ボディ・ミュージックのオムニバス盤のようなジャケ…去年のExoticaに通ずるものがありますが、たしかに高品質なBGM的作風で似通っているかも…しかしこっちはよりスルメ盤だった。表層的なエレクトロから、しばらく聴き込むことでバンドとしての生の息遣いが浮き上がってくる。
"Cyber-Pop Band"を標榜する彼らは「Yeah Yeah Yeah'sとKraftwerkの子供」と評される通り、Electroclash的なアプローチでありつつ音はIDM的。はっちゃけ感とインテリジェンスが同居する、なかなかにアンビバレントな作風だが全体としてはHouseミュージックを思わせるソフトリーな感触に纏まっている。Sara Noxxのような淡々とリーディングするようなスタイルから、"Motor Way"のような艶めかしい歌唱まで幅広く演じるHenrietta嬢の魅力と、自作楽器を操るKlaus氏のマジカルなサウンドメイクが噛み合った涼やかで幻想的なエレポップです。熱中症対策には、ロキソニンと共にAnatopiaを用意しておきたい。
【Favorite Number】Don't CC / Hacker / Where You Are Not

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Anatopia - Logic
Anatopia - Virus
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