Synth-waveデュオ、Minuit Machineのコンポーザーとして知られるHelene de Thouryのソロアルバムである。音楽性はほぼ変らずSynth-PopにDarkwaveとミニマルウェーブの味付けを施した体裁。違いといえばインストゥルメンタルの割合が多めなところか。歌メロも殆ど起伏が無く、リーディング、ツイート、ウィスパリング調。偶に抑揚があるパートでもHelene嬢の歌唱は残念声というかおブス声というか野太い感じであることを考慮してか、リヴァーヴサウンドに溶け込む形で処理されており、良い感じに歌がいちエレメンツとして聴こえる。
ここで改めてMinuit Machineを聴き比べてみると、あちらはメロディアスではあるもののやはりVoのAmandine嬢はなかなか残念歌唱で、Helene嬢と同系統の声質であることに気がつく。私の中の定義では低めで鼻に掛かった声は全ておブス声認定されてしまうのだが、フランス人は大体そうなってしまうのかも知れぬな…!とはいえSynthサウンドのトキメキ、キラメキ具合は心揺さぶられるもので、この手の音楽にはVoパートは不要なのかも知れぬな…つまりフィメこれで紹介する意義もあんまり無いわけだが…!

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Hante. - Noir
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