2015年04月26日

Chelan / Equal Under Pressure(2015)

カルフォルニアのElectroデュオによる4thアルバム。

6年のブランクを経ての新作は全8曲、うち既存曲のRemixが5曲とEP的なボリュームに留まり完全復活とはいかないのかもシェランけど、まずはウェルカムバックを祝したい。1stの"When God Was Glass and Plastic"ではチルウェーブの叙情性が印象的だったが、2nd"Summer Machines"ではそれに加えて土着的なパーカッションを始めとするソウルネス…時期的にFlorence + The Machineが流行ったしな…に変貌を遂げた。

本作はさらにIndie-Pop路線が推し進められ、新曲はどれも躍動的なリズムが軸となっている。いっぽう既存曲はPeachesやThe Raptureとの仕事で知られる(つまりエレポップ職人ということだ)Kid666氏によるRemixで、こちらは当然Electroタッチ。この両者がChelanの方向性をあやふやにしている感があるが、Jen嬢の透明感のある歌唱は聊かの陰りもみせておらず、Voのクールネスが彼らをソウル・ミュージックではなくElectronicaやSynth-Pop、Post-Rock的な佇まいとしている要因だなと再認識。

【Favorite Number】Pretend We Live Forever / Photograph / Before It All



Broken FrameEqual Under Pressure
Chelan

曲名リスト
1.Pretend We Live Forever
2.Photograph
3.Checked In KID 606 REMIX
4.Before It All
5.Patterns Of Light
6.Before The Light Is Gone CHELAN REMIX
7.Sunrise KID 606 REMIX
8.Disappear

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Chelan - Before It All


Hey Now
London Grammar
B00JYBOYE4
Fishermans Woman
Emiliana Torrini
B000XFZSZO
Way She Is
Chelan
B000050YAO
posted by kerkerian at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月25日

Inferius Terrae / Endless Sea Of Tears(2015)

ブラジルのProgressive-Metalデュオによる1stアルバム。

大型連休突入ということで、こんな時期はDoom-Metalを聴いてどんよりと沈みこみたい。春のドゥーム祭り、始まるざますよ!行くでがんす(以下略
歪んだギターの壁(Endrea嬢)と、消え入りそうな儚い歌唱(Endrea嬢)…Shoegaze的アプローチを携えつつ、重々しいスローテンポなDrum(Endrea嬢)が支える長尺曲が5曲(もう1人は…?)。これは正しくDoom-Metalのフォーマットである。Karmamoi以来の発見やもしれぬな…!こちらはよりストイックで暗黒度が高いといえるが。

ポイントは、ジャリついたギターによるGothic-Rock(Gothic-Metalではなく)のフレーバーだろうか。この懐古的な印象が強い"Forgotten Heart"と、次に来る今日的なDoomナンバー"Endless Sea Of Tears"が両輪となって、Inferius Terraeの叙情性と静かなるカオティックが表現された良アルバム。あぁ^〜心がドゥムドゥムするんじゃぁ^〜

【Favorite Number】Dead Forests / Forgotten Heart / Endless Sea Of Tears



Endless Sea of TearsEndless Sea of Tears
Inferius Terrae

曲名リスト
1. Dead Forests
2. Give Me Reason
3. Forgotten Heart
4. Endless Sea of Tears
5. Tears Cold

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Inferius Terrae - Forgotten Heart


Inferius Terrae - Dead Forests


Karmamoi
Karmamoi
B004YAPIXQ
Universe217
Universe217
B00002612P
Rubidium
Maschine
B00DDRKE76
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2015年04月17日

One-Eyed Doll / Witches(2015)

US Alternative-Rockユニットによる5thアルバム。

"Dirty"以来3年振りとなる本作は、デビュー当時のサブカル的、Doujin影響下にあった作風はおろか、前作のGothic的佇まいすら過去のものとするソリッドかつ変態的な作品に仕上がった・・・歓喜である・・・!

各楽曲がシームレスに繋がり、かつハードコア曲とスローなドゥーム(あるいはアコースティックバラード)ナンバーが交互に押し寄せるため、11の組曲からなるProgressive-Rock的な構成になっている。加えてKimberly嬢のVoも持ち味の七色ボイス、スクリーミングとナチュラル、さらに"Black in the Rye"で聴かれる狂気ロリボイスまで飛び出す始末でタイトル通りのウィッチーズ振り、これは新世代のKatieJane Garside嬢とも言うべき躁鬱ボーカリストだな・・・そういえばジャケもなんだかQueenadreenaの"Live at the ICA"に似ている。耳障りな部分(良い意味で)とキャッチーネスの同居、ラウドとサイレントを行き来しながら狂い咲くそのスタイルは紛れも無くその系譜に連なる、激情のAlternativeである。

【Favorite Number】Black in the Rye / A Rope For Mary / Stillness / Afflicted



Broken FrameWitches
One-Eyed Doll
1. Ember
2. Prayer
3. Black in the Rye
4. A Rope for Mary
5. More Weight
6. Remember
7. Witch Hunt
8. Stillness
9. Afflicted
10. Sorry
11. The Ghosts of Gallows Hill

曲名リスト
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One-Eyed Doll - Black In The Rye


One-Eyed Doll - Stillness


Sleep
Kimberly Freeman
B002APNO24
Fantastic Wounds
Schoolyard Heroes
B0009IORDE
Naught
Stolen Babies
B009GD6U42
posted by kerkerian at 01:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月13日

Best Youth / Highway Moon(2015)

ポルトガルのIndie-Pop/Electroデュオによる1stフルアルバム。

デビューEPでSpanish Cáceres Pop Eye Awardを受賞し、既にイベリア半島を席巻しつつある彼ら…この新作を聴いた限りでは、まず欧州制圧も時間の問題であろう。Indie-Popのキャッチーネスや抒情性を持ちながら("Maybe we can still be friends"、"Black Eyes"など)、ドープで分厚いElectroに彩られたTrip-Hop("Red Diamond"、"Mouth"など)をも携える。清冽なSynth-Popナンバーがあったかと思えばブルージーで老成した曲もあったりと、総じて成熟しまくっている。ここからの成長曲線が見えないほどに完成されているッ…!

Catarina嬢の情感に溢れたVoは程好い距離感、温度感が大変心地良く、ウェットかつ都会的な雰囲気を演出するピアノ、ギター、各種Electroエレメンツを操るEd Rocha氏の優れたマルチ・インストゥルメンタリスト振りが窺える。兎に角ハイセンス、どっかのレビューに書いてあった「ポルトガルからの、クリスティアーノ・ロナウド以来のタレント」という文句は可能性レベルではあるが決して誇張ではない、そんな気がします。

【Favorite Number】Red Diamond / Maybe we can still be friends / When all the lights are down / Ride



Broken FrameHighway Moon
Best Youth
1. Red Diamond
2. Black Eyes
3. Mirrorball
4. Maybe We Can Still Be Friends
5. Mouth
6. Fanatic
7. When All the Lights Are Down
8. Infinite Stare
9. Ride
10. Melt
11. Rain on the Windshield

曲名リスト
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Best Youth - Red Diamond


Best Youth - Mirrorball


Return to Lefthand
Coldfinger
B004L53CVE
Art of Pop
Spc Eco
B00O20URY8
Szilentia
Life's Decay
B0065QJJI2
posted by kerkerian at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月09日

Marsheaux / A Broken Frame(2015)

ギリシャのSynth-Popデュオによる5thアルバム。

前作"Inhale"から予想以上に短いスパンでリリースの本作はなんと、Depeche Mode初期の名盤"A Broken Frame"をまるっと(マルソーっと)カバーしたアルバムだ…!"E-Bay Queen Is Dead"に続く、80'sニューウェーヴへの憧憬シリーズといったところか。Depecheのキャリアでも屈指の哀愁度を誇る作品をチョイスした辺り、彼女達のいつも通りのアプローチでやろうという気概と自信が漲る…解ってらっしゃる感じだ。

元ネタは1982年とあって音のチープさ(だがそれがいい)が否めない訳だったが、それを補うサウンドメイクが光る。刺さるような音とマイルドなエフェクト、這いずる低音と煌びやかなsynthと多様な2軸を効果的に配して立体的なサウンドを実現。そこに乗るMarianthi嬢とSophie嬢のVoはいつもより憂いを帯びており、全体としてDepesheのダークなテイストを引き継いでいる。良カバー集だ。

隠れ名曲の誉れ高い"My Secret Garden"の一節、"My secret garden's not so secret anymore"の通り、知る人ぞ知る存在だったDepeche Modeはその後スターダムを駆け上がった訳だが、果たしてMarsheauxは…俺だけの秘密の花園にしておきたくもあり複雑な心境である…!

【Favorite Number】My Secret Garden / Shouldn`t have done that



Broken FrameA Broken Frame
Marsheaux
1. Leave In Silence
2. My Secret Garden
3. Monument
4. Nothing To Fear
5. See You
6. Satellite
7. The Meaning Of Love
8. A Photograph Of You
9. Shouldn't Have Done That
10. The Sun And The Rainfall


曲名リスト
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Marsheaux - My Secret Garden


Marsheaux - Shouldn`t have done that


E-mail O.S.T.
mikro
B0014K9OWU
Electricity
Parralox
B0046LUBCG
Broken Frame
Depeche Mode
B000002KYL
タグ:Greece Synth-Pop
posted by kerkerian at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月06日

Nightwish / Endless Forms Most Beautiful(2015)

フィンランドのSymphonic-Metalバンドによる8thアルバム。

振り返ればTarja嬢脱退後の6th"Dark Passion Play"を聴いて、あぁ俺のNightwishリスナー人生はオワタ\(^o^)/な、とBye Bye Beautifulしたのだった。大作志向の楽曲と、Anette嬢のハードロック的Voの噛み合わせのコレジャナイ感、目の上のたんこぶが居なくなってこれでもかと意気る男性Vo...全てが気に入らなかった。よって前作"Imaginaerum"はミリ知ら。ミュージカル仕立てで6thよりは評判が良かったらしいが。

そんな状況下、再度の人事異動でサポートVoと思われていたReVampのFloor嬢が正式加入。人気・実力ともにポストTarjaに相応しい歌姫を得て「再リニューアル」された本作は、期待を上回る快作・・・俺はもう凄い勢いで手のひらをクルックル返すのである…!

一聴するとシンフォニックが前面に出ており大作志向が継続されているように思えるが、随所にアドリブっぽいフレーズ、インプロヴァイズが顔を出し、実はオーガニックなメタルバンドの音に回帰している事が解る。フォークメタル的アプローチの楽曲も多く作風的には"Once"に近いかもしれない。そして注目のFloor嬢は看板であるオペラティックボイスを「あえて」使わず、優美で時にストロングなトーンは骨太な楽曲に上手くハマっている・・・まるで何年もここで歌っているかのように・・・!Marco氏のVoも主張し過ぎず、私の思い描く理想のNightwish、全盛期に肉薄する勢いだ。でも…ReVampどーなんの?

【Favorite Number】Shudder Before The Beautiful / Élan / Yours Is An Empty Hope / My Walden



Endless Forms Most Beautiful Endless Forms Most Beautiful
Nightwish

曲名リスト
1. Shudder Before The Beautiful
2. Weak Fantasy
3. Élan
4. Yours Is An Empty Hope
5. Our Decades In the Sun
6. My Walden
7. Endless Forms Most Beautiful
8. Edema Ruh
9. Alpenglow
10. The Eyes Of Sharbat Gula
11. The Greatest Show On Earth

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Nightwish - Élan


Nightwish - Storytime


Sacrificium
Xandria
B00IJNUZEQ
Magic Forest
Amberian Dawn
B00JQHKEWM
Luna Park Ride
Tarja
B00USKVN0I
posted by kerkerian at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする