2014年09月30日

The Crystalline Effect / Anechoic Lock(2014)

豪エレクトロユニットによる2.6枚目…?のEP

2011年の"Industrial Re-Evolution"に続いてのEP…verが0.1しか進んでないとお気付きでしょう、タイトルと曲順、アートワークを除いて内容が「同じなのである」…!いや、寧ろRemixが2曲減っている分、2.5枚目のEPから3年振りのリリースとなる2.4枚目のEPと言えるかもしれない。何を言ってるのかわからねーと思うが(ry

しかしそれを中々オリジナル作品を出さない浜省商法と揶揄するのは少し早計だ。本作は入手不可となった前作の再発盤という位置付けだが、DL販売全盛のご時世に在庫も何も…そしてなぜ新作の態を取る必要がある…?という疑念は拭えない。つまりパッケージに拘りたい意向と、最低限のコストで「側替え」して売りたい思惑が見え隠れする。これが物語る厳しい現状…再三取り上げているクラウドファンディングも、Dark-Electroのようなマイナージャンルでは調達がままならない…然るに次作の制作費を寄付やグッズ販売、デジタル配信ではなく「形ある音楽作品」で賄おうという姿勢は私には崇高に映りました。

改めて聴くと"No Longer Evolving"、"As Long As You Need"はじめ粒揃いの名曲が揃い、Elenor嬢の気品溢れるボーカリゼーションは確かに彼らの出自がTrip-Hop畑であることを物語り、それがEBM、Industrial、Synth-Pop、Electroclashの狭間に位置するThe Crystalline Effectを独自たらしめている。今度こそ正真正銘の3枚目が聴きたい…そう願ってオフィシャルで購入ボタンをポチッと、

なっ…公式サイトがアクセス不可…!

【Favorite Number】No Longer Evolving / As Long As You Need



Anechoic LockAnechoic Lock
The Crystalline Effect

曲名リスト
1.Ada Makes The Machines Sing
2.No Longer Evolving
3.As Long As You Need
4.Core Reaction
5.Broken
6.Anechoic Lock
7.How I Get Out (Cellmod Remix)
8.Blue Sea (Dave Foreman Remix)
9.Do Not Open (The Synthetic Dream Foundation Remix)
10.How I Get Out (Fractured Remix)
11.Ada Makes The Machines Sing (Ada In The House Remix By Jan Moser)
12.Ada Makes The Machines Sing (Extended Instrumental)

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The Crystalline Effect - No Longer Evolving


The Crystalline Effect - As Long As You Need


Crater vol.1
Android Lust
B00AM2TAZW
Before We Stand We Crawl
Hungry Lucy
B000GYI93K
Kafarnauem 1
Aiboforcen
B00029CZD4
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2014年09月27日

陰陽座 / 風神界逅(2014)

日妖怪へヴィメタル・バンドによる11thアルバム。

10th"鬼子母神"から3年、ベスト盤を挟んでの次の一手は2枚同時リリース。この手法はこれまで紹介した中だと六弦アリス天野月Untoten…あまり珍しくはないか笑。契約の縛りとかあるだろう中、長年メジャーシーンに君臨する彼らがオリジナル作でこれをやるというのは前述のアーティスト達とはまた異なる意味を帯びている気がします。

風神・雷神という対になるモチーフは恐らく前々から構想していたのだろうが(瞬火氏は10thの時点で15thアルバムのタイトルを考え中だった)、その世界観が一人歩きすることなく言葉、音の一つ一つに落とし込まれているのは毎度のことながら驚嘆させられる。前作がシリアスな組曲アルバムだった分、伸びやかで自由な作風という印象。黒猫嬢の歌唱も、演じることから解き放たれたかのよう。

暴風の如き疾走感もあればそよ風のような爽やかさも備える本作は、特に後者の印象が強い…ストレートなミッドテンポの『蛇蠱』や『眼指』、新たなリズムパターンを有しシンフォ/トラッド感が前面に出る『雲は龍に舞い、風は鳳に歌う』、そして淡々とした静けさの中で転拍子などプログレ展開を見せる『八百比丘尼』(尺は8:00)等々。目新しさは無いが着実に抽斗が増えている感じがします。お約束のアニソン枠『春爛漫に式の舞う也』ではおそらく初の、全く文語体を用いない率直な歌詞で、このアルバムを彼らテイストで表すなら「偽りなき無垢の風」といったところか。暴虐妖怪ドロドロヘドバン路線は、雷神のほうに期待したい。未だ買ってないけど。

【Favorite Number】蛇蠱 / 八百比丘尼 / 眼指 / 雲は龍に舞い、風は鳳に歌う



風神界逅風神界逅
陰陽座

曲名リスト
1. 風神
2. 神風
3. 然れど偽りの送り火
4. 一目連
5. 蛇蠱
6. 飆
7. 無風忍法帖
8. 八百比丘尼
9. 眼指
10. 雲は龍に舞い、風は鳳に歌う
11. 故に其の疾きこと風の如く
12. 春爛漫に式の舞う也

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陰陽座 - 雲は龍に舞い、風は鳳に歌う


陰陽座 - 『風神界逅』Trailer


CHRONOSTRINGS
MinstreliX
B00INM25XM
Continuation Of The Dream
TEARS OF TRAGEDY
B00FXYG0Z2
Fire Is Mine
Seven Kingdoms
B008V0OM2S
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2014年09月24日

Unlucky Morpheus / affected(2014)

同人メタル・プロジェクトによる「初の」オリジナルアルバム。

C86でドロップされた新作…ここ2年ほどDoujin界をキャッチアップ出来ていない間に、シーンはオリジナル曲が中心となり相対的に東方アレンジ勢はシュリンクした模様…恐らく紅白にまで登り詰めたSound Horizonの影響もあるのだろうが、5年前から同人オリジナルフォロワーやってる身としては嬉しい限りだ…そして、あんきもの新作もまた、シーンの変遷を如実に反映している。

東方メタルアレンジの代表格として名を馳せている彼らだがX JAPAN風の楽曲、陰陽座風のアルバムと、別々の素材をマッシュアップする事で演奏、アレンジスキルを発揮するだけでなく寧ろオリジナリティを見せつけてきた。つまり真正のオリジナル楽曲を擁する本作は全く従来の芸風にブレが無く、寧ろ一層研磨されていると言っていい。

シーン屈指の技巧派、平野幸村氏とLight Bringerの冬黄(Fuki)嬢のコンビは"猫吟鬼嘯"以来、男性Voやギターインストものが続いていたため解消されてしまったのか…?という不安を吹っ飛ばす、泣きとネオクラとトラッド感に塗れたスピードメタルを冬黄嬢が勇壮に可憐に歌い上げる。これこれ、こういうのを待っていたのです…是非ともオリジナル路線でクサさと様式美、疾走感を突き詰めて欲しいもんじゃて…!

【Favorite Number】Gradient / 殺戮のミセリア

affectedaffected
Unlucky Morpheus

曲名リスト
1.affected
2.Get Revenge On The Tyrant
3.Gradient
4.imagimak
5.虚妄の恋人
6.落花流水
7.殺戮のミセリア

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Unlucky Morpheus - 殺戮のミセリア


Unlucky Morpheus- Jealousy of Silence


Scenes of Infinity
LIGHT BRINGER
B00BWUSHMK
O.D
UNDEAD CORPORATION
B00AYPQG40
Traum
Resonecia
B00NHAG15I
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2014年09月14日

電気式華憐音楽集団 / RED BOX(2014)

デンカレこと同人メタルプロジェクトの3rd…ボックス?

毎回2枚組のBOX形式で作品をドロップする彼ら…2010年の"BLACK BOX"がベスト盤2枚(+特典盤)、2011年の"10th anniversary white box"はBLACK〜との重複も多いので新作と呼ぶには微妙。そして本作ということで作品数をカウントするのはちょと難しい。一応各ディスクは単品売りもされているので今作は5th、6thアルバムとも言える。

さて今回はベスト盤の"華憐的音楽集II"と初のオリジナル盤"DETONATOR"という構成。しかし例によって美少女ゲーを1mmも知らない私にとっては常に新作初聴のオリジナルアルバムだ。ただ前者はやはりゲーム音楽のためトランシーを含むElectro-Metalの態でバリエーションが豊富な印象。凌辱ものに合いそうな(実際どうか知らないけど)崩れゆくメロディがレイプ目必至の"いにしえの風"や、一転angelaを思わせる爽やかアニソンな"春の陽"など最近あちらのバンドでは聴けないアングラな一面が…おっと帝國憲兵だ隠れろ…!

(ふぅ。なんとかやり過ごした)そして後者のオリジナル作はネオクラ、ブルータルを撒き散らしたメ狂めくメロスピ。あまりの濃ゆい重量感に、かつての『まじげっちゅー』や『うちゅうがとらぶる!』などの箸休め電波曲が懐かしくなる(と思ったらシークレットトラックににまさかのスラッシュアレンジが)…ヘッドバンガーを狂喜させた"BLACK BOX"の特典盤が呼び水となったか?否、やはりあちらの帝國の本格モダンメタル化が大きく影を落としているのだろうか。ギタリストもレンタルしているらしいし…うわ憲ぺiすrくぁwせdrftgyふじこlp

【Favorite Number】gemini / いにしえの風 / しのぶれど / out of sorts / 殺戮の系譜 / 宵闇の宴



華憐的音楽集II華憐的音楽集II
電気式華憐音楽集団

曲名リスト
1. gemini
2. 蠱業要覧
3. いにしえの風
4. しのぶれど
5. 春の陽
6. 舞い上がれ花吹雪
7. 水の都の洋菓子店
8. 異世界planet
9. 夏の終焉り
10. 月の鞠
11. 陽溜まりの笑顔
12. R.M.S (Bonus Track)

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DETONATORDETONATOR
電気式華憐音楽集団

曲名リスト
1. DETONATOR
2. Unbind
3. Her Kingdom come
4. Watch out!
5. out of sorts
6. 殺戮の系譜
7. Athazagoraphobia
8. The rooms
9. 宵闇の宴
10. Doppelganger
11. 電気式華憐情愛歌
12. THRASHING TROUBLE (Secret Track)

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DenKare - DETONATOR


Denkare - Gemini


ボカロ三昧
和楽器バンド
B00I5CQBRG
救世アルギュロス
妖精帝國
B00KDN90MI
affected
Unlucky Morpheus
B00N3Q01E8
posted by kerkerian at 02:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月13日

Music Go Music / Impressions(2014)

LAのディスコ・ポップバンドによる2ndアルバム。

デビュー作"Expressions"から実に5年…どうやらメンバーはVoのGala嬢(変わらず美女)、GtのTorg氏(レノン風→コバーン風に進化?)、KeyのKamer氏(普通)の3人体制になった模様。"Warm In The Shadows"のPVに出ていたおさげの珍獣ベーシストは何処へ。

ABBAやBlondieを思わせる70'sディスコティックな音楽性の彼ら。しかし前作は出来不出来に差がある感が否めず、今回は正直待望の新作という程ではなかった…しかし蓋を開けてみれば全曲がフックとクサさ満載の神アルバムではないか…!レトロな質感はそのままにSuper 700を思わせる郷愁感。キラキラ世界を演出するKey、無駄にテクニカルなギター、より色香を増した20世紀美女なVo。完璧だ。アバンギャルド性が薄れたという向きもあるが、Music Go Musicにモダン要素なぞ要らなかったんや…!

ミラーボールとかベストテンのパタパタ(反転フラップ式案内表示機というらしい)とかBOOWYはいつもツアー中で来ないとかピンボール台とかスプライトの瓶とかオリジナル曲だと思ってたWINKの洋楽カバーとか。幼い頃の記憶の断片が色々甦ります。アルバムオブザイヤー有力候補として、アギーレJAPANにもお薦めしたい逸材でございます。今回どうも錯乱気味。

【Favorite Number】Inferno / Tell Me How It Feels / Part Of Me / Nite After Nite / Never Get Over You



ImpressionsImpressions
Music Go Music

曲名リスト
1. Love Is All I Can Hear
2. Inferno
3. People All Over the World
4. Tell Me How It Feels
5. Part of Me
6. Nite After Nite
7. Tuff Turf
8. Never Get Over You
9. Shine Down Forever

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Music Go Music - Love Is All I Can Hear


Music Go Music - Nite After Nite


Twist Again
Bodies of Water
B004XKFVPM
Right From Real
Lydia Ainsworth
B00M04USGA
Conversations -Digi-
Woman's Hour
B00JB0A3KW
タグ:new wave US
posted by kerkerian at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月11日

Pretty Addicted / It All Stems from Childhood(2014)

UKのEBMユニットによる2ndアルバム。

2013年のデビュー作"Filth"から早くも届けられた新作。クラシックと思わせて音が錐揉みフェイドアウトし、猥雑なEBMに雪崩れ込む安定の手法で幕を開ける冒頭。しかし音的には暴虐性は薄れ、ビートのテンションは高いながらもVicios Precious嬢(相変わらず酷え名前だ)の速射砲リリックはクリアになり、所々メロディらしきものも存在。Bitch Brigadeの弱インダストリアル性と、Ayriaのような洗練さを併せ持つ…いや実際かなり聴きやすい作風になったんじゃないだろうか。

フィジカリティ溢れる、トランスを軸としたダークエレクトロ+嫋やかなストリングスの調べは中々に相性が良く、品性下劣だった彼らの音楽が格調高いクラブサウンドとすら思えて…いやそれは言い過ぎか。
無責任に奔放に音を撒き散らしつつ、ポップアイコンの素質すら漂わせるようになったPretty Addicted...ライブの前座やフェスの前夜祭アクトとして最も重宝されるタイプかもしれない...!笑

【Favorite Number】Mania / Into The Abyss / Lipstick Mess



No Bad Days (CD)It All Stems from Childhood
Pretty Addicted

曲目リスト
1. It All Stems From Childhood
2. Scapegoat
3. Mania
4. Into The Abyss
5. Monkeys In Space
6. Circus Of The Depraved
7. Can't Bare To Look
8. See No Future
9. Filthy Whore Mouth
10. KidRave
11. See You On The Other Side Interlude
12. See You On The Other Side

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Pretty Addicted - Mania


Pretty Addicted - Lipstick Mess


Retro
Mind in a Box
B00353W2A0
Re:Illumination
Azoic
B001JQ47S0
Change the Future
Violent Backpropagation
B00DJWUMCM
タグ:UK EBM industrial
posted by kerkerian at 01:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする