2017年01月29日

X-O-Planet / Passengers(2016)

ドイツのDark-Electroデュオによる1stアルバム。

ユニット名やアートワークから予想されるのはギラついたスペイシーなEBMだった訳ですが、存外にロマンティックテイストな旋律を有し、OmnimarBella Luneに通じるノスタルジアがある。音的には重めなSynth-Pop...つまりトランシーなDarkwaveの王道といった態で各楽曲は個性に乏しいものの、哀愁メロが映える表題曲"Exoplanet"、美麗ピアノがポストイビザ的な雰囲気を醸すミッドテンポ曲"Outerspace"など聴きどころもちらほら。

歌唱のManja嬢はX-Pericenceのボーカリストでフィメこれ的にはJesus On Extacyへの加入でFemale化に一役買ったことで記憶に新しい…もう5年前になるのか…!しかし惜しむらくはどちらのプロジェクトも息してない模様で、活休請負人たる彼女の凛々しくも優美な歌声が次に聴けるのはどこになるだろうか…そう、このX-O-Planetもまた憑代に過ぎないのだ…!

【Favorite Number】Exoplanet / Anyway / Outerspace



Passengers Passengers
X-O-Planet

曲名リスト
1.Prelude
2.Can't sustain
3.Exoplanet
4.Seek and Hide
5.Passengers
6.Interlude
7.Remember
8.Anyway
9.Vice Versa
10.Outerspace
11.Postlude

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Lost In Paradise
X-Perience
B01H0Z0JMQ
Dark and Faithful
Technikult of Flesh
B017S7YVP2
Satan and I
Soko Friedhof
B00CF9P58G
タグ:EBM germany darkwave
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2017年01月22日

Black Nail Cabaret / Dichromat(2016)

ハンガリーのエレクトロデュオによる3rdアルバム。

当ブログ的には前作"Harry Me Marry Me Bury Me Bite Me"がアルバムオブザイヤー2015、そして萌えオブザイヤー2015の二冠に輝いたBlack Nail Cabaretですが、何という事でしょう…その立役者たるSophie嬢が抜けてしまったのです…!

Emke嬢のイケメンボイスが軸ではありましたが、Sophie嬢のチャームボイスによってFemale性が担保されていただけに、これは痛い。コーラスパートは男性メンバーのKrisztian氏によって代替され、多層的なメロディラインは維持しているものの一聴した限りでは男性Synthユニットの音楽だ。トラック的にはノスタルジックさ、スペイシーさに磨きが掛かり一段階レベルアップしているだけに、この喪失が悔やまれる。況やビジュアル面の訴求低下をや…!

【Favorite Number】Therapy / Decay Avenue / Session



DichromatDichromat
Black Nail Cabaret

曲名リスト
1. Sister Sister
2. CO
3. Therapy
4. Freak Of Fancy
5. We Like To Suffer
6. Decay Avenue
7. Minor Panics
8. Lower The Shutters
9. Session
10. Orgasm
11. Comfort Zone
12. Soon

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Ath.Lon
Marsheaux
B01H0Z0JMQ
Naphtaline LP
Celluloide
B017S7YVP2
Eclipse
Kirlian Camera
B00CF9P58G
posted by kerkerian at 15:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

REOL / Σ(2016)

日Electro-Popユニットによる1stアルバム。

れをる単独名義での前作「極彩色」で有り余るセンスとソングライティング力を見せつけ、なんだやはりただの天才だったか…まあ「歌ってみた」時代から知ってたけどねフフフ。なんて独り言ちていたんですけども。サウンドクリエーター、映像クリエイターを正式メンバーとしユニット"REOL"としてリニューアルしたのが本作。

前作のFuture-Pop路線でCAPSULEとかの後釜かと思っていましたが、本作ではギガ氏得意のEDM(フィメこれ的にはEBMが近しいか)をふんだんに駆使したエグみのあるサウンドに変貌を遂げており、メジャー感アングラ感どちらにも振り切った印象である…!時折顔を覗かせる和旋律、歌謡感はオーラルヴァンパイアを、音のグリッチィさとマニアック感はBESPA KUMAMEROを髣髴…要するにこっち側…暗黒電子系に属するのではというのが個人的な見解である。顔出しをしたことで「なんだ、やはりただの可愛い天才だったか」になったれをる嬢、類稀なる歌唱力と編集力と演出力を備えた2.5次元時代の旗手である…!

【Favorite Number】宵々古今 / DetaramE KiddinG / 404 not found



ΣΣ
REOL

曲名リスト
1. VIP KID
2. ギミアブレスタッナウ
3. 宵々古今
4. コノヨLoading...
5. RE:
6. Lunatic
7. 神様になった日
8. ちるちる
9. -FINAL SIGMA-
10. DetaramE KiddinG
11. サマーホラーパーティ
12. 404 not found
13. VIORA

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amorous profumo
くろくも
B01LQ00N18
EVOLUTION
EVO+
B017S7YVP2
No title-
あにょすぺにょすゃゃ
B00MJT2IR8
posted by kerkerian at 17:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

Xeno & Oaklander / Topiary(2016)

USエレクトロ・デュオによる5thアルバム。

活動歴13年を誇る彼らだが、ここへきて大化けオブザイヤーかもしれない…!これまでの作風と言えばキッチュなトイ・ポップ的な音で鳴らされる箱庭的Electro-Popだった。序に言えばSean氏が結構な割合でVoを取っているためフィメこれ対象ではなかった…あ、このデュオのメンバーはXenoさんとOaklanderさんではなく、Liz嬢とSean氏なので要注意ね。

さて本作は一聴して音の広がりがこれまでとは段違いであり、都会的かつノクターナルな雰囲気を湛えた作風。環境的には逆で、ホームグラウンドであるNYブルックリンから離れ、田舎のコネチカットのスタジオで制作されたというのが面白い。チープさが除かれ、だがミニマルさは残り知的なアトモスフェリアが維持されているのは高ポイント。何よりVoをLiz嬢ひとりに絞ったのは正解だね。勇躍アルバムオブザイヤー候補に連なる勢いの出世作と言えよう…!

【Favorite Number】Marble / Palms / Worlding Worlds



TopiaryTopiary
Xeno & Oaklander

曲名リスト
1. Marble
2. Virtues and Vice
3. Baroque
4. Topiary
5. Palms
6. Chevron
7. Chimera
8. Worlding Worlds
9. Topiary II

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Golden Dreams
Deux
B00FYCEMXU
Sub Rosa
Void Vision
B018HTM79W
Perte d'identite
Marie Davidson
B00U2DWAX0
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2017年01月09日

艶も酣 / 遺言桜(2016)

日エレクトロニカ・プロジェクトによる1stアルバム。

例によってゲームをビタイチ知らない私ですが、『サイレント・ヒル』のコンポーザーが手掛ける、女性Voフィーチュアリング作となる本作。ホラー音楽の大家だけにプロジェクト名、アルバム名、ジャケット、曲名、歌詞と世界観全てが「それ系」に設えてある。そんな印象だ。フィメこれ的には世界観は睡蓮ニーアゲシュタルト&レプリカント オリジナル・サウンドトラックに近しい趣を感じた。

Post-Rock、人力Trip-Hop、フォークトロニカを主軸に据え、女性Voがシアトリカルに歌い上げるドストライクな作風。なのだが、ここまで説明的である必要はあったのかなと。先述の「設えた感」もそうだし頻繁に挿し込まれる語り、芝居に寄せたVo…記号性を排して純粋に音楽を聴かせてくれたほうが個人的には楽しめた。まあ興の削がれ具合もまた「宴もたけなわ」のひとつの真実ちゅーこって。

【Favorite Number】遺言桜 -ゆいごんざくら- / 絶寵花 -ぜっちょうか-

遺言桜遺言桜
艶も酣

曲名リスト
1. 不如帰 -ふじょき- (語り)
2. 遺言桜 -ゆいごんざくら-
3. お月さん (語り)
4. 天地眼鏡 -あめつちめがね-
5. 鬼角ニョロリ -おにつのにょろり-
6. 覚醒プラットフォーム (語り)
7. 絶寵花 -ぜっちょうか-
8. 禍壺ドロリの慈悲 -まがつぼどろりのじひ- (語り)
9. 空虚壕 -くうきょごう-
10. 産断末魔 -さんだんまつま-
11. 帰子壺 -きこつぼ- (語り)

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Illogical Dance
ハチスノイト
B017839Z0W

FERRI
B00NGA19LK
Night Lines
Cuushe
B00U2DWAX0
posted by kerkerian at 17:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月03日

Boy Harsher / Yr Body Is Nothing(2016)

USダークエレクトロ・デュオによる1stアルバム。

Boy Harsherと銘打ちながら、女性VoによるHarshではなくウィスパリング主体の歌唱。そしてYr Body Is Nothingと謳いながらジャケは妙にボディコンシャス(ニップル強調)…そんなアンビバレンツを内包する彼ら。だが前回のStrvngersが異端…邪道に近い…だけに、Boy HarsherのDarkwaveがとても正しいものとしてスッと入ってくる。

最少のリズムトラックを、薄っすらとSynthが不協和音気味に覆い、JAE嬢が抑揚のないメロディラインを諦観し切ったように囁く。曲調はアッパーなEBM、難解なAmbientなど様々だがどれもがダーク・アトモスフェリアに彩られディープかつミニマルに響く。この音楽的パラドックス性が、冒頭のアーティスト名やアルバム名にも繋がるのかなと。やはり音や世界観に意味性を感じさせてこそソフィスティケートされた音楽…特に暗黒系音楽にはそうあって欲しいなあと。

【Favorite Number】Save Me / Deep Well



Yr Body Is NothingYr Body Is Nothing
Boy Harsher

曲名リスト
1.Intro
2.A Realness
3.Yr Body Is Nothing
4.Last Days
5.Suitor
6.Morphine
7.Save Me
8.Deep Well
9.Big Bad John
10.Cry Fest

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1987
Synths Versus Me
B00DMLT8E8
Her Fall And Rise
Hante.
B01ABVDXVK
Par Avion
Xeno & Oaklander
B00JWG8G2C
posted by kerkerian at 17:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

Strvngers / Strvngers(2016)

カナダのElectroデュオによる1stアルバム。

Kangaの感想時は年末怒涛の更新ラッシュをKangaえていたのですが、気がついたら2017年になってしまいまいたね。本年も宜しくお願いします。一発目から縁起よく酷評してくよ!

StraingersのLeetと思しきStrvngers。非英語圏にはスッと入ってこない名前だね。Synth-Popサウンドを軸にドラムン、トランシー、Darkwaveが忙しなく混ざり合い、Maria嬢とKyle氏のVoが多層的に絡み合う…一言でいうなら、詰め込み過ぎッ…!楽曲自体はDark-Electro仕立てで非常に質が高いのだが、音のとっ散らかり具合が決して「音の分厚さ」や「情報量の多さ」にはならず、「五月蠅さ」にしかなっていないという、残念な出来です。あとVoも意図的に混ぜ合わせることで中性的なインプレッションを狙っているのかもしれないけど、フィメこれ的な都合でいうと女か男か前に出る方を決めてほしい。

総体的には80's〜10'sまでのエレクトロを節操無く投入してったらケミカルな怪物(産廃)ができた、みたいな。化けましておめでとうございます。しかし一方で「スペイシーなElectroclash」という新たな地平を拓く可能性も微レ存だったり。

【Favorite Number】Nostalgia / Existentialism / Venus



STRVNGERSStrvngers
Strvngers

曲名リスト
1.Nostalgia
2.Exestensial
3.Shape Shifter
4.Dressedo Kill
5.Chemicallynslaved (secells)
6.Stay With Me
7.Eternal Sunshine ofhe Spotless Mind
8.Tension
9.Casual Sex
10.Venus
11.Epilogue (Goodriddance)
12.Nostalgia (SlowScan's Demix)

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The Ghosts of Christmas
Vile Electrodes
B00DMLT8E8
Creatures
Ari Mason
B01ABVDXVK
Jura
Vivien Glass
B01L2ZS6SE
posted by kerkerian at 14:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

Kanga / Kanga(2016)

USのエレクトロ嬢による1stアルバム。

LAから彗星の如く現れたSSW…TechnoやIndustrialの要素を持つダークなElectro-Popを標榜するKanga嬢。バックグラウンドや実績が謎に包まれているが、ソングライティングに加えてプロデュースも手掛けており只者ではない感が凄い。

楽曲面はロックのリフ的アプローチの"Something Dangerous"、Ayriaのようなメロディアス・ダークポップ"Going Red"、忙しないドラムン要素を取り入れた"Machine"などバリエーションがありつつどれもリズムの強度…ガッツリした喧しさで統一されている。Mari Kattmanと並び2016年のDark-Electroを代表する一枚になるだろう…

【Favorite Number】Something Dangerous / Going Red / Animal



KANGAKanga
Kanga

曲名リスト
1. Something Dangerous
2. Going Red
3. Honey
4. Viciousness
5. Saviour
6. Dissonance
7. Vital Signs
8. Tension
9. Animal
10. Machine

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Love Casualty
Night Club
B00DMLT8E8
Restart
Omnimar
B01LOD8LH0
Out of Body
Gazelle Twin
B01L2ZS6SE
posted by kerkerian at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

The Grus / Harvest(2016)

露エレクトロ・デュオによる2ndアルバム。

昨年、滋味ながら鮮烈な印象を残した1st"Nest"から早くも新作が登場。変わらずヴィンテージワインのような味わい深いTrip-Hop、そしてAlexandra嬢の気品ある甘ロリボイスはSneaker Pimps時代のKelli Aliを髣髴。Downtempoに身を委ねて恍惚の時が流れる…

(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!
いくらなんでも、ミニマル過ぎ…!オーガニック過ぎだ…!前作で多用されていたホーンセクションによる場末キャバレー感、グルーブをブリブリと牽引したベース、煌びやかなエレクトロ。全廃止ッ…!最低限のリズムとピアノと歌唱によるAmbientな10曲(うちインストゥルメンタル2曲)。辛うじて"Every Passing Day"に若干の疾走感があるくらいか。メロディは変わらずメランコリックで美しいし、この路線も悪くはないんだが前作がアクの強さとのバランスが絶妙だっただけに、正直この「素材の味」で勝負するHarvestはやや退屈だ。エレクトロは無化調よりも、多少のケミカルがあって欲しい…!

【Favorite Number】I Want Jesus To Walk With Me



HarvestHarvest
The Grus

曲名リスト
1.I Want Jesus to Walk with Me
2.Across the Stars
3.Golden Ground
4.Torture Me Slowly
5.Stones
6.When the Sun Is Going Down
7.A Tree
8.Sunbeams
9.Every Passing Day
10.Empty House

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Nature Abhors a Void
Loolacoma
B004R26M36
Three
Phantgram
B01H84SK0M
Melanfonie
Emika
B01N1MUEYS
posted by kerkerian at 00:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月12日

Vile Electrodes / For This We Fought The Battle Of Ages(2016)

UKエレクトロ・ユニットによる2ndアルバム。

3年前の"The Future Through A Lens"で鮮烈かつ尖鋭な印象を与えた彼ら…同作は本国よりも寧ろドイツでSchallwelle electronic music awardsの海外部門を獲得する評価を得ている。が、まだ世界は知らない。まだまだ布教が足らんわっ…まるで…!!(兵頭会長)

前作から引き続きの路線で「インテリジェントな」と自称するAcid-House、Technoを源流としたElectro…取り分けColdwaveやTrip-Hopのテイストが強いelectro。最大の持ち味はアナログシンセによる、寒々しいサウンドスケープなのに温もりを感じる音遣い。それを引き立たせる美麗なメロディ、時に主旋律以上のキャッチーさと存在感を放つコーラスワークは相変わらず出色。やってることはベタなのにくどいDisco音楽に成り下がらないのはアナログシンセの為せる業か。Vile Electrodesもティーザー動画に出ているべリンガー社のアナログシンセ。個人的には貧乏人の強い味方としてギターエフェクターで多数お世話になっている同社、鍵盤界にも廉価版の波が押し寄せたら、きっと世界は温かなエレクトロで満たされるはず…!

【Favorite Number】The Red Bead / Incision / Last Of The Lovers



For This We Fought The Battle Of AgesIn the Shadows of Monuments
Vile Electrodes

曲名リスト
1.In The Shadows Of Monuments
2.The Red Bead
3.As Gravity Ends
4.Evidence
5.As We Turn To Rust
6.Into Great Silence
7.Like Satellites
8.Incision
9.A Stranger To Myself
10.Last Of The Lovers
11.The Vanished Past

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Grit, Guts & Glory
Flux Fin
Grit, Guts & Glory
1888
Kid Moxie
1888
Factory Girls
Stripmall Architecture
Factory Girls
posted by kerkerian at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする