2004年07月24日

Nightwish / Once(2004)

空から舞い降りたフェアリーテイル。地底を揺るがす魔王の蠢き。

いよいよメジャーシーンに躍り出てきたナイトウィッシュです。マサ伊藤氏がライナーを書けばその界隈では一人前。大きくなったなあ。

このバンドの特異性は女性ボーカルのターヤ・トゥルネンの存在に尽きる。オペラ声楽をそのままメタルと融合させたスタイルは荘厳の一言。さらに北欧特有のメロディックな旋律とキーボードが引っ張る楽曲は様式美に溢れている。

さらに前作から「歌うベーシスト」マルコ・ヒエタラの加入で男女混声オペラへとバージョンアップ。基本的に今作もその路線を引き継ぐ形。丸子・冷え鱈がソロで歌うパートが若干増し、よりプログレッシヴさを増した楽曲に程よくトライバルな味付けをしている。クラシックと民俗音楽の素敵なミクスチャー。"Creek Mary's Blood"なんてFF]のエボン寺院とか思い出したよ。

翻ってターヤのボーカルは、アルバムを重ねる毎に普通になってきてる気がする。しかしよく聴くとそれは声域だけの話で、芸の幅は格段に増してる。ビョークかよ!みたいな歌い回しが何箇所かあって、言葉にしづらいんだけど何てゆうか伸びやかに悪戯っぽくフロウする、あんな感じ。まだまだ引き出しは多そうです。

世界デビュウを睨んでエヴァネッセンスを意識してくるのかと思ってたのですが、逆にマニアックな方向へシフトしつつあるのは嬉しい。でも3rd の"Come Cover Me"に似たキャッチーなシンフォニック・メタル"Live to Tell the Tale"がボーナストラック扱いなのはちょっと寂しいかな。

OnceOnce
Nightwish

曲名リスト
1. Dark Chest of Wonders
2. Wish I Had an Angel
3. Nemo
4. Planet Hell
5. Creek Mary's Blood
6. Siren
7. Dead Gardens
8. Romanticide
9. Ghost Love Score
10. Kuolema Tekke Taiteilijan
11. Higher Than Hope
12. White Night Fantasy [*]
13. Live to Tell the Tale [*]
14. Wish I Had an Angel [Multimedia Track]

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posted by kerkerian at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | Gothic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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