VoのLo Blondo嬢、あとKey/BassとDrumsの男2人によるバンド編成なのだが、良い意味でバンド感が無いのが特徴。てっきりLo Blondo嬢のソロプロジェクトなのかと思わせる音。コテコテではないものの、ラテン語圏特有のエキゾチカというか艶かしさがある。2nd、1stの音をネットでさらっと聴いたところ、爽やかギターポップといった態でしたが、本作は情緒的なエレクトロニカに大転換。ドラムとベースの生々しさは一切排し、人工的なエフェクトに拘った感じがします。
コズミックなSynthが躍動するFuture-Popな"Ginebra Dulce"、やはりオリエンタルな手触りのSynthが映える"Casa Vacía"、美しいボーカリゼーションが堪能できる「優しいElectroclash」と"もいえる7 Días"など、New-Wave色はあるものの基本はElectro-PopとかTrip-Hopの類。唯一バンド的な疾走感を携える"Un Año Quebrado"は前作までの路線を髣髴するが、欧米的な雰囲気だったこれまでと比すと、やはりラティーナの香りが前面に押し出されている。
この芸風の変化はどうやらギターの脱退によるものらしい。光るポップネスを持ちながらも個性的とは言い難かった楽曲群が、完全にこれがHello Seahorse!といえる音楽が完成をみたんじゃないでしょうか。このアングラへのシフトチェンジがなかったら彼らに出会えていなかった。俺的には大歓迎です。

![]() | Lejos. No Tan Lejos. Hello Seahorse! 曲名リスト 1.Ginebra Dulce 2.Casa Vac-a 3.7 D-as 4.Perla Blanca 5.Fieras 6.Un Aбo Quebrado 7.La Tumba 8.Oro Y Plata 9.Me Has Olvidado 10.Velo De Novia (Live Recording) 11.Lejos. No Tan Lejos 12.Casa Vac-a Acкstica Amazonで詳しく見る |
Hello Seahorse! - Casa Vacia | Hello Seahorse! - Despuésa |
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