前作"Condors"でいきなり世界基準のエレクトロニカを見せつけた彼ら。BBCでのセッションやソナー、ロスキルド等のフェス出演により欧州で着実に評価を上げつつある中での初フルレングス。ダークトロニカを基軸にダブステップ、IDMを塗した野心的な音楽性はそのままに、本作ではAyu嬢の存在感が増している。前作よりも歌もの楽曲の比重が増したのは確かだが、"TMA"に聴かれる感情の発露は久々に「岡北有由」を見たなって感じ。元々90年代以降のオルタナティヴを雑食的に鳴らしていた彼女、アラニスやBonnie Pinkっぽい唄い方を器用に使い分けてきたのである。Nedryにおいても、BjorkにもJolie HollandにもEmikaにも成れるのだ…因みに見た目はYUKIっぽく成ってきてる気がする…!
そしてトラック的には恐らくMassive AttackとかBurialフォロワーだとかの声を予想したうえで、確信犯的に鳴らしているフシがある。Ayu嬢のVo含め、カメレオン的な節操無さを「鮮やかでない色彩の範囲内で(タイトル通り薄暗い光のような)」発揮するのがNedryの個性と言えよう。
【Favorite Number】 Post Six / Dusk Till Dawn / Float

![]() | In a Dim Light Nedry 曲名リスト 1. I Would Rather Explode 2. Post Six 3. Violaceae 4. Havana Nights 5. Dusk Till Dawn 6. Float 7. Land Leviathan 8. TMA 9. here.now.here 10. Home…… Amazonで詳しく見る |
Nedry - Violaceae | Nedry - Dusk Til Dawn |
Mice Parade Mice Parade ![]() | Black Earth That Made Me White Ring ![]() | Pint of Blood Jolie Holland ![]() |