2012年06月21日

Akphaezya / Anthology IV: The Tragedy of Nerak(2012)

仏Avant-Garde Metalバンドの2ndアルバム。

先のレビューで大激賞のNehl Aelin嬢を擁する彼ら…チャプター立てのアルバムタイトル、冒頭のシアトリカルな"Prologos"〜長尺の"A Slow Vertigo"と、まずは形からProgressive魂を見せつける。全体としての第一印象は「上品なアヴァンギャルド・メタル」。Electroを巧みに散りばめ疾走するが、落とすところではピアノによるクラシカル路線に様変わりする。中には"Dystopia"のように全編アコースティックなバラードもあり、このメロウ・サイドこそがAkphaezyaの魅力であり、Nehl嬢の歌唱を存分に堪能できる箇所と言えよう…!

勿論"Utopia"や"Nemesis"のようなはっちゃけサーカス楽曲ではNehl嬢のコケティッシュな七色ボイスが炸裂して、さすがアヴァン界を代表する女優っぷりを見せつける。しかしこのAkphaezyaそのものに、漠然とした物足りなさを感じるのは何故だろう…それは先にNehl嬢の才気迸るソロ作を聴いてしまっているからだ…!Akphaezyaは楽曲も魅力的で演奏陣の技量も申し分ない。だがClassicやJazzを飲み込んでいるとはいえ、「所詮」ロックを逸脱したものではない。Nehl嬢には最早そういった音楽フォーマットによる縛りはマイナスにしかならない。あれだけの異次元アルバムを聴かせ付けられてしまってはな…!

繰り返すがAvan-Garde Metal作品としては素晴らしい。しかしカリスマを活かしきれていないという点で、残念さのほうが上回る。俺にはそんなアルバムでした、っと。

【Favorite Number】 A Slow Vertigo / Hubris / Genesis / Nemesis



Anthology IV: The Tragedy Of NerakAnthology IV: The Tragedy Of Nerak
Akphaezya

曲目リスト
1. Prologos
2. a slow vertigo
3. Sophrosyne
4. Utopia
5. Hubris
6. Transe H.L. 2
7. genesis
8. Dystopia
9. nemesis
10. Harsch Verdict
11. epilogue

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Akphaezya − Nemesis
Akphaezya − Nemesis(Live)


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posted by kerkerian at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | Progressive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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