker Days (Noire Antidote Remix)
15.Happy Endings (Kai Otte Bad-End Remix)
16.Love Missile (Restriction 9 Remix)
17.Shining Star (SIN.SIN Remix)
18.Happy Endings (Symbiotic Stasis Remix)
19.Darker Days (Adam Kult Remix)
20.Happy Endings (Elyose Heavy Remix)
21.Love Missile (Benjamin’s Plague Remix)
22.Happy Endings (Radiograph 80s Remix)

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Lunar Nature
Dreamside
B002VKPOP8
Touch in the Dark
Asrai
B0002MHE00
Imaginary Monsters
Birthday Massacre
B00576U8VS
posted by kerkerian at 01:47 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月16日

Lords Of Acid / Pretty In Kink(2018)

ベルギーのテクノ・レジェンドによる6thアルバム。

前作"Deep Chills"で12年振りの復活を果たしたLords Of Acid。その翌年には新作制作がアナウンスされ、少し間が空いたものの、Kickstartarで€800の調達に成功しリリースに漕ぎ着けた。Marnieの時に彼女レベルですらクラウドファンディングが必要なのかと書いた思いを今回も感じたが、固定ファンの付いた大御所だからこそ集客が可能な訳で...とこれも同じこと書いてたわ...!ともあれ、キッズの頃に揺さぶられた音楽があるなら、大人になってから是非活動を積極的に支援して欲しいですね。時が経ってもアーティストが創作に意欲的なのは幸運なことなのだから。

さて今回も例によりVoが交代しており、創始者のPraga Khan氏のパートナーを努めるVoはMarieke Bresseleers嬢。それ以外は91年の1stから不変のスタイルを堅持...ジャケは趣味が悪くて最高だし、音楽は旧き良きデジコアの残滓とElectroclashが知性的に絡んだIndustrial。前作と比べるとパーティー感が薄れた気がするのは、よりクールめな歌唱のMarieke嬢の印象が強いのかもしれない。Industrial-Rock風味な楽曲が多いのもそういうことだろうか。これだけ猥雑っぽい世界観を打ち出しながらも不思議とアバズレ感を与えず寧ろスタイリッシュに落とし込んでいるのがLords Of Acidの素晴らしいところ。因みにbandcampの彼らのタグに"acid house"があるが、Lords Of Acidが演るHouseはAcid Houseではありません(哲学)。

【Favorite Number】Flow Juice / Goldfinger

Pretty In KinkPretty In Kink
Lords Of Acid

曲名リスト
1. Break Me
2. Ma Fille De Joie
3. Sex Cam Girl
4. Flow Juice
5. Like Pablo Escobar
6. Before The Night Is Over
7. Androgyny
8. Goldfinger
9. What The Fuck
10. So Goddamn Good
11. My Demons Are Inside
12. We Are The Freaks

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Cult Of Fake
Angelspit
B01FZ8PCE0
Machine Love
Genitorturers
B000021XSW
III
Shiny Toy Guns
B00908DDU2

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2018年06月15日

New Haunts / Worlds Left Behind(2018)

UKエレクトロ・プロジェクトによる1stアルバム。

英ブリストルといえばMassive AttackやTrickyはじめ、何といってもTrip-Hop発祥の地...そこで産まれた音楽と言うだけでフィメこれ的には間違いなし...!くらいに言い切れる信頼のブランド。このNew Hauntsはそうした個人的な定説に半分は沿っていて、半分は裏切っている...勿論良い意味で...!

カテゴリ的にはGoth風味を纏ったDarkwaveなのだが、New Hauntsの特徴はビートレスである事。疾走感というだけでなく、ループ感が皆無。なのでTrip-Hopのようにユラユラと乗ることも許されない。かといってAmbientという程静かでもなく、Industrial的なエレメンツも多用される。総じてExperimentalなのですが、直近のSoft As SnowFever Rayのような変態的なのともちょっと違う。とにかく不規則で不協和、それでいてAlice Sheridan嬢がソウルフルな美声でエモーショナルに歌い上げる(高音の不安定なビブラートが病的で最高)ものだからカテゴライズに悩む。これは新たな変態なのかもしれない...解り難いけどなんだかスタイリッシュ。気難しい眼鏡を掛けた雰囲気イケメン、中身はサイコパスでしたみたいな...!

【Favorite Number】Reactions / Left Me Cold / New Haunts

My IndigoWorlds Left Behind
New Haunts

曲名リスト
1. Ingrained
2. Reactions
3. Left Me Cold
4. Hymns
5. New Haunts
6. Waves
7. Same Medicine
8. Safe out Here
9. Ice

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Lingua Ignota
Wind Atlas
B079B6KHP3
The Upper Room
VV & The Void
B00DW0TGY6
Sparkle [Analog]
Austra
B0057OOPPA
posted by kerkerian at 01:25 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする