2006年を最後に久しく参戦していないSummerSonicですが、今年は腰を上げかけた。その唯一の理由がPuro Instictがラインナップされている事だった。普通名が売れてないこれ系のアーティストはフジの方だろ?…サマソニの迷走振りを象徴するブッキングとはいえ、ちょっと嬉しいサプライズでした。結局行ってないけど。
t.A.T.u.辺りを髣髴するお耽美なジャケットのイメージ通りで宜しいかと思う。80's末〜90's前期を髣髴する、薄っすらとしたリバーブギターに彩られたネオアコ系のポップス。凄く何かに似てる気がするんですがサクッと思い出せない。4AD系ほどシューゲイズしてないし、All About Eveっぽくもあるがもっと普遍的なポップスを携えている感じ。VoのPiper嬢(姉23歳)のクールビューティーな歌声は、ライブでどう再現されるんだろう?と心配になってしまう位のアンニュイさを纏っている。そして特筆すべきはギターのSkylar嬢(妹16歳)。キラキラしたコーラス系のアルペジオからフィードバックの音作りなどミドルティーンと思えないセンスを放ちます。メロディックなギターソロや時折サイケデリアさえ感じるアトモスフィアは紛うことなき天才、である。
一方楽曲面では名曲"There She Goes"(Sixpence None The Richer版のほう)を思わせる"Lost at Sea"やギターの美しいサウンドスケープが堪能できる"Escape Forever"、カオスビューティーな"California Shakedown"など一服の清涼剤を求めたい季節に打ってつけの良盤だ。夏フェス向きとは到底思えないけどw
【Favorite Number】 Lost At Sea / Escape Forever / California Shakedown

![]() | Headbangers in Ecstacy Puro Instinct 曲名リスト 1. Everybody's Sick 2. Lost At Sea 3. Silky Eyes 4. Silvers of You 5. Stilyagi 6. Escape Forever 7. No Mames 8. Vapor Girls 9. California Shakedown 10. Luv Goon Amazonで詳しく見る |
Puro Instict - Silky Eyes | Puro Instict - Lost At Sea |
Something About the Chaparrals Pearl Harbor ![]() | Original London Cast Salad Days & The Boy Friend ![]() | Ghost Blonde No Joy ![]() |