"Dark and melancholic atmospheres with Metal distortions and rhythmic structures"を標榜する通り、メタルの質感を持ちつつもどこか儚げな雰囲気の漂う音楽性。ズバリ聴きどころは歌とサウンドのギャップ。Alternative-Metal気味の熱い演奏陣に、Federicaのメランコリアに満ちたVo…この歌唱、醒めているというより殆ど無気力に近い…!
しかし重量感がありながらトラッドやフォークの色合いも見せる楽曲の中で、このアンニュイさが合っていると言えば合っている。とりわけ7曲目、疾走しまくるリズムの中でボーカルラインとピアノだけが揺蕩うような速度感で流れているのがこのバンドの真骨頂だ。このタイトルが"Doom"というものまた、アンビバレンスを象徴しているようだ。このブラーヴォな叙情メタルを、ボナペティート。
【Favorite Number】The Last Dawn / Victoria / Doom

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Lenore S. Fingers - Victoria
Lenore S. Fingers - Cry of Mankind
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