2016年10月31日

Night Club / Requiem for Romance(2016)

USエレクトロ・デュオによる1stフルアルバム。

久し振りのガッツリしたElectro-Popである…!これまで4枚のEPをリリースしているが、重複は先行EPの"Bad Girl"のみであとは新作書き下ろし。初期はもっと軽いSynth-Popの印象でNight Clubそのものだなあと思ったのですが、本作ではよりディープでDarkwaveと言っても差し支えない甘さと闇が混在する素敵な仕上がりに。Zombie Girlに近いかもしれない。

妖艶美女と強面男が繰り出すダークポップはキャッチーなメロを携えつつも中々にエキセントリックな音遣いと構成で、正にタイトル通りロマンティックを求める向きに手痛いカウンターとなる鎮魂歌…レクイエムのレイヴと謳いながら只のメタルに成り下がった人達は反省して欲しいね…ラストの"Little Token"はピアノと幽玄トランシーによるGoth-Electroバラードで新たな可能性も提示…底が知れないデュオである。安い80'sディスコポップみたいな名前でかなり損してるけども…!



【Favorite Number】Bad Girl / Magnetic / Little Token

Requiem for RomanceRequiem for Romance
Night Club

曲名リスト
1. Requiem
2. Bad Girl
3. Show It 2 Me
4. Dear Enemy
5. Psychosuperlover
6. Freak Like Me
7. Magnetic
8. Dangerous Heart
9. Pray
10. Little Token

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Compass Eps
Ego Likeness
B01INNMXMS
MIMIC YOUR HAIRSTYLE
オーラルヴァンパイア
B00S9VI3LU
Love Peace Pain
Huski
B000GGU27E
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2016年10月29日

Rebeka / Davos(2016)

ポーランドのエレクトロ・デュオによる2ndアルバム。

初聴は今年の初めくらいで、素晴らしいけど感想述べにくいやつだな…しかしアルバムオブザイヤー候補だからいつか書かねば…と先送りにした結果今に至ると。まあ間違いなく昨今に於いてはレベッカよりレベカ、NOKKOよりIwona、フレンズよりダボス。で正解だね。

Ambient寄りなSynth-Pop、エクスペリメンタルなElectronicaなどの様々な側面を持つ彼ら。例うるならSnow GhostsのAmbient、The Knifeの実験的ElectroにRoisin Murphyの妖艶Voを乗せた感じだろうか。ギターサウンドも練り込まれており、Post-Rock的な味わいも。ポーランド音楽特有のノスタルジックが随所に散りばめられ、とりわけバックトラックが変態性が高いにも関わらずIwona嬢のエモーショナルな歌唱がポップに映え、良い意味でRebekaの音楽性を、もしかすると評価をも曖昧にしている。勿論フィメこれ的評価は、レバンドフ好き…!である。



DavosDavos
Rebeka

曲名リスト
1. The Trip
2. What Have I Done
3. Falling
4. Perfect Man
5. Today
6. Who's Affraid
7. The Wish
8. Białe Kwiaty
9. Promised Land
10. Wake Up







Hairless Toys
Roisin Murphy
B00TEPCWMQ
Husk
Snow Ghosts
B01M7MBVFE
Traveler
Rysy
B014WAD9UG
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2016年10月22日

Rave The Reqviem / The Gospel of Nil(2016)

スウェーデンのメタルバンドによる2ndアルバム。

2年前の1st"Rave The Reqviem"でモダンメタルの文脈にそってエレクトロ主体のメタルを鳴らすバンドとしてシーンに登場した彼ら。それってIndustrial Metalじゃん?なんだが、アプローチによる新機軸ってのにフィメこれ的には注目しておったのだ…!

そして本作ではEBMもインダストリアルも無くなり、メタルのフォーマットにトランスの装飾が施された凡庸な出来に。BLOOD STAIN CHILDをメロの起伏がない版にデチューンしたような、当ブログとしては聴くべきところのないバンドに成り下がりましたよっと(これをNemesea現象と呼ぶ)。やはり男Voの濁声をやり過ごした後のCarola嬢のパートが同じように平坦過ぎて全くカタルシスを得られないというのは構造的欠陥としか言いようがない。レコーディング環境・技術の向上による、抗えない本格メタルへの誘惑…このあたりの環境的要因が招く生音主義へのシフトは割とよくある話だけど曲の良さがあれば魅力を放ち続けることはできるわけで。。



The Gospel of NilThe Gospel of Nil
Rave the Reqviem

曲名リスト
1. Prelvdivm (Nihil Ex Nil)
2. Azalea
3. Synchronized Stigma
4. I Hold the Sceptre
5. Eschaton
6. Mono Heart
7. Illvsion Shaper
8. Solely for the Sake of Vengeance
9. The Primary Fvel
10. Black Dog Baptized
11. Postlvdivm (Nil Ex Nihil)

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Uprise
Nemesea
B01B6FG4C0
Oblivion Machine
Oblivion Machine
B009KPCG6M
Satellite Empire
Sirus
B015GSX3FY
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2016年10月17日

Delerium / Mythlogie(2016)

UKエレクトロ・デュオによる14thアルバム。

今秋最大の目玉盤が登場…昨年のコンピ盤"Rarites & B-sides"を挟み、オリジナルでは"Music Box Opera"以来4年振りとなる新作である…!より深くAmbient色が濃くなった印象で、ほぼ全編がDowntempoのTrip-HopでDubstepの要素もちらほら。このへん昨年のRemix作の延長的な位置づけもあるのかも。そしてfeaturingの歌姫達もそれに合わせたチョイスとなっている。

本作を象徴する、アトモスフェリックなウィスパリングが特徴のMimi Page嬢、凛とした中にもチャーミングさが心地良いPhildel嬢、ひたすら清冽で神々しいJael嬢、甘ロリ声がElectronicaに映えるJES嬢、妖艶なLeah Randi嬢と、少しずつ違う個性を持ちつつもDeleriumの世界観を見事に共有している。ほぼ毎作メンバーを変えつつも30年近くブレない幽玄美を提供し続けるエレクトロマイスター、Bill Leeb氏とRhys Fulber氏こそノーベル賞に相応しい…そう彼らの構築する音楽は、文学なのだ…!(意味不明)



【Favorite Number】 Keep On Dreaming / Ritual / Once In A Lifetime

MYTHOLOGIEMythlogie
Delerium

曲名リスト
1.Blue Fires
2.Zero
3.Keep On Dreaming
4.Stay
5.Angels
6.Ritual
7.Seven Gates Of Thebes
8.Ghost Requiem
9.Once In A Lifetime
10.Made To Move
11.Continuum
12.Dark Visions

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Ethereal Blues
Mimi Page
B0184I97J4
Disappearance of the Girl
Phildel
B009KPCG6M
Unleash the Beat 3
Jes
B00U9XTAYU
posted by kerkerian at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

We Are The Catalyst / Elevation(2016)

スウェーデンのAlternative-Metalバンドによる2ndアルバム。

「そういえばEvanescenceの残党バンドWe Are The Fallenってどうなったの?」
「公式サイトがCGIエラーでFallenしてるくらいだから、推して知るべしだよな」
「それなら、俺たちが語りストとなって業務を引き継ごう。Evaの軋轢を後世に」

そんな感じで結成されたバンド(※違います)、スラッシーなリフに歌い上げる女性Voと、時に朗々と、時にラップ気味に語リストな男性Vo。両者の声質の相性もよく男Voに風当たりの強い当ブログ的にも及第点付けられる感じ。音楽的には冒頭曲ではブルータルとエモーショナルを両立しようとして上手くいかないRegarless Of Meあたりを髣髴しましたが、聴き進めるとメタルは一つの側面に過ぎないことが解る。寧ろGuano ApesKells辺りのダークなAlternativeをはじめとする多様なバックグランドを持っている印象。とりわけ"One More Day"のようにスケールの大きい、キャッチーなGoth-Metalを聴く限りではWe Are The Fallenの後釜たる資格は十分だ…因みに"Alive"とか"Open Door"とか言ってることからポストEvanesceneceを狙っていることも明らかだ笑…!



【Favorite Number】 Without Fear / One More Day / Askja

ElevationElevation
We Are the Catalyst

曲名リスト
1. Delusion
2. A Million Claws
3. Our Dark World
4. Open Door
5. Without Fear
6. One More Day
7. Alive
8. Askja
9. Home
10. Never Ending Night
11. Life Equals Pain

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Hybrid Child
District 97
B003XKMRZA
Urania
Ashes To Ashes
B018ISK942
Masks
Eyes Set to Kill
B00E6F14DC
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2016年10月15日

The Purple Curfew / The Void(2016)

USのProgressiveバンドによる1stフルアルバム。

16ビートのリズムに、ギターのアルペジオと嫋やかで情緒的なSara嬢のVo。うねるような展開とテンション・コード中心に流れる疾走感。トラッドな雰囲気の中にも緊張感を湛えたブリッジ、目まぐるしく変わる拍子は正にフュージョン系プログレであるが、同時にモダンなAlternative-Rock…エモさを感じるのだ。

その要因としてプログレらしからぬ3〜5分の短尺にまとめられた楽曲群、そして謎のElectroが2曲、インタールード的に置かれている点が挙げられるが、中でもパーカッシブ過ぎるベース…いやこれほどのドンシャリ+スラップ聴いたのはKOЯN以来やもしれぬな笑…!かと思えばハイポジションでメロディアスなフレーズを多用しまくる等、まあ目立つ。結果アートロックの風合いが増し、Sara嬢自身による油絵アートワークも作風に実にマッチして映える。勇躍アルバムオブザイヤー候補といえる、トラッドながらアンビションに溢れたユニークなアルバムである。



【Favorite Number】 Landscapes / Critic / Tarot / Bury Me

The VoidThe Void
The Purple Curfew

曲名リスト
1. Landscapes
2. Critic
3. Tarot
4. Dystopia
5. The Void
6. The Nines
7. The Crow
8. Wicked Blossoms
9. Immersion
10. Looking Glass
11. Carousel
12. Bury Me

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Cetacean
Waking Sea
B01B3DVOP2
Cuando Muere El Sol
Musica Ficta
B004Y6CRY8
The Clockwork Universe
Thieves Kitchen
B015HF3K22
posted by kerkerian at 02:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | Progressive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

Ferri / Noth(2016)

日エレクトロニカSSWによる3rdアルバム。

様々なエレクトロ・エレメンツを駆使した深く幽玄美溢れる世界観を軸としながらも、不穏な旋律と緊張感のあるリズムによるダークな一面も併せ持つFerri。本作では1st、2ndの路線からより闇が深くなり、攻撃性を纏った印象すら。とりわけパーカッション類とベースが前面に押し出され、Electronicaなのにライブ映えしそうな楽曲ッ…!というのが最大の特長か。

どうしても宅録感、箱庭感が出るジャンルにおいて、この「生感」はプロデューサー、リミキサーの為せる業でもあるのだが、やはりFerri嬢の普遍性(キャッチーネス)と不協性が巧みに入り乱れた旋律、包容力と僅かばかりの狂気を歌い分ける声域あってのライブ感だろう。ブライトネスなElectroとDarkwaveの境界という音楽性も含め、様々な要素の狭間…"both"と"none"の狭間という意味の"noth"は当にそれを的確に表したコンセプトであるなあと。和製エレクトロニカであれば睡蓮の歌謡、matryoshkaの深淵、LLLLの濃密を併せ持つ名演と言えよう…!



【Favorite Number】 sideB / Hide And Seek / Telluric

NOTHNoth
Ferri

曲名リスト
1. sideB
2. reflection
3. hide and seek
4. part of me
5. airy region
6. secret
7. my secret birdcage
8. ending story
9. telluric
10. ring
11. Reflex -KASHIWA Daisuke (reflection remix)

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pseudepigrapha
matryoshka
B01FUJN21E
Faithful
LLLL
B00T7IEF9I
幼さの四肢
メトロノリ
B01E3BUMI6
posted by kerkerian at 21:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月02日

High Priest of Saturn / Son of Earth and Sky(2016)

ノルウェーのProgressive-Rockバンドによる2ndアルバム。

大仰なバンド名、6分〜10分の尺で5曲入りという構成からも、解り易いオールドスクールなプログレ作品です。ベース兼女性Vo、Key、Gt、Drの4ピースでDoom、Storner、Psychedelic風味な混沌世界を奏でます。まず冒頭が余りにもキンクリのアレで、あぁ今を生きる我々こそが21世紀のスキッツォイド・マンなんだなあと香ばしい気持ちにさせられる…とにかく10年代後半の音とは思えないアナログな質感と波のようにうねる曲展開。

フィメこれ的ポイントは、ベースボーカルのMerethe嬢が歌うパートが全体の1割以下であること。これまで紹介した中ではGletscherを上回る最少比率。ドゥーミーなリフに浮かぶリバーヴ声は良い具合に呪術的な神々しさを湛えているが、全体からすると歌は導入部もしくは転換部のオブリガートみないなもの…その分ベースがブリブリと存在感を放っているが、やはりプログレはKeyというかオルガンが主役だねーと思い出させてくれる。



【Favorite Number】 The Warming Moon

Son of Earth and SkySon of Earth and Sky
High Priest of Saturn

曲名リスト
1.Aeolian Dunes
2.Ages Move the Earth
3.Son of Earth and Sky
4.The Warming Moon
5.The Flood of Waters

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Air Cut
Curved Air
B010ODP8JK
Sacrament
White Willow
B00L905ANC
Maieutics
Amartia
B000HT2M1E
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2016年10月01日

For Everest / We Are at Home in the Body(2016)

USのAlternative-Rockバンドによる1stフルアルバム。

エモエモー!とエモンガならずとも叫びたくなる驚きのエモさ。早くも先日書いたばかりのField Mouseを上回るエモでこちらはよりPop-Punk寄りか。Get Up KidsとかMake Good Your Escapeとかを思い出すね。大体において、For Everestという名前からしてエメぇよな…!

手数多めなドラムが疾走し、フィードバックウォールとリフを分担するツインギターと勢いだけではなく緻密なIndie-Rockも垣間見せる辺りは如何にもNYのバンドって感じだが最大の魅力はSarah Cowell嬢のVoだろう。力強さと伸び、ミッド曲では繊細さも備えるSara嬢はロック・ヒロイン感十分。凄い逸材な気がする…ルックスはスター性ゼロだが…!あと惜しむらくは、時折メインVoにシャシャってくる素人感十分な男Voだ。WeezerとかOzmaみたいなへなちょこパワーポップ系に映える感じではあるんだけど、ちょっと棒歌い過ぎて萎える。これさえ無ければアルバムオブザイヤー候補だった。



【Favorite Number】Vitamins / I'm in a Boxcar Buried inside a Quarry / Penny Royalty

We Are at Home in the BodyWe Are at Home in the Body
For Everest

曲名リスト
1. Reasons #2-7
2. Vitamins
3. Slurpee pt. 1
4. Slurpee pt. 2
5. I'm in a Boxcar Buried inside a Quarry
6. Autonomy
7. Penny Royalty
8. The Body
9. 50/50

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Disappear+2
ETC. FOOTBALL
B00U6DW5EK
Digital DNA
Neo Geo
B00EMLKW06
The Other Side
Tonight Alive
B00DS4M7U6
posted by kerkerian at 15:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする