2013年11月29日

The Gathering / Afterwords(2013)

オランダのAtomospheric-Rockバンドによる10thアルバム。

ここ数作でAmbient、Trip-Hopの浮遊感を携えたサウンドを完全に確立した感のあるThe Gathering。"Mandylion"(1995年)の頃のようなGothic-Metalバンドは最早別物と言って良いが、オーガニック路線に転向した6thの"Souvenirs"(2003年)辺りと比べても隔世の感があります。

至高のアンビエンスを表現した"Disclosure"から僅か1年のリリースということで、リメイクやカバーが半分を占めるイレギュラー盤。しかし彼らの現在地、今後の方向性を占ううえで重要なプロセスとなりそうな充実の内容だ。まずSilje嬢による純粋なVo曲が9曲中4曲。辛うじてバンドサウンドの態を保っているのは"Echoes Keep Growing"と"Gemini III"のみで、あとはもう深化深淵のドローン、ダークアンビエントな音世界。Anneke嬢とは異なる魅力を持つSilje嬢…出番が少ないだけに尚更そのエンジェリックな歌声が恋しくなります。

実験的な色合いが強い本作ですが、作を追う毎に清々しいまでにポップ性を排除してゆく彼ら…このまま行き着くところまで行ってほしい。そこに人々がギャザリングしなくとも…!

【Favorite Number】Echoes Keep Growing / Gemini III / Sleep Paralysis



AfterwordsAfterwords
Gathering

曲名リスト
1. S.I.B.A.L.D
2. Echoes Keep Growing
3. Areas
4. Afterwords
5. Tuning In, Fading Out
6. Gemini III
7. Afterlights
8. Sleep Paralysis
9. Barenfels

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The Gathering - Echoes Keep Growing


The Gathering - Heroes For Ghosts


Anastasis
Dead Can Dance
B008FOB124
Soft Metals
Soft Metals
B005DZIN74
Life Like
Rosebuds
B001EN46CU
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2013年11月26日

Ejecta / Dominae(2013)

USエレクトロ・プロジェクトのデビュー作。

Neon IndianのSynthプレイヤーLeanne Macomber嬢と、Ford & LopatinのJoel Ford氏による今秋要注目のユニットである。両バンドに共通するSynth-Popやチルウェーブ感はそのままに、グリッターな装飾を削ぎメロディと世界観にフォーカスした音楽性という印象だ。
アートワークを見ての通り、一糸纏わぬLeanne嬢がどーんと横たわる。他にも糸杉のようにスレンダーな彼女の可憐なショットが満載でオフィシャルがInstagramページという、見て見て感が全開。Leanne嬢の内面の葛藤を描いたアルバムテーマを表現したとのことで納得…したいところだけど脱ぎたいだけでしょ感も否めず笑。

ただLady GagaやPerfumeを例に出すまでもなく、昨今のElectroは聴かせると同時に「見せる(魅せる)」ことにも力点を置くのが主流なのでこの打ち出し方は至極真っ当といえる。サウンド的にはエンジェリックなVoによるイノセントなEthereal系なのだがアートワークがチラついて名状しがたい気持ちにさせられる…そんなリスナー側にも葛藤を要求する体験型エロクトロだ!

【Favorite Number】Inside / Silver / Tempest



DominaeDominae
Ejecta

曲名リスト
1. Mistress
2. It's Only Love
3. Beast
4. Inside
5. Afraid of the Dark
6. Jeremiah
7. Silver
8. Eleanor Lye
9. Small Town Girl
10. Tempest

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Ejecta - Silver


Ejecta - Beast


Pull My Hair Back
Jessy Lanza
B00E7RSWJI
Soft Metals
Soft Metals
B005DZIN74
Faces
Owl Eyes
B003ZW0MW6
タグ:US Synth-Pop
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2013年11月25日

Karmamoi / Odd Trip(2013)

伊Progressive-Rockの2ndアルバム。

Abstract DeviationUniverse217をはじめプログレ大豊作の2013年。このKarmamoiもまた最高級のハーベストと言える…!

Skunk AnansieやFaith No Moreら90'sクロスオーバー勢を髣髴する、蠢くへヴィネスに鬱くしきメロディ。Serena嬢の突き抜けない歌唱は10'sに甦るポストグランジだ。特に"Labyrinth"の終末感漂う旋律、美麗メロと相反する緊張感を醸すコード進行の"If I Think of the Sea"は病み付きになる。

アルバム構成も巧みで、各楽曲はシームレスに繋がっているわけでも無いのに頻繁に挿し込まれるインタールードやプログレの先入観から全12曲が51分の組曲のように錯覚し、聴了後は良い意味で時の流れの遅さ、心地良い疲労感を覚える。タイトル通り奇妙で深淵で、それでいてどこか懐かしさを覚えるアート・ロックのアンビエンスを、いざ経巡れ。

【Favorite Number】If / Labyrinth / If I Think of the Sea / Liebe 2.0



Odd TripOdd Trip
Karmamoi

曲名リスト
1.Oxygen 1 ( Interlude )
2.If
3.Labyrinth
4.If i think of the sea
5.Oxygen 2 ( Interlude )
6.Samvega
7.Yours
8.Odd Trip
9.Oxygen 3 ( Interlude )
10.5+
11.Lost Days
12.Aria

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Karmamoi - Labyrinth


Karmamoi - Odd Trip


Mozartia
Sacriversum
B0000ANMTS
Navaz
Silent Stream of Godless Elegy
B004CUA982
Change
Highlight Kenosis
B007RC52RK
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2013年11月20日

Junksista / Bad Case of Fabulous(2013)

独Industrialユニットによる1stアルバム。

当ブログでも多く紹介しているAlfa-Matrixが放つ新たな刺客は、Pretty Addictedと並んで2013年を代表するビッチスラット系だ…!ただ音的にもフェティッシュ全開のそれと比べると幾分お洒落な雰囲気を湛えており、EBMよりもDarkwave或いはSynth-Popの色合いが強い。華麗なビジュアルワーク含め同レーベルのAyria初期に似たテイストと言えよう。influencesにGarbagePeachesPsy'aviahが並んでいるのも納得だ。

最大の魅力は何と言っても、一見チャーミングでミステリアスなDiana嬢が淡々と呟くお下劣アジテーション。こういったタイプの音楽の例に漏れずメロに起伏は無いが、それに加えDiana嬢は声を張ることもほぼ無い。終始クールでドライにしかし言葉はウェット・セクシャルインターコースな感じで笑、挑発し続ける。物理的に煽る役割を担うサウンド面はグリッチ感満載で、パッと聴きクラブ音楽映えしそうなのがJunksistaの素敵ポイント。しかし一枚剥げば官能の触手に絡め獲られ、フロアに這いつくばることになるだろう…らめえええ!

【Favorite Number】Naked Wet Hot / All You Can Eat / Liebe 2.0



Bad Case of FabuloBad Case of Fabulo
Junksista

曲名リスト
01. Never Be Your Bitch
02. Don't Know Love
03. Naked Wet Hot
04. Life Is Unfair (And Love Is A Bitch)
05. Sexpectations
06. Devour Your Heart
07. All You Can Eat
08. Liebe 2.0
09. Department Store
10. Likeyourshoes
11. Paranoid
12. Bad Shag
13. Fabulous

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Junksista - Life Is Unfair (And Love Is A Bitch)


Junksista - Not Love


Georgy 11811
Mari Chrome
B007S98I0A
Defences / All Out EP
Flux Fin
B00BUVCA56
Sunlight
Nun
B000S0FLVK
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2013年11月16日

Coronatus / Recreatio Carminis(2013)

独Gothic-Metalバンドによる5thアルバム。

作品ごとにVoの交替劇があることでお馴染みの彼ら、今回も動きがありました。といってもオリジナルメンバーであるCarmen嬢の復帰というポジティブなニュースで、Ada嬢、Mareike嬢と併せての3人ボーカル体制へと移行…これは前作"Terra Incognita"にCarmen嬢を加えた形であるだけでなく、2nd"Porta Obscura"にMareike嬢を加えた形でもある訳だ…出戻りの多いIT企業みたいだ、前にも同じ例えを書いたような。

いくら歌姫が替わろうと不変の音楽性は今回も同様、安定のCoronatus印である。彼らのひとつの魅力であるトラッドメタル路線も健在で"So Tanzt!"はこれまでのヴァイキングメタル寄り楽曲の中でも最も陽性かもしれない。ヘイヘイヘイ!の合いの手がゴキゲンなナンバーだ。

一方まだフル活用されているとは言い難い3人のVo。Ada嬢がよりナチュラル声で歌うことでコントラストを付ける試みは今後に期待を抱かせる…寧ろ気になるのはソプラノ系の二人がどう棲み分けるのか、なのだが。3人のポリフォニーが完成をみることでSymphonic-Metalバンド版Kalafinaとなれるのか。その為には人事面の安定が不可欠だが、Coronatusに関してはその保証はどこにもないッ…!

【Favorite Number】Der Gesandte / Winterrosen / Erhebt Die Wogen!



Recreatio CarminisRecreatio Carminis
Coronatus

曲名リスト
1. Ouverture
2. Towards Horizon
3. In Meinem Reich
4. The Monk
5. Schwester
6. Der Gesandte
7. Winterrosen
8. Elisa (Eleven Swans)
9. Sternenstaub
10. So Tanzt!
11. Erhebt Die Wogen!

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Coronatus - Towards Horizon


Coronatus - Vor Der Schlacht


Metamorphosis Melody
Midnattsol
B004THX3XG
Dies Irae
Where Angels Fall
B000AXW4U6
New Athens Ethos
Daeva Aesma
B000MUZPO4
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2013年11月13日

Highlight Kenosis / Shield of Faith(2013)

独Progressive-Rockバンドによる3rdアルバム。

ルーマニアで結成、ドイツに拠点を移して本作からはブラジル人のボーカルMarina La Torraca嬢が加入とマルチナショナルなHighlight Kenosis。バンド名やアルバムタイトルからクリスチャンロック系なのかな?と思いましたが、音楽性はMastercatsleKrypteriaを髣髴するクサメロ、泣きメロ満載のメタル。冒頭の"Feel Me"から惜しみなくキャッチーで心を奪われました。

何よりMelodic-Metal或いはPower-Metalを標榜しつつも根っこはProgressive。曲間に挿入されるメランコリックな雰囲気を湛えた展開。それを支えるテクニカルなリズム隊のアンサンブル力は出色だ。そして多彩な音色を操りつつトラッドなフレーズを連発するギター。フュージョンとへヴィネスを行き来するインストナンバー"Fight the Evil"は正に彼らの真骨頂だ。

そしてやはり主役はVoのMaria嬢。前任者の黒髪低音アルト系とは正反対の、ブロンド・ガーリッシュな彼女の魅惑ボイスは彼らの音楽をよりドラマティックに彩る。Abstract DeviationEyevoryと並んで近年のポップ性が強いProgressiveを象徴する作品だ。

【Favorite Number】Feel Me / Through Somebody's Eyes / To Dare Is to Do



Shield of FaithShield of Faith
Highlight Kenosis

曲名リスト
1. Feel Me
2. If the World Is Going Down
3. Shield of Faith
4. Through Somebody’s Eyes
5. Marching to Hell
6. Fight the Evil
7. In the Shadow
8. To Dare Is to Do

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Highlight Kenosis - If the World is Going Down


Rise Of A New Day
Misth
B0088EDRD2
Comforting Psychosis
Estrum
B0019UUOG0
Sweet Cerebral Destruction
Azylya
B00CICW77C
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2013年11月08日

Stripmall Architecture / Suburban Reverb(2013)

米エレクトロバンドによる4thアルバム。

エレクトロによる緻密な音空間構築、流麗なメロディと可憐にして繊細なVo。これは只者ではないなと思いましたが、元HalouのCoseboom夫妻による新プロジェクトでした。DarkDriveClinicの項で言及していたにも関わらず手が回っておらんかった…ぬかったわ…!

2009年以来ほぼ毎年リリースを重ねる彼ら。Rebecca嬢はサイドプロジェクトもあるのに。SPC ECOといいShoegaze/Dream-Pop界隈の人達はハードワークしますね。楽曲的にはTrip-Hop寄りのHalouとインダストリアル寄りのDarkDriveClinicの中間に位置する印象で、Synthを多用したダークロマンティックな作風だ。彼らの得意とするギターや電子音によるフィードバックウォールの割合は幾分減るが、特徴的なバリエーションに富むパーカッションはHalouのアンビエントな名作"Wholeness & Separation"を髣髴する。一方"Commuter"のオリエンタル感は新鮮に感じる。もしかしたら1st〜3rdの中で既出の引き出しなのかもしれないけど。

彼らのキャリアの中で最も歌もの・ポップ要素が強く訴求力抜群のStripmall Architecture。抒情系エレクトロ好きとしては、どうやら音源コンプはマストなようだ。

【Favorite Number】We Are Not Cool / Unbreakable / Jetset Friends / Commuter



Suburban ReverbSuburban Reverb
Stripmall Architecture

曲名リスト
1. Suburban Reverb
2. We Are Not Cool
3. Unbreakable
4. Heartheart/Rhinebeck
5. Jetset Friends
6. Commuter
7. Autumn's Echo
8. The Glide Sublime

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Stripmall Architecture - We Are Not Cool


Stripmall Architecture - Jetset Friends


Cloud 9.1
Celeste Lear
B0088EDRD2
Salt Box Lane
Harland
B000NTPFRQ
Our Room
Blue Tofu
B00FNT0KSK
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2013年11月05日

SPC ECO / Sirens and Satellites(2013)

英Shoegazeバンドによる4thアルバム。

2010年以来、確実に毎年新作を届けてくれる彼ら。さらに合間にEPを挟むのが恒例になっておりしかもフルアルバムとは楽曲の被りはないという…全く、マシーンの如き旺盛なクリエイティビティである…!

作風も挑戦的な姿勢を崩しておらず(模索なのかもしれないが…)、ロック寄りな2nd"You Tell Me"、一転アンビエントな3rd"Dark Noise"と来て、本作ではよりElectro-Popな側面を強調した楽曲が目立つ。エレクトロ成分が多い点では1stの"3-D"に通ずるものがあるが、曲調もロックからの脱却が図られている気がします。"Delusional Waste"や"High On It"はストレートなDisco-gazerで、前作の"La Casa De Los Ojos"の延長上といえよう。

他にも従来通りのDream-PopやIndustrial系、Trip-Hopなどこれまでで最もバリエーションに富む本作。いっぽうでShoegazer色が薄れているのが特徴だが、サウンドがどう変化しようとRose嬢のセンシティブなVoは不変でCurveから脈々と受け継がれるアトモスフェリアは健在だ。20年以上に渡ってDean Garcia氏が追求してきた音楽の到達点に、いよいよ来ているのかもしれない。

【Favorite Number】Fallen Stars / High On It / New Year / Free Fall



InteriorsSirens and Satellites
SPC ECO

曲名リスト
1. Fallen Stars
2. Delusional Waste
3. Zombie
4. Hold You Up
5. High On It
6. The Whole Day Long
7. Make Me Stay
8. Hold On Me
9. Don't Need Fear
10. Tweet Filelds at Night
11. Sirens and Satellites
12. Equestrian Heels
13. LOL The Witch Is Dead
14. You're Cold
15. Free Fall
16. Found

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SPC ECO - Delusional Waste


SPC ECO - Fallen Stars


RE-MIRRORED
Soundpool
B0050HVTVC
Rumskib
Rumskib
B000NTPFRQ
Intercepters
Screen Vinyl Image
B005C2A7R2
posted by kerkerian at 11:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月04日

Glasser / Interiors(2013)

USエレクトロ嬢による2ndアルバム。

2010年の"Rings"はアルバムオブザイヤーにこそ入らなかったものの、聴く程に発見があるスルメ盤で今なお鮮烈な印象を残す作品でした。本作では揺らぎと不規則性が醸し出すGlasser印が更に磨きが掛かっており、純粋にサウンド面で個性を出し難いエレクトロ音楽においてこれは凄い事だ…前作に続きFever RayBlonde Redheadを手掛けたVan Rivers氏の功績は大きい。

曲調はよりElectronica寄りとなり、多用されていたマリンバ的なパーカッションに加えてホーン系や崩れ落ちるトイピアノ風なエレメンツなどサウンドがより豊富に。この先の読めなさはExperimentalとも言えるが、よくある詰め込んでる感やドヤ顔が見えてきそうなギーク感が皆無なのは、全てがCameron嬢のエンジェリックな歌を中心に音が配置されているからではないだろうか…「雑然」ではなく「必然」の音なのだ…!

タイトルとシュールレアリスム的なビジュアルワークが示す通り、音楽にも関わらず建築作品からインスピレーションを得るという非凡さが彼女の天才振りを物語っている。視覚と聴覚、平面と空間。幾つもの軸で紡がれ、多面的アートに結実した傑作を聴き逃してはならない。

【Favorite Number】Shape / Forge / New Year / Divide



InteriorsInteriors
Glasser

曲名リスト
1. Shape
2. Design
3. Landscape
4. Forge
5. Window I
6. Keam Theme
7. Exposure
8. Dissect
9. Window III
10. Window II
11. New year
12. Divide

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Glasser - Design
Glasser - Shape


Flourish / / Perish
Braids
B00DNPKAR2
Ep2
Fka Twigs
B00E9UAGK6
Nepenthe
Julianna Barwick
B00D8F9REO
posted by kerkerian at 11:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月01日

Art Deco / Syvään Uneen(2013)

フィンランドのProgressive-Rockバンドによる1stアルバム。

アール・デコ…なんという大仰な冠を掲げてしまったのか。しかしそう名乗るに値する格調高い音楽であることがすぐに解る。KaipaLana Laneに通じるフュージョン・ジャズ感、同国のIndicaを思わせるTraditional-Folkは正にアート・ロックの風合い。

流麗で乾いたオーバードライブの利いたギター、軽快かつ複雑に絡み合うリズムとJaana嬢の包容力に満ちたボーカリゼーションは爽快の一言。プログレを聴く上でハードルになるインスト部分もポップな趣向が凝らされており楽しめること請け合い。そして"Ikuiseen Uneen"などはフュージョンサウンドながら極めてキャッチーな疾走曲は良質なSoftrockの一面を見せる。結成9年目にしてチャンスを掴んだ彼らは、ハード・ロックやNew Waveで語られることの多い70's〜80's音楽に、新たな視点での再評価を促す。音楽界に花開くポストモダニズムといって過言ではない…!

【Favorite Number】Saveltaja / Ikuiseen Uneen / Valaistumattomat



Syvaan UneenSyvaan Uneen
Art Deco

曲目リスト
1. Suurin Panoksin
2. Saveltaja
3. Kymmenen Kaskya
4. Ikuiseen Uneen
5. Pala Kerrallaan
6. Valaistumattomat
7. Ohi Kylmien Katseiden
8. Luoksesi Syvyyksiin

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Secrets of Astrology
Lana Lane
B00004TDVM
Crush of Night
Izz
B007UPE9XC
Vittjar
Kaipa
B008IGBU66
posted by kerkerian at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | Progressive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする