2018年12月24日

ic3peak / Сказка(2018)

ロシアのエレクトロ・デュオによる4thアルバム。

ジャケからして、もうヤベー奴確定な作品で変態系にしてホラブル...Anna Von HausswolffSoft As Snowと2018年は怖いやつ多いのう...!

EP作品で"Kawaii"とか"より多くの愛"とか邦題ではなく本題でタイトリングされているくらいジャパネスクを拗らせているようで、しかしその意味とは裏腹に攻撃的なElectroclashを撒き散らし、エスニックなTrip-Hop...The GrusとかAisha Deviに通ずる...そんな最高なic3peak。本作ではそんな拉げたインダストリアルノイズによる攻撃性に加え狂気的なロリヴォイという新たな武器を携え、より変態性に磨きを掛けてきた模様だ。それにしてもNastya嬢...ウィスパリング、ヒステリー声、ロリ声(中)、ロリ声(高)、ナチュラルと七色ヴォイっぷりが凄い。多層的なコーラスとも相俟って少女が代わる代わる呪いの歌を放ってくる如き様相に呆然とする一枚だ。聖夜のご褒美としてお薦めしたい作品である...!

【Favorite Number】Сказка / Привет / Таблетки

СказкаСказка
ic3peak

曲名リスト
1. Считалочка
2. Сказка
3. Привет
4. Красота и сила
5. Полчаса
6. Смерти больше нет
7. Таблетки
8. Слезы

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Sometimes
The Grus
Sometimes
Glass Body
Soft as Snow
B07DPF47LV
Body Work
Negative Gemini
B07B64T365
posted by kerkerian at 01:48 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月23日

Emika / Falling in Love With Sadness(2018)

UKエレクトロ嬢による6thアルバム。

毎作、快哉と失望の狭間でやきもきさせられてきたEmika嬢の新作だが、2nd"Dva"、4th"Drei"とどうやら一作おきにElectro/Experimentalという法則性(ALI PROJECTの白アリ・黒アリ方式)が確立されたようで、本作は気が早いですが昨年の5th"Melanfonie"の直後から待望していました。

作風は"Drei"の開放的なSynth-Popを押し進めた印象で、よりフィジカルでストレートにビートを刻む楽曲が多い。前作がドープな音使いを多用した10'sスタイルなら、今作はボーカルチョップやSynthを全面に出している。楽曲によっては男VoをFeatureしていた前作と比べると、繊細なファルセットによるEmika嬢のVoが堪能でき、宇宙的な上昇/下降音階が随所に飛び交っているのも相俟って好みとしては断然こっち。Experimentalのアクの強さは減退したものの、Emika嬢のクラシックのルーツとも程よく融合している集大成作なのではないだろうか。もう奇数ナンバリング作のインストアルバムは要らないのよ...?|ω・`)チラッチラッ

【Favorite Number】Could This Be / Run / Promise

Falling in Love With SadnessFalling in Love With Sadness
Emika

曲名リスト
1. Wash It All Away
2. Could This Be
3. Run
4. Close
5. Promises
6. Killers
7. Falling (Reprise)
8. Falling In Love With Sadness
9. Escape
10. Eternity
11. Wash It All Away (Waterfalls Version)

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Lost At Sea
Snow Ghosts
Lost At Sea
Hybrid
Elsiane
B07DPF47LV
Quixotic
Martina Topley-Bird
B07B64T365
posted by kerkerian at 17:45 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月16日

Emma Ruth Rundle / On Dark Horses(2018)

USのSSWによる3rdアルバム。

The Nocturnes、Red Sparowes、Marriagesのボーカリスト/ギタリストとしてAlternative界において知る人ぞ知る存在のEmma Ruth Rundle嬢。それぞれの活動でPost-Rock的な音楽性を標榜していたが、ソロの作風もその延長上にあると見ていい。但しより深化し、アートロックの態で世界観もパーソナルな面を大きくクローズアップしているのが特徴、まあソロらしいソロっすわ。

ソロ3作目を数える本作は、Experimental性は薄いもののドゥーミーで鬱くしくも美しい、10'sに蘇るシューゲイズといった印象。全てスロー曲にも関わらず終始張りつめた緊張感が流れており、とりわけギターの音作りの隙のなさ...適度な分厚さと濃さで音空間を彩るさまは流石本職といったところか。Colouring Rainbowsと並ぶ、ギターオブザイヤー2018候補である...!

【Favorite Number】Fever Dreams / Darkhorse

On Dark HorsesOn Dark Horses
Emma Ruth Rundle

曲名リスト
1.Fever Dreams
2.Control
3.Darkhorse
4.Races
5.Dead Set Eyes
6.Light Song
7.Apathy on the Indiana Border
8.You Don't Have to Cry

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Salome
Marriages
Salome
A Year of Spring
The Nocturnes
B07DPF47LV
Live at Roadburn 2012
Chelsea Wolfe
B07B64T365
posted by kerkerian at 01:20 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

Gazelle Twin / Pastoral(2018)

UKエレクトロ嬢による3rdフルアルバム。

2014年の"Unflesh"以来、Remix、サウンドトラック、EP、シングル等コンスタントなアピアランスを続けるElizabeth Bernholz嬢 aka Gazelle Twin。アルバムオブザイヤー2014にも選出した前作を改めて聴くと、ミニマルとアヴァンギャルドと空恐ろしさが同居する素晴らしい変態作でござった。それが後発のEP"Kingdom Come"ではアトモスフェリックでより難解な作風にシフトし、不安な中迎えた本作である。

結果からいえば楽曲の不安定さをなぞるような、作風の不安定さでやたらとリズムの強さ...Gazelle風ドラムンに乗せたFutureブレイクス的な楽曲に。展開の読めないコラージュ的展開、歌ものの排除、謎のボンテージによる肌露出の排除etc、従来からの一貫した姿勢も見えるものの、全体的に五月蝿い。こんなElectroclashじみた俗なGazelle Twin(他に比べたら十分エクスペリメンタルで攻め攻めですが...)は要らない。早く空恐ろしさを取り戻して欲しい...!

【Favorite Number】Sunny Stories

PastoralPastoral
Gazelle Twin

曲名リスト
1.Folly
2. Better in My Day
3. Little Lambs
4. Old Thorn
5. Dieu Et Mon Droit
6. Throne
7. Mongrel
8. Glory
9. Tea Rooms
10. Jerusalem
11. Dance of the Peddlers
12. Hobby Horse
13. Sunny Stories
14. Over the Hills

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Wiseblood
Zola Jesus & Johnny Jewel
Wiseblood
Aviary
Julia Holter
B07DPF47LV
Nowhere
Esben and the Witch
B07B64T365
posted by kerkerian at 21:42 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

Princess Chelsea / The Loneliest Girl(2018)

ニュージーランドのSSWによる3rdアルバム。

絵に描いたようなメルヘンチックなジャケ、姫を名乗っちゃってる事からも察せられる通り、フェアリーテイリングなIndie-Popを鳴らすChelsea Nikkel嬢。キャッチーなメロと共にピアノやストリングスを交えたハッピー感溢れるポップミュージック...一聴するとそんな印象なんだけど、どこか仄かな狂気を帯びている気がしてならない。リヴァーヴの深い多層的なコーラスワークや不穏なコード進行...ダークファンタジー感はSchneewittchenを、キャバレーポップ感はFiona Appleみを想起してならない。

ただこの闇印象がChelsea姫の狙いなのか、或いはダークミュージックに冒され過ぎて白いものも黒く見えてしまう私の気のせいなのかが今ひとつ判別が付かない。深読みさせてしまうような深みがある音楽であることは確かなのだが...それにしても今どき歌パートがフェイドアウトして終わる曲が多いのも気がかりで、コード進行の件もだが「解決しない」要素が多いのだ。あと今気がついたがジャケのChelsea姫、目が紅くビーストモード化しておる...やはり闇堕ちしておったか...!

【Favorite Number】The Pretty Ones / Wasting Time

The Loneliest GirlThe Loneliest Girl
Princess Chelsea

曲名リスト
1.The Deer with the Golden Lights
2. Good Enough
3. The Pretty Ones
4. I Love My Boyfriend
5. Wasting Time
6. The Loneliest Girl
7. I Miss My Man
8. It’s Nothing
9. Respect the Labourers
10. Cigarette
11. Growing Older
12. All I Need to Do

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Ribbed Music for the Numb Generation
Sohodolls
Black Light
Strange Pleasures
Still Corners
B07DPF47LV
Country Falls
Husky Rescue
B07B64T365
posted by kerkerian at 00:12 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

Scarlet Dorn / Lack of Light(2018)

ドイツのAlternative-Rockシンガーによる1stアルバム。

冒頭のクラシカルなピアノの旋律に荘厳な8分の6ビート、数秒でこれはMuseフォロワーや!と喜びの舞。10数年Female-Voものブログをやっていますが、未だMuseは私の中でナンバーワンは揺るぎないのです。その影響下にあるアーティストはすべからくLOVEなんですが、ここまで全開なのは余りない...因みに1曲限定ですが、まんま"New Born"のパク...オマージュを収録した作品がござった。

Scarlet嬢は低音イケボ8割の中性的な歌唱スタイルでダークな世界観にベストフィット。ピアノ・ギター・ドラムを従えたバンド編成ではあるものの、バンドサウンド感<エレクトロ要素となっていることで単純なFemale版Museになることを回避している。この塩梅が素晴らしいオリジナリティを放つ。全曲ミッド〜スローテンポに統一されていることから00's以降のGothic(Metalほど重々しくない)の影響が大きい。とりわけ" Don't Know, I Don't Care"のカタルシスはEvanescenceの3rdを思わせる会心曲。そしてラスト曲"In Another Life"は最後の30秒で初めて高キーでの朗々とした歌唱を披露し、ポテンシャルを垣間見せたところでアルバムが終わる何とも心憎い構成。ルックスも暗黒王女感溢れるScarlet Dorn...マジで推せる...!

【Favorite Number】Heavy Beauty / I Don't Know, I Don't Care / In Another Life

Lack of LightLack of Light
Scarlet Dorn

曲名リスト
1. Heavy Beauty
2. Hell Hath No Fury Like A Woman Scorned
3. I'm Armageddon
4. Hold On To Me
5. Rain
6. Kill Bitterness With Love
7. Snow Black
8. I Don't Know, I Don't Care
9. Cinderella
10. I Love The Way You Say My Name (feat. Chris Harms)
11. Frozen Fire
12. In Another Life

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Evil Never Dies
Lesbian Bed Death
Black Light
Genesis
Cecile Monique
B07DPF47LV
An Intense Feeling of Affection
Lovelorn Dolls
B07B64T365
posted by kerkerian at 05:38 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月08日

Train To Spain / A Journey(2018)

スウェーデンのSynth-Popデュオによる2ndアルバム。

前作"What It's All About"で余りにも真っ直ぐなSynth-Popを披露、そのあまりにも衒いのないスタイルにスペイン行きの列車はどこを目指すんだろう?と前回記事での問いに対し、彼らは至極普通に"A Journey"と答えてきた。ですよねー。まあ、当たり前に期待されていることを期待通りに応えた、そんな本作です。安心安定の80'sノスタルジーを連れてきます。

前作で際立った圧倒的な平面音楽...特に音域の狭さとパターンの少なさには眠気を覚えたものでしたが、今作では冒頭から音が立体的で奥行きを感じさせる空気感を出している。BPM的にも音域的にもローからハイまで各種取り揃えており良い塩梅。特に"80's Drum Machine"はキッチュなレイドバック感がTrain To Spainにしては斬新な部類。前作の出来からは、彼らが欧州エレクトロ・インディーシーンでブレイクしているという話が俄には信じ難かったですが、今なら解る。まあMuseとDepeche ModeとHuman League好きにハズレ無しって、ばあちゃんも言うとったからな...!

【Favorite Number】I Follow You / Monsters / 80's Drum Machine

A JourneyA Journey
Train To Spain

曲名リスト
1. I Follow You
2. Saviour
3. You've Got To Do It
4. Not With Me
5. Pretend We Won
6. Confused
7. Monsters
8. Teaser
9. What If?
10. 80's Drum Machine
11. Believe In Love
12. Dominant One

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Black Light
Vile Electrodes
Black Light
In the Interest of Beasts
Dancing With Ruby
B07DPF47LV
Ecliptic
Neonsol
B07B64T365
タグ:sweden Synth-Pop
posted by kerkerian at 01:52 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする