2014春の本命盤、その弐は"Dark Days White Nights"から2年ぶりのアルバム。いつもリリース間隔は然程空かないのに、Tying嬢の新作となるとある種の緊張感が走る…即ち、音源と露出具合へのドキドキだ笑。とはいえ彼女も妙齢(確信的な誤用)、初期の頃我々の劣情を催したビジュアルはすっかり影を潜めている…口惜しや。
それと引き換えに、音のほうで大人の色香を漂わす路線になったようで、特に今回はTrip-HopやAmbient色が垣間見える。従来のElectroclashやElectro-Goth的な楽曲も健在ではあるものの、音空間によって表現されるセンシュアリズムはTying嬢の新たな魅力として機能している。デビュー当初は色眼鏡で見られた彼女もコンスタントな活動でシーンに定着した感があり、それを象徴するかのような正当な進化を遂げた本作…エレクトロシーンの現在地を推し量る上でもデファクトとなりそうな1枚だ。
【Favorite Number】One Second / A Lone Boy / No Way Out

![]() | Drop Tying Tiffany 曲名リスト 1.One Place 2.Spin Around 3.A Lone Boy 4.One Second 5.Neon Paradise 6.One Girl 7.Deep Blue River 8.No Way Out 9.One End 10.Dissolve Amazonで詳しく見る |
Tying Tiffany - One Place
Tying Tiffany - One Second
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