「非欧州」のダークウェーヴとして長年異彩を放ってきた彼ら。私自身1stからずっと追いかけているのですが、どうにもその音楽スタイルを的確に表現できる言葉を知らない。ゴシックロックも、インダストリアルもFaith And The Museのほんの一部を切り取っているに過ぎない気がしていて。
そこへ来て久々リリースの本作、「Ankoku Butoh(暗黒舞踏)」である。
言い得て妙!
そして神道ブームなのか曲名も「Kamimukae(神迎え?)」「Bushido(武士道w)」「Harai(祓い?)」「Kodama(木霊)」等々。明らかにエスニックを意識したアルバムになっている。もちろん根底にあるのは自然崇拝のペイガニズムな訳だが。
メタル的アプローチを基調としながらもエレクトロニカ、ポストパンク要素を散りばめつつ、多種多様なパーカッションによる呪術的な空気感が最大のパーソナリティ。太鼓が打ち鳴らされる中、モニカ嬢がオペラティックにフロウする様は西洋と東洋の祭祀が融合した、暗黒シャーマニズムの粋。Inkubus SukkubusとかSkeltal Familyとか、ポストパンクの流れを汲む地味ゴシック好きにオヌヌメしたい逸品です。

![]() | Ankoku Butoh Faith And The Muse 曲名リスト 1.The Woman of the Snow 2.Kamimukae 3.Blessed 4.Battle Hymn 5.Bushido 6.Nine Dragons 7.Harai 8.When We Go Dark 9.The Red Crown 10.Kodama 11.She Waits by the Well 12.Sovereign 13.To Be Continued Amazonで詳しく見る |
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