2012年03月01日

Nehl Aelin / Le Monde Saha(2012)

仏エレクトロ・アーティストによる1stアルバム。

リリカルなピアノに導かれる冒頭曲"So Easy"からラウンジィなムードに包まれた素晴らしく良質なポップスが続く。ユリウス•フチークの『剣闘士の入場』を引用した"Dell"や弦楽奏による深淵なインスト"Au delα du Mont Minob"などネオ・クラシカルの匂いを見せる彼女は絵に描いたような才色兼備。退廃ムードも垣間見せるという点で、暗黒女帝Emilie Autumと対をなす、光の王妃とも言うべきのカリスマ性を放っておる…!

注目はアルバム後半部の、オリエンタルへの憧憬を多分に含んだ美麗な、ときにカオティックな楽曲群。アジエンスな雰囲気を醸す"Les Fleurs De Mandara"やコテコテの東洋的音階とキュウトな声色によって囀られる"La Voie Du Milieu"はNehl嬢による琉球民謡といった態か。さらには民俗音楽とDrumn' Bassの融合など奔放すぎる流れに圧倒されまくる全12曲。

東洋といえば、本作のジャケに漢字で「忍耐の世界」と刻印されていたり(アルバムタイトルの和訳?)、オフィシャルサイトに「ケェ ヤヲキゥェキ ヲ ッヲイヲョク ェウ イエョ」 とデザインがあしらわれていたり(もうちょっと勉強しようか)、MyspaceのジャンルにAnimeと書いてあったり(趣味欄じゃないから)、さては只の日本大好きっ娘じゃな・・・?
ところで趣味欄とミシュランは似てる・・・!仏に親日家が多いのも頷ける話じゃて。

このNehl嬢、素性はAvant-garde metalバンドAkphaezyaのVo兼ピアニスト。Youtubeで数曲聴いた感じではUnexpectやAngiziaを髣髴するシアトリカルな音楽性で、やはりスキル・佇まいとも別格の存在感。そんな彼女のルーツと趣味全開で表現されたこのソロアルバム、紛うかたなき名作と断言して良い。アルバムオブザイヤー2012有力候補だ。

【Favorite Number】 So Easy / Dell / Les Fleurs De Mandara / Syrens' Gate / Yo Tiende Sona



Neverworld's EndLe Monde Saha
Nehl Aelin

曲名リスト
1.So Easy
2.Overdrive
3.Striking The Strings
4.Dell
5.Au del? du Mont Minobu
6.Les Fleurs De Mandara
7.La Voie Du Milieu
8.Hojo Takeka
9.Yo Tiende Sona
10.Syrens' Gate
11.N'cha
12.Au Village Pingouin
13.Je Hais Les Araignées

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Nehl Aëlin - Syrens' Gate
Nehl Aëlin - Striking the strings


Anthology II
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posted by kerkerian at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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