デビュー10周年記念アルバムと銘打たれた本作。2nd"少女都市計画"からフルアルバムは全て当ブログで取り上げており、言うまでもなくどれもフェイバリッ度が高いのですがここ数作...ガイガーカウンターカルチャー、鬱くしい国、昭和九十年は風刺色が強く、やや胃もたれ気味だったのが正直なところだ。そこへ来て今回の原点回帰、やはりアーバンのモチーフは少女でなくてはな...!
4周ほど聴いて、これは過去最高作ちゃうんかな?という感触を得ている。それは冒頭の3曲が神曲であるのに依るところが大きく、特に「あたしフィクション」をド頭にしたのはナイス采配...よこたん嬢の曲は歌謡曲要素が強く、しかし数が少ないレア要因も相俟って私の琴線に触れまくるのである…!あとは各メンバーが万遍なくソングライティングをするようになって来たことで多様性が生まれ、天馬氏のアクの強さ一辺倒でなくなったのもプラス傾向。総じてフェミニンで、ネガティブでニヒリズムで、ファンジスタの言葉で紡ぐどうしようもないリアリズム。実にアーバンギャルドらしい名作ってことです。
【Favorite Number】あたしフィクション / あくまで悪魔 / ふぁむふぁたファンタジー / 大破壊交響楽
![]() | 少女フィクション アーバンギャルド 曲名リスト 1.あたしフィクション 2.あくまで悪魔 3.ふぁむふぁたファンタジー 4.トーキョー・キッド 5.ビデオのように 6.大人病 7.インターネット葬 8.鉄屑鉄男 9.キスについて 10.少女にしやがれ 11.大破壊交響楽 Amazonで詳しく見る |

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