2013年06月30日

Queen Of Wand / Child Ghost Hour(2013)

日Doujinユニットによる9thアルバム。

六弦アリス少女病Asrielらと並んで老舗Gothic系Doujinサークルとして知られるQueen Of Wand。本作は8曲入りのオリジナルアルバムながら、彼らの音楽を構成する要素が全部入りの贅沢な内容となっている。

メルヘンティックな小曲""Pied Piper Parade"、ストリングス+ピアノ+Voのみで綴られる"ばらのなまえ"、一転トランシーなIndustrialが炸裂する"堕天ソリスト"、ポップとGlitch感が同居するElectronicaナンバー"銀河ステーション"、Symphonic-Rockテイストの"君の事が大嫌い"など。最新Doujin-Gothicシーンがこれ1枚で体感できるといっても大袈裟ではない…!

そして驚くべきは猫の目のように変わる睦鬼嬢のVo。アニメ声、電波系ヴォイから水樹奈々ばりの低音ロック(演歌?)声、神秘的なソプラノまで…毎度感服してしまいます。雑食性と言ってはそれまでだが、一貫してノーブルな世界観に彩られているのはQueen Of Wandならでは。次はM3秋だろうか、早くも新作が待ち遠しい。

【Favorite Number】堕天ソリスト / 銀河ステーション / The 1000th guest

Child Ghost HourChild Ghost Hour
Queen Of Wand

曲目リスト
1.Pied Piper Parade
2.ばらのなまえ
3.堕天ソリスト(黙示録ver.)
4.銀河ステーション
5.君の事が大嫌い。
6.3LDK GhostHouse
7.1284(instrumental)
8.The 1000th guest(Hounted Light ver.)

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Queen of Wand - 堕天ソリスト
Queen of Wand - THE WORLD


ひとり芝居
パンプキンサウンド
B002UKQMGY
KING PIGLOT
Mamyukka
B009P3536E
Cielo Azul
ABSOLUTE CASTAWAY
B008PCF01Y
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2013年06月29日

Miss FD / Comfort for the Desolate(2013)

USエレクトロ嬢による2nd EP。

…とはいえMiss FDの場合は曲数が7曲と少なめなだけで、全て新作。内容の濃さからいっても"Monsters in the Industry"、"Love Never Dies"に続く3rdアルバムと言ってよいだろう。本家の活動だったはずのFrightdollが音沙汰ないまま、遂にサイドプロジェクトのディスコグラフィが枚数を上回った彼女。前作の感想で「Frightdoll辞めてこっちに一本化しては如何だろうか」とか書いたらその通りの展開に。意外と要望が通ることの多いこのブログはドリムノートだね。チェイング!(アラフォー限定)

しかし本作はドリームでも悪夢のほうだ。元来Miss FD嬢が得意とするインダストリアル的な躍動感は"Wanting Is Not Enough"と"Lover of Fate"で聴けるのみで、あとはピアノを中心としたDark-Atomosphericな曲調。静かに迫り来るような緊張感を湛えた、クラシカルとエレクトロが多層的に織りなすサウンドスケープは美しいの一言。Industrialからの乖離こそが、FrightdollではなくMiss FDである必然性である。もしかしたら彼女の音楽作風の分岐点となるかもしれない本作。意欲を感じさせる、覚悟の一枚と言えよう…!

【Favorite Number】Never Felt Better / Wanting Is Not Enough



Comfort for the DesolateComfort for the Desolate
Miss FD

Album Tracks
1. Never Felt Better
2. Wanting Is Not Enough
3. Dissolve
4. Consciousness of Awe
5. Lover of Fate
6. Incompleteness
7. The Grand Version

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Miss FD - Moment of Fade
Miss FD - Negaverse


Path of Hours
Reliquary
B005E8KTTA
Eternal
Butterfly Messiah
B00019MRZG
Waiting for Another Fall
Mercurine
B000CAJQYO
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2013年06月27日

Vive la Fête / 2013(2013)

白/仏のElectroユニットによる8thアルバム。

Synth-Pop感とElectroclashが絶妙な按配のVive La Fete。今作も2000年のデビュー作から全くブレないスタイルである…チャートポジションは4th"Grand Prix"をピークに右肩下がりだが…世間のニーズとマンネリズムだろうか。。

前々作"Disque D'Or"辺りからの傾向だが、とりわけ生+シンセベースのブリブリ感が心地良くギターよりも存在感が立ってる。あとは…性急なビート、Els嬢の気高さとおバカ感を行き来するVo、Danny氏の味のある合いの手、常軌を逸したフェイクなどある意味「安定の」Vive La Feteワールドです。

そして最後の最後に訪れた意外性。20分弱に及ぶ"Untitled"は様々なサウンド・コラージュを繋ぎ合わせた、いわばオムニバス形式のショートフィルムのよう。彼らのイメージを覆すに十分なアトモスフェリックでエクスペリメンタルな世界が広がる。ラストにレディオ・プログラムのオマージュであることが判明するわけだが、この尽きない野心…!チャートやニーズがどうだろうと、まだまだ耳が離せないアーティストであると確信させられる1枚だ。

【Favorite Number】La Vision / Oiseau Bleu / Diva / Untitled



20132013
Vive La Fete

曲名リスト
1. La Vision
2. Alexandrie Alexandra
3. Je Souhaite
4. Oiseau Bleu
5. Diva
6. Mea Culpa
7. Le Diable
8. Ping Pong
9. Demain
10. Tics Nerveux
11. Untitled

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Vive La Fête - La Vision
Vive La Fête - Ping Pong


Cyril
Sexy Sushi
B003SSIL6Q
Dead Lazers
Kap Bambino
B0027CHPIY
Nofuncity
Dandi Wind
B000E8NQZY
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2013年06月23日

Grossstadtgeflüster / Oh, Ein Reh!(2013)

独Electroバンドによる4thアルバム。

2008年の当ブログ再開以降、2nd"Bis einer heult!!!"、3rd"Alles muss man selber machen"と具にその動向を追ってきたグロシュタ(勝手に略)。尖鋭的なElectroclashサウンドに、前作辺りからノスタルジックなメロディも加わりそして今作、遂に完成形ともいえる弩級クオリティを見せつけてきた…!

これまで主軸を担ってきたFuture-Pop感から、バンドサウンドをより意識した楽曲が目立つ。もはやElectroclashというよりAlternative-Rockの風合いかもしれない。何より楽曲バリエーションの豊富さに驚かされ、それに合わせてJen嬢の歌唱も濁声からエンジェリックボイスまで演じ分ける。全14曲ながら掛け値無しに捨て曲無し、キラーチューン目白押しの驚異的アルバムだ。独ソニーミュージック所属なわけだし、相応の力の入れ次第ではLady Gaga"Born This Way"並の名声を得てしまうのでは…そんな夢想をしますが、喧噪は彼らには似合わないか。「大都会の囁き(Grossstadtgeflüster)」を冠する彼らには。

【Favorite Number】Ufos über'm Fernsehturm / Konfetti Und Yeah / Düsen / Meine Sonne / So Viel Talente



Oh Ein Reh!Oh Ein Reh!
Grossstadtgefluster

曲名リスト
1. Ufos ueberm Fernsehturm
2. Konfetti Und Yeah
3. 1000 Tonnen Glueck
4. Duesen
5. Sprengstoff
6. Wir Haben Uns Gerade Noch Gefehlt
7. Meine Sonne
8. Das System Stuerzt Ab
9. Dbstp
10. Eulen Nach Athen
11. So Viel Talente
12. Chaos
13. Ende Gelaende
14. Sirenen

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Grossstadtgeflüster - Konfetti und Yeah
Grossstadtgeflüster - Kartoffelsuppe


Fabelweiss
Chapeau Claque
B001EOQVAY
Tacheles
Mia
B0070543P6
klee
klee
B009ESFB94
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2013年06月21日

Austra / Olympia(2013)

カナダのElectroバンドによる2ndアルバム。

デビュー作"Feel It Break"でいきなりの高い完成度とオリジナリティを見せつけた彼ら・・・というかKatie Stelmanis嬢。NMEの"50 Best Album Of 2011"で45位にランクされ、カナダの最優秀アルバムである"2011 Polaris Music Prize"をArcade Fireの"The Suburbs"と争うなど上々の評価を得ての新作です。

Katie嬢のソロ・プロジェクト的だった前作に対し、バンドとしての色合いが強くなった本作。多彩なインストゥルメンツによるSynth-Pop、Indietronicaをベースに、旧き良きHouseの影響が見え隠れするのがAustraの特徴。"Forgive Me"や"Painful Like"のベースラインなんかはFunk(の影響を受けたAcid-House)そのものだな…!そして相変わらずKatie嬢の歌唱はストロングにして繊細。ワンフレーズで鷲掴みにされるメロディも健在で、これは本当にArcade Fire級、いやそれ以上存在になるやも…そんな期待を抱かせるに十分なアルバムです。

【Favorite Number】Forgive Me / Fire / Reconcile



OlympiaOlympia
Austra

曲名リスト
1. What We Done?
2. Forgive Me
3. Painful Like
4. Sleep
5. Home
6. Fire
7. I Don’t Care (I’m a Man)
8. We Become
9. Reconcile
10. Annie (Oh muse, you)
11. You Changed My Life
12. Hurt Me Now

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Austra - Home
Austra - Reconcile


Superworldunknown
Karin Park
B000654TY2
Cold World Melts
Soft Metals
B005B641V2
King Con
Alex Winston
B006XEH7Q2
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2013年06月15日

Emika / Dva(2013)

UKエレクトロ嬢による2ndアルバム。

1st"Emika"から2年…4枚のEPと数々のコラボ、コンピに参加し、名門Ninja Tunesのアイドル的存在となりつつあるEma Jolly(a.k.a.Emika)嬢。しかしそこはクラブミュージックの雄である同レーベル、そこらのエレクトロアイドルが鳴らすような安っちいSynth-Popなどではなく前作同様、グリッチィでストレンジィなExperimental-Electroである。

Dubstep、或いはTrip-Hopを主体とするスタイルはそのままに、今回はDowntempoものが増えた印象。単純に踊れそうなナンバーは2、3曲で、メロディや前衛的な曲展開を楽しむ方向へシフトしている。クラブ音楽というよりEmika嬢のSSWとしての本懐が表現されているなあと。特にエレクトロ・キャバレー的ともいえる"Fiters"、Minimal-Technoノリの"Primary Colours"が素敵。

女性Voものエレクトロは、どうしても80's〜90'sテイスト寄りになるのでEmika嬢の存在は本当に稀有。アップトゥデイトなElectroを求める向きには全力でお勧めしたい作品です。あと萌え度が1st当時から急上昇、これは見逃せない。

【Favorite Number】She Beats / Filters / Primary Colours / Centuries



DVADVA
Emika

曲名リスト
1. Hush Interlude
2. Young Minds
3. She Beats
4. Filters
5. After the Fall
6. Sing to Me
7. Dem Worlds
8. Primary Colours
9. Sleep with my Enemies
10. Wicked Game
11. Fight for Your Love
12. Mouth to Mouth
13. Searching
14. Centuries
15. Criminal Gift

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Emika - She Beats
Emika - Searching


In a Dim Light
Nedry
B006WAF2E6
Invisible Lodger
Various Production
B001HZ9A9Y
Fragments
Submotion Orchestra
B00940KX7M
posted by kerkerian at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

The Eden House / Half Life(2013)

UKのGoth-Rockプロジェクトによる2ndアルバム。

Stephen Carey氏を中心に様々なゲストミュージシャンを迎える"Collaborative Musical Project"の形を取る同ユニット。20数名余がクレジットされ、特に女性Voが多く名を連ねている。その中には元All About EveのJulianne Regan嬢、Faith And The MuseのMonica Richards嬢などGothシーンのレジェンダリーな面々も。正にPsychedelic-Roch、New-Waveといったニューロマンティック音楽を現代に甦らせる野心的プロジェクトとして注目を集めている。

さて4年振りとなる本作も期待に違わぬ艶めかしい音像…乾いたギターやシューゲイズ(正確にはShogazer以前のノイズウォール的エフェクト、そしてスロー曲で聴かせるEthereal-Wave。総てがノスタルジアに満ちながら、Progressive性も併せ持ち何より音に80's的なチープさが無いこと(これ重要)から、確実に「今」のGoth-Rockとして機能していることがThe Eden Houseの凄み。Monica嬢を始め7名の歌姫を擁し、圧倒的な音を聴かせ付ける。この夏は、The Eden Houseが注ぐ美しきディストピアの海にスーサイド・ダイヴだ…!

【Favorite Number】Bad Men / The Tempest / First Light



Half LifeHalf Life
Eden House

曲名リスト
1. Bad Men
2. Indifference
3. Wasted On Me
4. Hunger
5. The Empty Space
6. Butterflies
7. The Tempest
8. City Of Goodbyes
9. First Light

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The Eden House - Bad Men
The Eden House - Neversea


Strange Familiar
Monica Richards
B004XEID26
Kindest Worlds
Strange Boutique
B000001LZQ
Claire Voyant
Claire Voyant
B00313O6JY
posted by kerkerian at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

Kirlian Camera / Black Summer Choirs(2013)

伊エレクトロプロジェクトによる最新作。

リイシューやオフィシャルブート等も含めると既に20作以上となる作品をドロップしつつも毎年コンスタントにリリースを重ねる彼ら…結成既に33年目となる今年も、本作プラス2nd"Eclipse"のリメイク作など精力的に動く。

前作"Nightglory"ではアンビエント路線への回帰を見せたが、本作ではそれをより一層推し進め、宛らClassicとElectronicaを融合させたような音楽性に。数曲毎に"Final Interview"と銘打ったナレーションが挿し込まれ、シアトリカルかつコンセプチュアルな仕上がりになっている。

従来のキラキラSynth-Popは"Heavens"で聴けるのみで、そっち路線は完全にSpectra Parisのほうに委ねられたとみられる。さらにKirlian Camera恒例のElena嬢によるエロティカル・ビジュアルワークですが今回まさかの一切無し(T_T) 純粋に音を聴けと言わんばかりの、アルバム作風同様ストイックな姿勢の表れでしょうか。

【Favorite Number】Black August / Heavens



Black Summer ChoirsBlack Summer Choirs
Kirlian Camera

曲名リスト
1.Silencing The World
2.Black August
3.Final Interview 1
4.Heavens
5.The Fountain Of Clouds
6.Final Interview 2
7.Dark Matter (Materia Oscura Official Version)
8.Final Interview 3
9.Farewell Road
10.My Kids Kill
11.Words
12.Final Interview 4
13.Barren Cornfields
14.Stranger In The Abandoned Station

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Kirlian Camera - Heavens
Kirlian Camera - Blue Room


Earth Song
Sara Noxx
B000X8DROU
Eisenherz
Untoten
B0096HQG2Y
Unendlichkeit
Mechanical Moth
B00BXZ1D1Q
posted by kerkerian at 02:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月01日

Krystal System / Rage(2013)

仏Industrial-Rockデュオによる3rdアルバム。

Alfa Matrix特集パート3。フル作品こそ3枚目だが2008年のデビュー以来数々のコラボレーションやコンピレーション参加により暗黒音楽界隈での存在感が急上昇中のKrystal System。

Electroclash的な音を鳴らしつつも、ベースはGothic-Rockのバンドサウンド(バンドではないが)という、Alfa Matrixに居そうで居なかったタイプ。Bonnie嬢とSeven氏による掛け合い的なVoはCyber-Rockの猥雑な雰囲気に絶妙に合っているが、相反するSynthサウンドが幾分彼らの音楽をポップにしている。このゴチャっと感に、スルメ的な美味しさを覚えたならもう彼らの虜だ…!個人的には"26 Days"や"Fantome"辺りの80'sポジティヴ・パンク風のノリが病み付き。

【Favorite Number】Rage / 26 Days / Fantome



RageRage
Krystal System

曲名リスト
1. Rage
2. Paradise
3. The next light
4. Hurricane
5. La lame dans ta main
6. I wanna be
7. Tyler's Waltz
8. Parasites
9. A quick pray
10. 26 days
11. Heroes
12. Fantome
13. Bye

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Krystal System - Rage
Ayria - Plastic Makes Perfect


Sacrament
Unter Null
B000H9I02O
Electrolicious
Pzychobitch
B000FKO3M6
House Ofwonders
Lovelorn Dolls
B00B81NQ06
posted by kerkerian at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする