2013年04月28日

Purple Fog Side / Reality Awaits(2013)

ロシアのDarkwaveユニットによる4thアルバム。

こちらも1stフルレンの"Music For Indigo Kids"から常に追いかけているフェイバリッ度の高いユニット。個人的には暗黒音楽大国ロシアにおいて、Unrealと並ぶ代表的な存在と見ている…そんな音楽センス、萌え度ともトップクラスのPurple Fog Side。

従来の煌びやかなSynth-Goth的EBMに加え、バンドアレンジ的なリズムとギターを前面に押し出す楽曲が増えたのが今作の特徴。一聴してネクストステージに到達した感のある完成度だが、当ブログ的には致命的な事に、Veronica嬢のメインVoが9曲中僅か3曲に留まる…これはいけません。前作辺りからその傾向にはあったが、コンポーザーでありプログラマでもあるPavek氏への集権化が進んでいる模様。楽曲の出来自体はアルバムオブザイヤー級なだけに、返す返すも惜しい作品だ。

【Favorite Number】Fairytale / Emptiness Is a Gift / Shreds (My Little Hideaway)



Reality AwaitsReality Awaits
Purple Fog Side

曲目リスト
1. Fairytale
2. Pixie Queen
3. Emptiness Is A Gift
4. We Hold The Breath
5. Guilty Conscience (In Memory Of Boris Strugatsky)
6. Moonbeams
7. Good Morning, Berlin
8. Shreds (My Little Hideaway)
9. Soon I Will Live (Feat. Tahoma)

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Purple Fog Side - Emptiness Is a Gift
Purple Fog Side - Psychomorph / We Feel Naked


Aloneluna
Mezzamo
B003F4016G
Pulsing Zero
Necro Stellar
B001LOKIB0
Obscurity
Black Heaven
B00006IU6I

タグ:russia darkwave EBM
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2013年04月27日

Saints Of Ruin / Elevatis Velum (2013)

USのGothic-Rockによる3rdアルバム。

1stの"Nightmare"、2ndの"Glampyre"と具にその動向を追っていたわけですが、遂に3作目にして決定打を放ってきた・・・!

Goth/New-wave色の強い前々作、へヴィネスが加わり開放感も垣間見えた前作ときて、本作は両者の良いとこ取り。音の重さと共に空気感は1stの退廃的なムードを感じさせ、更に昨今のトレンドを踏まえElectro要素も随所に散りばめられた仕上がり。何という俺得。楽曲レベルでは、とりわけPost-Grunge的なやり切れない感じの鬱くしいメロディが際立つ。"Boundless"なんかはまるでNirvanaとかPuddle Of Muddじゃないか・・・!

サウンド的には一つ軸ができた印象、と"Glampyre"の感想で書いたが、90'sのノスタルジアをくすぐりつつ、今的なGoth-Electroを挟んできたことで作風的にもSaints Of Ruinの世界観が完成をみた印象だ。

【Favorite Number】The Thirst / Boundless / Don't Love Me



Elevatis VelumElevatis Velum
Saints of Ruin

曲目リスト
1.The Thirst
2.Blood Moon
3.Tin Box
4.Stand Alone
5.Boundless
6.Don’t Love Me
7.Never
8.Riding on the Sun
9.Your Ruin
10.Every Day Is Like Sunday

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Saints Of Ruin - The Thirst
Saints Of Ruin - Poison Song


Satire X
Cassandra Syndrome
B005FYF0MY
Darkchild
Katanga
B000BVKIKA
Breathe
Only Fate Remains
B005LOIEIU
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2013年04月23日

Eleanor / Breathe Life Into The Essence(2013)

日Gothic-Metalによる2ndアルバム。

さてメタルを評する際に多用される「クサい」という言葉。一般的には北欧とかジャーマンメタル的なメロディの起伏が、笑っちゃうほど過剰にキャッチーで壮大だったりする様を言うのだが、このEleanorのクサメタルは「日本の歌謡曲」そのものであると言える…全編ミッドテンポの楽曲を中低音域でムーディに歌うShiori嬢。冒頭2曲のメランコリアといったら寺尾聡か中森明菜級だ…!1周いや2、3周回ってこれは新しいのかも。

アコースティックな質感やストリングスが前面出ていることや音の軽さ、そしてメロディのトラッド感からGothic-MetalというよりFolk-Metalの風合いが強い印象だ。それはBlackmore's NightやBraveのような英語圏ものとも、Anabanthaのようなラテンものとも異なる日本独自のFolk-Metal。圧倒的なまでのオリジナリティである…!願わくばこれをある程度の重厚感や圧を伴った音で聴きたい。インディーに留めておくには惜しい逸材です。

【Favorite Number】A RAIN SONG / SLEEPING WATER



Breathe Life Into The EssenceBreathe Life Into The Essence
Eleanor

曲名リスト
1. TIME, MEDITATION AND DAWN
2. A RAIN SONG
3. FATAL MOVEMENT
4. MOURNING
5. PRAYER
6. BLUE MOON
7. SLEEPING WATER
8. ONCE
9. FRAGMENTS

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Eleanor - Fatal Movement
Eleanor - Breathe Life Into The Essence


DESTROSE
DESTROSE
B00BPPYQ5E
Interlude
Delain
B00BJDASZ4
On the Wings of the Call
Alkonost
B003L0XHCO
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2013年04月22日

Yeah Yeah Yeahs / Mosquito(2013)

USのIndie-Rockバンドによるフルレンでは4thとなるアルバム。

早いものでデビュー作から10年経ったYYYs。あの"Fever To Tell"時点でこれ程のキャリアを築くことになると想像できただろうか?センスと勢いだけで鳴らされたガレージィサウンドにはある種ロックの刹那感みたいなものを…ぶっちゃけ一発屋と思っていた訳で。
ところが作を重ねる毎にセンスは磨かれ、勢い一辺倒から引き出しも格段に増し。前作"It's Blitz!"のサイケデリック感は病み付きレベル。そして本作では冒頭"Sacrilege"でゴスペル調の多層コーラス、続く"Subway"ではBlonde Redheadを髣髴する湿り気のある雰囲気で、"Mosquito"ではカレン嬢シャウトが炸裂する得意のPost-`Punk的ナンバー。久々に和田アキ子的「ハッ!」が聴けて満足だ…!

そして最大の聴き所が4曲目の"Under The Earth"。人力ドラム的リズムにオリエンタルな美メロ、そして薄っすらElectrogazerの匂いもあって完全なる新機軸。以降の曲も含め、全体的にYYY'sの作品の中では重いテーマのダークな問題作として名を刻みそうだが、洗練された部分と毒々しいジャケ(まあいつもの事だが笑)に象徴されるビザールな部分が絶妙のバランスで個人的には最高のフェイバリット作。彼らの第2のピークは寧ろこれからか…?

【Favorite Number】Subway / Under The Earth / These Paths / Despair



MosquitoMosquito
Yeah Yeah Yeahs

曲名リスト
1. Sacrilege
2. Subway
3. Mosquito
4. Under the Earth
5. Slave
6. These Paths
7. Area 52
8. Buried Alive (Featuring Dr. Octagon)
9. Always
10. Despair
11. Wedding Song

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Yeah Yeah Yeahs - Mosquito
Yeah Yeah Yeahs - Sacrilege


Blood Pressures
Kills
B004MSRDSS
Synthetica
Metric
B00A3ATW9W
Heartthrob
Tegan & Sara
B00A4FOWYQ
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2013年04月21日

The Knife / Shaking The Habitual(2013)

続いても瑞典から、同国を代表する姉弟Electronicaデュオの4th。

2010年の前作"Tomorrow in a Year"で極めて難解な作品を提示た彼ら…何ぴとも寄せ付けないような作風に、狼狽の色を隠せない感想を書いてしまいましたが、同作は他アーティストとのコラボアルバムで、エクストラ扱い。The Knife名義では2006年"Silent Shout"以来となる今作はエンタテインメント性があり、本来のThe Knifeの姿に戻っており一安心。

つまりパーカッシヴなフォークロア音楽をElectroの文脈で鳴らしたエクスペリメンタル・ミュージックという事である…Karin嬢はもうオペラ声を出したりはせず、ハスキー掛かったシャーマンの如き歌唱で通常運転。尤も、歌が主役を張るのは"Full of Fire"、"Raging Lung"ほかごく一部だけなのですが。前回のThe Deer Tracksと併せてスウェーデンエレクトロシーンの光と影、ポップとアンビエントという事で対比しつつ聴くのも面白い。

【Favorite Number】A Tooth For An Eye / Full of Fire / Raging Lung



Shaking the HabitualShaking the Habitual
Knife

曲名リスト
1.A Tooth For An Eye
2.Full of Fire
3.A Cherry on Top
4.Without You My Life Would Be Boring
5.Wrap Your Arms Around Me
6.Crake
7.Old Dreams Waiting To Be Realized
8.Raging Lung
9.Networking
10.Oryx
11.Stay Out Here
12.Fracking Fluid Injection
13.Ready To Lose

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The Knife - A Tooth For An Eye
The Knife - Full Of Fire


Have It All
Planningtorock
B000FA58P2
Syndromes
Golden Filter
B005NNMMHI
Kin
Iamamiwhoami
B008O6AC00
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2013年04月20日

The Deer Tracks / The Archer Trilogy Pt. 3(2013)

瑞典エレクトロユニットによる3rdアルバム。

前回のDonatellaがコテコテの80'sエレポップでしたが、このThe Deer Tracksは最新型のElectro。3部作の最終章と位置付けられた本作、2作目リリース後にThe Radio Dept.らとの来日ツアーも記憶に新しいところ。何しろ美形デュオだし今作で不動の人気を獲得しそうな気配。

Dubstep、Breaks系の細かい拍のElectronicaをベースとしつつ、昨今トレンドの〜gazer的空間系エフェクトも織り交ぜ。北欧エレクトロ特有の荒涼とした清冽サウンドを、Twiggy Frostbiteのシンガーでも知られるElin嬢によるハートフルな歌唱が蕩けるようにコーディングするイメージ。前作までのミステリアス感が、若干ユーザーフレンドリーに接近した印象である。

特に息を飲むメロの美しさに悲哀すら感じる"W"、一転して祝祭的な"Explodion"、"Astral Ship"での「踊れて壮大、だけど叙情的でミニマル」感が象徴的…というか全曲神曲っ…!マニアックでありながら普遍的ポップ、ヘッドフォンミュージックにもフロアサウンドにも対応した10's全方位型エレクトロの決定版といっても過言ではなかろう。

【Favorite Number】W / Astral Ship / Red Eyed Zebra / Explodion / Bodiehicle / The Ghost Hour



Archer Trilogy Pt. 3Archer Trilogy Pt. 3
Deer Tracks

曲名リスト
1.III
2.W
3.Divine Light
4.Astral Ship
5.Red Eyed Zebra
6.Lazarus
7.Explodion
8.Bodiehicle
9.The Ghost Hour
10.Road To

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The Deer Tracks - Lazarus
The Deer Tracks - Divine Light


Through Fire
Twiggy Frostbite
B001US67TE
I Am Noonie Bao
Noonie Bao
B009T9O3VK
Lissi Dancefloor Disaster EP
Lissi Dancefloor Disaster
B002FYRCN2
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2013年04月14日

Donatella / Unpredictable(2013)

伊エレクトロユニットによる1stアルバム。

意外にもこれまでイタリアのSynth-Popものを紹介していなかったが、同国は言わずと知れたItalo-Disco/Houseの発祥地。Donatellaはその流れを汲む、ノスタルジックでローファイでキャッチーで…少々のバタ臭さを伴った日本受けしそうなエレポップを鳴らす。それにしても見事なまでの懐古主義だ。リードトラックの"Fooled Again"は最新型のElecroを期待したリスナー(ジャケがアレなのでそんな人は居ないか)への皮肉とも取れる意味深なタイトルだ笑

それでも数少ない今っぽさを探すとすれば、全体を流れる空気感は享楽的ではなく内省的なところ、楽曲レベルではTrip-HopやDubbyな印象の"We Aren't Nothing"、トランシーなクラブサウンド仕立ての"The Reflection Of Feelings"と"Enemy"くらいか。あとは徹頭徹尾80's。完全にカイリー・ミノーグとかの世界だ。

しかし看板Voの2人…赤毛のSilvia嬢とブロンドのGiulia嬢の双子には単なるアイドル性以上の何かを感じたり。カイリーのデビューから25年、マドンナのデビューから30年…そういえば"Burning Up"の時も70'sディスコとソウルの焼き直しなんて言われていたそうだが、結果そのPost-Discoから大きなうねりをシーンにもたらした。音楽に目新しさはなくとも、ときにアーティストのカリスマ性が変革を起こす…そんな存在を私は日々、ウェブの海原から拾い上げては、"Fooled Again"と呟くのである。。

【Favorite Number】We Aren't Nothing / The Reflection Of Feelings / Enemy



UnpredictableUnpredictable
Donatella

曲名リスト
1. Fooled Again
2. Inner Child File
3. Love Comes Quickly
4. Magic
5. We Aren't Nothing
6. Waiting For You
7. Thunder
8. Unpredictable
9. The Reflection Of Feelings
10. Fade To Black
11. Enemy
12. Fooled Again (Acustic Version)

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Donatella - Fooled again
Donatella - We Aren't Nothing


Non Sono L'unica
Cixi
B00AENQEZ8
In Equilibrio
Ilaria Porceddu
B00B4SWQAY
Non So Ballare
Annalisa
B00B2WZOB0
タグ:Synth-Pop Italy
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2013年04月10日

Midas Fall / Wilderness(2013)

UKのPost-Rockバンドによる2ndアルバム。

65daysofstatic、Nedryらを擁する超実力派レーベルMonotreme Recordsの新星Midas Fall。3年前のデビュー作"Eleven Return & Revert"はもう1曲目の最初の音で勝負あり、即アルバムオブザイヤー2010入りのキラーアルバムでしたが今回もまた美しい…より醸成された深みのある作品を繰り出してきた。

Down-Tempo楽曲を中心に、トリプル・ギターによる空間系アンサンブルはさらに音の奥行きを増している。加えて楽曲のバリエーションが豊富なのも本作の特徴で、随所にProgressiveな展開が待ち受ける。静謐バラード"Fight First"のアウトロで突然、箍が外れたようなギターフレーズが撒き散らされるのは象徴的だ…!そしてElizabeth嬢のメランコリア溢れる歌唱はVo主導アートロックの看板に相応しいパフォーマンス。

ElectronicaとClasicalが奇跡的な共存を見せ、ポップネスを持ちながら野心も隠そうとしない…これはPost-Rockの理想形かもしれない。The Joy Formidableと並んで2013年のオルタナシーン要注目バンドです。

【Favorite Number】Borders / Our World Recedes / Your Heart, Your Words, Your Nerves / The Moon And The Shine



WildernessWilderness
Midas Fall

曲名リスト
1. The Unravelling King
2. Borders
3. Carnival Song
4. Our World Recedes
5. Tiny Pieces Will Always Remain
6. Fight First
7. Your Heart, Your Words, Your Nerves
8. The Moon And The Shine
9. BPD
10. Wilderness

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Midas Fall - Your Heart,Your Words,Your Nerves
Midas Fall - The Moon And The Shine


Persuader
Pooma
B0016OBVT8
Chinese Locks
Murmansk
B001AQW0II
Stargazer
Stella Luna
B00006HGZY
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2013年04月05日

delofamilia / archeologic(2013)

日Popユニットによる3rdアルバム。

ORANGE RANGEのNAOTO氏によるユニット、今作が初聴です。かのバンドをパーティロック野郎と舐めてただけに、このミニマル感にはやられました。スライティングジャンピング焼き土下座です。アコースティックな質感で透度の高いポップス、所によりエレクトロニカ。勿論このソフトリーな雰囲気は歌姫であるSSW、Rie fu嬢によるところが大きく、淡い美メロが全体を覆います。

しかし淡い。淡すぎるのです。Post-Rockを標榜するのならもっと冒険をして欲しいのです。delofamiliaは言わば、NAOTO氏によるポップセンスの表現形態がパーティロックからオーガニック・ポップスに換装され、そこにほんのりとエフェクトを掛けてみました的な音楽性。そしてRie fuソロ作品とも大差がない。こっちは英詞だけど。

大手レーベルでこういったジャンルを出せるのはビッグアーティストの特権だが、同時に彼らにはElectronicaやPost-Rockのエヴァンジェリスタたる責務があるのだ…!次はdelofamiliaの、心揺さぶられるような野心が聴きたい。

【Favorite Number】In the Groove / Isolation



archeologicarcheologic
delofamilia

曲名リスト
1. In the Groove
2. In a Zoo
3. Crimes
4. Delicious
5. Globalism Calls
6. Weep
7. Isolation
8. Your Money
9. Beyond Hello
10. Why So Lonely?

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delofamilia - In the Groove
delofamilia - Delicious


Cry Like a Monster
のあのわ
B00ARK8LS6
SWEET OBLIVION
dropz
B000N3SXSK
I Can Do Better
Rie fu
B005OCST7U
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2013年04月02日

妖精帝國 / PAX VESANIA(2013)

妖精界Gothic-Metalユニットによる9thアルバム。

実質ベストアルバムだった"Gothic Lolita〜"三部作を経て約2年振りとなる本作は、実に2007年の"metanoia"以来、超待望のオリジナル作だ…!新たにツインギター体制となったことでよりメタルバンドサウンドに特化されたのが最大の特徴で、既存曲の中にはコンセプトに合わず外された曲もあることから、これまでのレーベル主導ではなく純粋なアーティスト主導による意欲作と言えよう。

さらにこれまで全楽曲を手掛けてきた橘少尉以外のメンバーもコンポーザーとして名を連ねるようになり、"Solitude"や"missing"に代表されるポップネス、もっと言うとクサメロ要素という新風が従来の「妖精帝國節」に吹きこまれ、メタルファンとしては諸手を挙げて歓迎したくなるような展開だ。

さらに嬉しいのが筋肉少女帯の隠れ名曲"機械"のカバー。筋少と妖精帝國…本格派メタルを標榜しながら独特過ぎるVoと世界観によりどうしても異端扱いされる両者。メタル+サブカルの始祖こそが筋少であることを考えると妖精帝國がその影響を受けている事にはなんら不思議はないのである…奇しくも前作"Gothic Lolita Agitator"の感想で語り部分が『労働者M』を髣髴とすると冗談ぽく書いたが、まさかこんな形で繋がるとは…!

紛れもなく過去最高傑作と断言しよう。そして本作により我々臣民はまた忠誠心を新たにするのである。Das Feenreich!

【Favorite Number】Astral Dogma / Solitude / Herrscher / 空想メソロギヰ



PAX VESANIAPAX VESANIA
妖精帝國

曲名リスト
1. 序
2. Astral Dogma
3. Solitude
4. 狂気沈殿
5. ココロサンクチュアリ
6. 月鏡反魂シネラリウム
7. Siege oder sterben
8. missing
9. The Creator
10. Herrscher
11. 空想メソロギヰ
12. 葬詩
13. 機械

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妖精帝國 - 空想メソロギヰ
妖精帝國 - Astral Dogma


PRISM
飛蘭
B00ANSOSM0
N
ナノ
B00AQG2M3G
使徒礼賛
妖精帝國
B00AKEE46C
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