前作から4年、97年のデビュー以来ほぼ毎年リリースを重ねてきた彼ら。さらにThomas Rainer氏の精力的なソロ活動も相俟って、解散説も実しやかに囁かれた…しかし本作はそんな噂を一蹴、不安に対してImmortelle(=永久花)であるという一発回答をしてみせたのである。
4年前の"Namenlos"では原点回帰を垣間見せた彼ら。本作でもその路線は継続されElectro/EBMが3割、Goth-Rockが7割といった按配…主にElectroの方はThomas氏が存在感を発揮しているのが残念だが、Sonja嬢の情感溢れるGoth楽曲はまさにディーヴァといった佇まい。"My heart was never made of stone..."と弱さを曝け出す"The Heart"に代表されるように、これまで以上に失われた過去や愛に関する内省的なテーマが多い。ドラマティック性とスケール感、それに相反する脆さの両極はまさに「人間」そのものといえよう…!
そんな生々しい美しさを携えた本作は、改めてL'Ame ImmortelleがGoth-Electroシーンの牽引車であることを見せつける、堂々の復活作であります。
【Favorite Number】 No Goodbye / Demon Be Gone / The Heart / Banish

![]() | Momente L'ame Immortelle 曲名リスト 1. L'Etang Malo 2. No Goodbye 3. Absolution 4. Wie Tranen Im Regen 5. Empty 6. Demon Be Gone 7. The Heart 8. Banish 9. Why Can't I Make You Feel 10. Dort Draussen 11. Hold Me Amazonで詳しく見る |
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