2018年09月28日

THE THIRD(仮) / THE THIRD(仮)1st ライブ(2018)

日ガールズ・ロックバンドによるライブアルバム。

5バンドを擁するBang-Dreamプロジェクトにおいてキーとなる「キャラクターとリアルのリンク」を体現するPoppin' PartyとRoselia。しかしあとの3バンドの声優陣にリアル演奏によるバンド活動を望むべくもない。そのジレンマを埋める存在が3バンドの楽曲をカバー演奏するTHE THIRD(仮)である。ライブによっては各バンドのVoキャストのみゲスト出演する形で演奏に徹することもあるが、単なるバックバンドに留まらないガチプロフェッショナルバンドであることが本作を聴くとお解かり頂けるだろう...!

まずビジュアル面・演奏面で圧倒的な存在感を誇るVo+BaのRaychell嬢とDrの夏芽嬢。新体制SHAZNAのメンバーでもある2人が牽引する安定かつ強固過ぎる美麗歌唱とリズムは、原曲が元々ロックサウンド寄りであることを差し引いてもゲーソンであることを感じさせない本格派Alternative-Rock。脇を固めるKeyとGtは本業声優でありながら楽器歴の長さに裏打ちされた確かなスキル。Keyの倉知玲鳳嬢は主にPastel*Palettesとハロー、ハッピーワールド!曲でメインVoを務めるが、弾きながら踊りながら再現性の高い歌唱をこなしバンドの華と萌えを担う。Gtの小原莉子嬢はESP出身のミュージシャンでThe Sketchbookの経験値もあり、本作では最後の3曲限定ながら流石の技巧を披露している。

そして大半の曲でサポートメンバーとして弾くPoppin' Partyの大塚紗英嬢。技術的には、りこぴん嬢に一日の長があるもののエモみの深さを感じさせるパフォーマンス(語彙力)。ポピパのライブを観すぎているせいか、フレーズが多少よれていてもここはステップ踏んでるのかなとか煽ってんのかなとか音源だけで想像が捗る。例えるならさえチはジョン・フルシアンテでりこピンはジョシュ・クリングホッファーなんだな←

全体として、再現性が高いだけでなくオリジナリティもしっかり見せつける、バンドリーマー必携の一枚。正式にRAISE A SUILENとして歩みを始めた彼女達の、DJを加えた5人体制での2ndライブアルバムが早く聴きたい。てか6thライブ当たれ...!

【Favorite Number】しゅわりん☆どり〜みん / Hey-day狂騒曲 / ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ! / Scarlet Sky / R・I・O・T

DNA FeelingsTHE THIRD(仮)1st ライブ
THE THIRD(仮)

曲名リスト
1. That Is How I Roll!
2. しゅわりん☆どり〜みん
3. パスパレボリューションず
4. えがおのオーケストラっ!
5. Don't be afraid!
6. ゆら・ゆらRingDongDance
7. Hey-Day狂騒曲(カプリチオ)
8. Scarlet Sky
9. ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!
10. R・I・O・T
11. That Is How I Roll!
12. R・I・O・T

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ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!
ハロー、ハッピーワールド!
ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!
ゆら・ゆらRing-Dong-Dance
Pastel*Palettes
ゆら・ゆらRing-Dong-Dance

Hey-Day狂騒曲

Afterglow
Hey-Day狂騒曲
posted by kerkerian at 03:24 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月24日

i:Scintilla / Swayed(2018)

USエレクトロ・バンドによる4thアルバム。

Alfa Matrix祭り第6弾...本来は新作が集中した春先に特集すべきなんだけど、このi:Scintillaのリリースに合わせて秋にスライドしてお送りしました。言わばこれまで紹介した作品は前座、そのくらい8年振りの本作に寄せる期待が絶大だった訳です...!

そんな本作はアルバムオブザイヤー2010の大名作"Dying & Falling"以来のオリジナルアルバム。冒頭からフィードバックギターとタムによるビートロックで開幕...あれ、Hanoi Rocks再々結成したっけ?的なパンキッシュさにがっくりと膝を付き滂沱の涙、もちろん悲しい意味で。ライブ盤"Live On Jbtv"で生バンド化は示唆していましたが、ダークエレクトロ成分をここまで削いで来るとは。レーベルのGothic-Metal担当はLovelorn Dollsだけで結構なんですけど...!印象に残ったのは"Carmena Saturna"のイントロだけという体たらくで、寧ろDeluxe EditionのDisc2のほうが本編という気すらする。唯一のキラー曲"The Art of Excess"を筆頭に、AngelspitらによるRemixの数々は本来の(嘗ての)i:Scintilla的で聞き応え十分。全体として期待値を大幅に未達な感は否めず。毎年いや毎月レベルで彼らの新作情報を逐一ウォッチしていた身としては余りにあんまりな仕打ちですが、いつかまた私の特別な存在となることを願う。それでは恒例の〆で。i:Scintilla、愛してぃた...

【Favorite Number】Carmena Saturna / The Art Of Excess / Nothing But Recordings (Bounte Mix)

DNA FeelingsSwayed
i:Scintilla

曲名リスト
CD1
1. Human
2. Carmena Saturna
3. Boxing Glove
4. Mercy Screams
5. Dftd (Between The Devils)
6. Nothing But Recordings
7. Pieces
8. Island
9. Seaglass
10. Swayed

CD2
1. The Art Of Excess
2. Human (Angelspit Mix)
3. Boxing Glove (Iris Mix)
4. Mercy Screams (Doganov Mix)
5. Nothing But Recordings (Bounte Mix)
6. Pieces (Al1ce Mix)
7. Island (Diamond Eye Version)
8. Seaglass (S7 Version)
9. Swayed (Greg Panciera Mix)

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Mind & Matter
Collide
Mind & Matter
Songs from a Dead City
Ego Likeness
B07DPF47LV


Black Dog Bite

Angelspit
B07B64T365

posted by kerkerian at 23:45 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月23日

Aisha Devi / DNA Feelings(2018)

スイスのエレクトロアーティストによる2ndアルバム。

音楽に国籍は関係ないと言いますが、やはり作品には「血」が顕れるもの。脳から生まれ出ずるものはそれまで見てきた、聞いてきたものが編集され再構築されたもの...普く芸術作品はそうであり、経験のバックグラウンドである環境、出自。つまるところDNAには抗えないのである...!

このアルバムにそんなコンセプトがあるのか解りませんが、タイトルから察するに大きく外れてはいない筈。ネパレーゼ=チベタンの血を引くスイス人であるAisha Devi嬢の紡ぐエレクトロは、エスニックな音遣いや音階、ボイスエフェクトがふんだんに練り込まれた極めて前衛的なElectronicaである...!最大の評価ポイントはモチーフの使われ方がシタールを使うとかそんな直接的なやり方ではなく、「っぽい」フレーズや音でColdwaveに仕立てている点だ。Aisha嬢の出自やタイトルによるサブリミナル効果も多分にあろう...それも含めてプロデュース戦略。かねてより(=今)私が提唱する、ジャケ買いならぬバイオグラフィ買いをお勧めしたくなる逸品である。

【Favorite Number】Dislocation of the Alpha / Inner State of Alchemy

DNA FeelingsDNA Feelings
Aisha Devi

曲名リスト
1.DNA ☤ ∞
2.Dislocation of the Alpha
3.Intentional Dreams
4.Aetherave
5.Hyperlands
6.Inner State of Alchemy
7.Light Luxury
8.Genesis of Ohm
9.Time (Tool)
10.Time Is The Illusion of Solidity
11.Cell Stems Spa

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Blood Bitch
Jenny Hval
B01GERNONM
Pastoral
Gazelle Twin
B07F7RTNJV
Elysia Crampton
Elysia Crampton
B07B64T365
posted by kerkerian at 13:49 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする