ORANGE RANGEのNAOTO氏によるユニット、今作が初聴です。かのバンドをパーティロック野郎と舐めてただけに、このミニマル感にはやられました。スライティングジャンピング焼き土下座です。アコースティックな質感で透度の高いポップス、所によりエレクトロニカ。勿論このソフトリーな雰囲気は歌姫であるSSW、Rie fu嬢によるところが大きく、淡い美メロが全体を覆います。
しかし淡い。淡すぎるのです。Post-Rockを標榜するのならもっと冒険をして欲しいのです。delofamiliaは言わば、NAOTO氏によるポップセンスの表現形態がパーティロックからオーガニック・ポップスに換装され、そこにほんのりとエフェクトを掛けてみました的な音楽性。そしてRie fuソロ作品とも大差がない。こっちは英詞だけど。
大手レーベルでこういったジャンルを出せるのはビッグアーティストの特権だが、同時に彼らにはElectronicaやPost-Rockのエヴァンジェリスタたる責務があるのだ…!次はdelofamiliaの、心揺さぶられるような野心が聴きたい。
【Favorite Number】In the Groove / Isolation

![]() | archeologic delofamilia 曲名リスト 1. In the Groove 2. In a Zoo 3. Crimes 4. Delicious 5. Globalism Calls 6. Weep 7. Isolation 8. Your Money 9. Beyond Hello 10. Why So Lonely? Amazonで詳しく見る |
delofamilia - In the Groove | delofamilia - Delicious |
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