これまで700以上のアルバムを紹介してきましたが、これは新しいな!と思える作品に出会えることは然程多くない。ところがこの1、2ヶ月に掛けて立て続けにそういうのが出てきた…ファン・ニステルローイ(と引用した本田△)が言うところの「ゴールはケチャップのようなもの。出るときはドバドバっと」てやつだろうか。
冒頭からTrip-Hopのリズムを主体としながらもグリッチィでドープな分厚い音が印象的な本作。そして問題の3曲目"Bodies"では緩やかなメロディのまま途中から一気に8ビートの疾走感に。呆気に取られる余韻のまま続く"Beyond You"ではクワイヤに彩られたGothic仕立ての深淵なTrip-Hopに。PortisheadやMassive Attackの時代から定型化しているジャンルにも、遂に進化の刻が訪れたのかもしれない…この2曲以外にサプライズは無かったが、発想の豊かさとイノベーティブに溢れた快作だ。
【Favorite Number】Bodies / Beyond You / Ursa Minor

![]() | Ursa Minor Kanute 曲目リスト 1.Waking Up In California 2.Gathering Dust 3.Bodies 4.Beyond You 5.Ursa Minor 6.Hurricane 7.August Thursday 8.Fingerprints 9.Spent 10.Tides 11.Sunlight Part 1 12.Sunlight Part 2 13.13 Amazonで詳しく見る |
Kanute - Bodies
Kanute - Ursa Minor
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