2011年01月17日

CROW'SCLAW / From The Bottom Of The Heart(2010)

C79戦利品その5。同人音楽界に於いて名うてのギタリスト、鷹氏による女性Vo2人を起用した初のフルボーカルアルバム。

オビに書いてある「同人へヴィメタル」というほどメタルな印象はありませんでしたが、Doujin界隈に於いては異色な程に生々しいオルタナティヴロックが鳴る本作。とはいえメロはポジティブさに溢れたポップなもので、ガルデモをよりヘヴィに、エモくした作風とでも言えば解り良いだろうか。本来スキルフルなギタリストである氏だが、リフや歌旋律重視のプレイに徹しているところも解ってらっしゃる。オルタナ/ポストグランジ世代かつギター弾きかつ女性Vo好きの自分にとっては期待通りの素敵な作品です。

さて本アルバムは東方Projectのボーカルアレンジアルバムなのですが、先の六弦アリス『夢想演舞 月之理』でも述べた「どうにも隠し切れない上海アリス幻樂団っぽさ」が皆無、言われなければ完全にCROW'SCLAWのオリジナル楽曲のようだ。やはり鷹氏の巧みなアレンジ力、ギターワークに依るところが大きいのだろう。こうなってくると真のオリジナルボーカル楽曲を、この作風で聴きたくなるというもの。しかしそれだと同人である必然性が無くなってしまうのか・・・?変わらず「東方」がシーンのアイコン的存在であることを感じさせる一品だ。

【Favorite Number】Silent Neighbor / Impulsive Fly



Dying and FallingDying and Falling
CROW'SCLAW

曲名リスト
1.Into The Society
2.Silent Neighbor
3.Impulsive Fly
4.Yours Is Only Mine
5.Heartcage
6.A Sense Of Distance
7.Silent Neighbor Acoustic

オフィシャルで詳しく見る


Last Song
Girls Dead Monster
B0043GT17A
Light Me Up
Pretty Reckless
B003XU75QG
HIGHSCHOOL OF THE DEAD
岸田教団&THE明星ロケッツ
B003QFR7BQ
posted by kerkerian at 00:10 | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

六弦アリス / 夢想演舞 月之理(2010)

C79戦利品その4は、『原宿ロリヰタキネマ』と同時リリースされた本作。
13枚目にして初の…東方カバーアルバムである!

1曲目『家を忘れて三千里』から様々な点でこれまでの作風とは一線を画すことが聴いて取れる。やたらと陽性なドラム回しとハイポジションのカッティングはL'Arc〜en〜Cielのなんかの曲を彷彿し、サビのベタなメロディは明らかに六弦とは趣を異にする。この名状し難い既聴感はなんだろう…とモヤってたところ、悶絶メタルのページさんのレビューに答えがあった。J-POPに疎い俺だがアジカンっぽいというのは非常に得心がいく(笑)。同系統で『夜更かしチルドレン』も何百回となく聴いているような和風メロだ。アンナ嬢のアニ電波声が久々炸裂するも、どこか曲に唄わされてる感が拭えない。

こんな違和感を覚えるのは俺が5thの『緋のローレライ code;D』以来ずっと「六弦節」に触れてきたからなので無理もない。いっぽう東方Projectは幾つかの2次作品によって間接的に知るのみなので、東方カバー楽曲<六弦オリジナル楽曲と断じてしまうのはフェアじゃない。思うに東方、つまり上海アリス幻樂団の楽曲は良い意味で普遍的なため、比較的どのサークルでも自分の色に染め易い理想的な音楽素材なのだろう。だが如何せん供給過多。猫も杓子も東方カバーに飛びついた結果「どっかで聴いた事あるなあ…」となってしまい、さも楽曲自体が通塗的であるかのような印象を与えてしまいがちだ…特に俺のような初心者にとっては。

しかし敢えてそんな構造不況に身を投じた六弦アリスの挑戦には賛辞を送りたい。大手ならではの余裕の表れなのかもしれないが。でも出来れば今後もオリジナルで勝負して欲しいと願うw

【Favorite Number】月光ソクラテス / 夜更かしチルドレン

夢想演舞 月之理夢想演舞 月之理
六弦アリス

曲名リスト
1.家を忘れて三千里
2.月光ソクラテス
3.危険なゆらめき
4.夜更かしチルドレン
5.美鈴革命
6.-Silence-
7.守るべきもの
8.仄暗く紅

オフィシャルで詳しく見る


華憐的音楽集(青盤)
電気式華憐音楽集団B004DTRWNM
Requiem
V.A.
B0048JEET2
12:12:24
片霧烈火
B0039QLDK8
posted by kerkerian at 10:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月15日

六弦アリス / 原宿ロリヰタキネマ(2010)

C79戦利品その3はお馴染みのGoth-Metal/Popサークルの12枚目のアルバム。

今作の物語は前作『独裁者ノススメ』の最終曲『痛ロリヰタ哲学』から派生した世界。あの界隈でよく目にする少女達の、まあ有りがちな盲目的で刹那的な生き様を格調高く、少しのアイロニーを込めて描いております。

最大のトピックとしては、遂に生ギターが導入された点。六弦って看板掲げてこれまで打ち込みだったのかよ!って突っ込みは無しでお願いします。暗黙の了解だった事実を敢えて公表し禁忌を破ったのは、思うに前作までの自信の裏返しな気がします。実際、今作の生ギターはより前面に出てきて重々しく鳴ってはいるものの、ミュートやピッキングハーモニクスなど細かいニュアンスは打ち込みのそれも遜色なかった。六弦A助氏は生ギターを取リ入れるで逆にこれまでの表現力の高さを誇示したかったのかも。だいぶ穿った見方だけどな(笑)

いずれにしてもこのサークルはギターが主役、看板に偽り無しである。そして肝要なのは表現手段じゃなくて表現スキルってことです。そして機械でリアル以上にリアルな音を紡ぐマエストロ…それが六弦アリスの本領分なのだ。

【Favorite Number】 キネマロリヰタ / raise / パウダースノウ。 / 白昼夢

原宿ロリヰタキネマ原宿ロリヰタキネマ
六弦アリス

曲名リスト
1.キネマロリヰタ
2.見せ物少女は夢をみる
3.Gothic Lolita Replica
4.raise
5.パウダースノウ。
6.白昼夢

オフィシャルで詳しく見る


Angelrhythm
Asriel
B0043TTPM8
空想RPG!
V.A.
B002PAKT4K
少女標本-maiden collector-
葉月ゆら
B002B5WUJ6
posted by kerkerian at 10:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

Paradise Eve / 楽園のイヴ(2010)

C79戦利品その2。AliesonのVo、久遠ゆん嬢とLand-youコンポーザー甲斐ユウ嬢によるユニットのEP。

女性同士のユニットという比較的珍しい構成で、コンセプトもずばり「女性」。ファンタジックなジャケ、「天使文字」という造語による歌詞カードなどフェミニンさを全面に押し出したアートワークが為されている。楽曲は全体的にシンフォニカルなポップといったところか。

ハープを中心に据えた荘厳な"prelude〜東へ〜"、フォークメタル等で聴くようなトラッドなフレーズに意外性を覚えつつも、「Paradise Eve流歌謡曲」ともいえる"Paradise Lost"。シンフォメタルユニット"Alieson"を聴きなれている身としてはゆん嬢が歌う歌謡メロが妙に新鮮。同じくトラッドな雰囲気を漂わせるミッドナンバー"イノセント・ホワイト"はサビの大きなメロが印象的で80's前期のノスタルジアを放つ。ラストの"楽園のイヴ"は表題曲だけあって、ここで初めてオリジナリティのあるメロディ運びが聴ける。ラストに向かってシンフォニーが厚みを増して来る展開が秀逸なワルツ。今度はフルで聴きたいと思わせるような引き。Sylfioreあたりの女性的な世界観を持つ同人ポップス好きなら強くオススメしたい。

【Favorite Number】 楽園のイヴ

Dying and Falling楽園のイヴ
Paradise Eve

曲名リスト
CD1
1. prelude〜東へ〜
2. Paradise Lost
3. イノセント・ホワイト
4. 楽園のイヴ

とらのあなで詳しく見る


銀の羽
Alieson
B000P0IAG6
SAMSARA
Land-YOU
B001D0RSJ2
Primavera 〜プリマベーラ〜
Sylfiore
B00004U0BP
posted by kerkerian at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

電気式華憐音楽集団 / BLACK BOX(2010)

コミックマーケット79(C79)戦利品その1。
同人音楽ユニットのオーソリティ、通称デンカレの10年を総括したベスト盤。

これまでニコ動の「弾いてみた」などでその存在は気になっていたものの、PCゲームに縁の無い自分には漠然とAni-Industrial系なのかなあくらいの認識でしたが、良い意味で先入観を覆された。激しい曲はよりエグく、更にお電波なエレポップ、リリカルなバラード等、同人の雑食的な要素を持つバラエティに富んだ音楽性でした。重厚な楽曲と薄っぺらい楽曲(ここでは褒め言葉)が交互に配されているため後者が程好いインタールードになっていて鬱陶しさを感じない構成。華憐嬢の歌唱もそれに併せて万華鏡のようにキャラを変える。だてに某帝國の終身独裁官にして声優と噂される…
うわ何をすrくぁwせdrftgyふじこlp

赤盤、青盤それぞれのメジャーリリース前に頒布されたこ本作最大級ののハイライトは3枚目の特典盤。"Special Disk For Headbangers"の名に相応しい激烈なメロスピナンバーを収録。これと本編の"Raison d'etre"、"Distorted Pain"、"斬撃よ!唸れ!咆哮の如く!"、"Sudden Death R99"で燃えて萌えよ!

BLACK BOXBLACK BOX
電気式華憐音楽集団
曲名リスト
【Disc-1】電気式音楽集[赤盤]
1. Vampire
2. Raison d’etre
3. イノ血ノミズ
4. White Wedding
5. erase
6. 空に咲く華
7. Sweet trap
8. まじげっちゅ
9. 薄弱
10. Endless Corridor
11. 聖 〜ひじり〜
12. おさんぽ
13. 夢幻の睡り
14. サクラチル
【Disc-2】華憐的音楽集[青盤]
1. Distorted Pain
2. Sudden Death R99
3. 櫻舞う
4. こもれび
5. マボロシニツツマレテ
6. Absolute Blue
7. ワタシゴコロ
8. うちゅうがとらぶる!
9. 斬撃よ 唸れ 咆哮の如く
10. 遠い夏
11. ネムリノマユ
12. CHAIN
13. 時果つる夢
14. 瞑想に落ちる闇
【Disc-3】[Special disc for HEADBANGERS]
1. B.M.S.
2. Vampire
3. Raison d’etre -demo-
4. 桜舞う -demo-
5. 機械人形 -demo-

Amazonで詳しく見る


gothic lolita agitator
妖精帝國
B0047R1Z24
guru∞guru
YURIA jina
B0047R1YS4
BLOODY TUNE(初回限定盤)(DVD付)
榊原ゆい
B003TIB1I0
posted by kerkerian at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

萌えオブザイヤー2010

四の五の言わずに、萌えろよな!

Marilena Stigliano(Solisia)


分島花音


Francesca Chiara(The Lovecrave)


Elena Alice Fossi(Spectra Pars)


Eleanore Everdell(The Hundred In The Hands)


Holly Dodson(Parallels)


YU(Crush Tears)


Tying Tiffany


Agrippa Cryoflesh(Bitch Brigade)


Brittany Bindrim(I:Scintilla)
タグ:Of The Year
posted by kerkerian at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | オブザイヤー2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

アルバムオブザイヤー2010

さて「オブザイヤー」企画の本丸、アルバムオブザイヤー。
今年は突き抜けた作品が無いぶん、割と悩みました。個人的にはもう少しメタル勢に頑張って欲しいなー。



Soundpool / Mirrors In Your Eyes
Disco-gazeというジャンルに目覚めさせてくれた逸品。エレクトロの微かな律動感に、ギターのザラついた質感と奥行きの絡みは讃岐うどんと生卵ばりの相性を誇る。

Ambra Red / Electronic Creations for Special People
パッと聴きメジャー感のあるエレクトロだが、セルアウトしたディーヴァ共には真似できないギミックと野心に溢れたバラエティ豊富な全20曲。時間も情報量も大ボリューム。

少女病 / 告解エピグラム
アクセスに続き2冠達成。質の高いシンフォロックと緻密な物語性。何より希望の持てる終り方なのが良い。音楽ジャンルとして確立しつつあるDoujinを象徴する、少女の一大絵巻。

Spectra Paris / License To Kill
1stに続く連続のアルバムオブザイヤー入り。Synth-Electroに少しロック色を強めた暗黒ロマンチカ。ビジュアルの萌えぶりも期待通りでDarkwave界の新アイコンになるか?

I Blame Coco / The Constant
少年のあどけなさを残すようなEliot嬢の声はまさに天賦の才。それを100%活かしきる楽曲も見事。世界は至宝を得ました。彼女の成長を見守れる10sに生きる我々は僥倖。

Kidneythieves / Trypt0fanatic
その復活劇は今年最大級の嬉しいニュース。しかもボップネスを携えて。数多のインダストリアル勢への王者の威厳すら感じつつ、B級感健在ってのが素敵。

January / Careful What You Tell the Sky
シンプルなフォークトロニカに、抒情的で悲哀に満ちたメロディが映える2010年一番のEthereal-music。"I Do"はソングオブザイヤーに推したい。

Pin Up Went Down / 342
激烈ハードコア、牧歌的アカペラ、電波エレポップまで、一体何枚のペルソナを被れば気が済むのか。だが素顔は決まってる…変態だ。軸ブレ美学の極北。

Midas Fall / Eleven Return & Revert
90年代後期を思わせる文学的なアート・ロック。トリプル・ギターを軸としたアンサンブルは単なるレディへフォロワーはなく、鈍色の輝きを放つ郷愁メロディが秀逸。2010年新人王。

I:Scintilla / Dying & Falling
烈しさ、妖艶さ、寂寥感、そしてポップネスとFemale-Darkwaveの魅力を余すところなく伝える決定盤。萌えに磨きが掛かってきたBrittany嬢も(・∀・)イイ!! アルバムオブザイヤーです。
タグ:Of The Year
posted by kerkerian at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | オブザイヤー2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月06日

アクセスオブザイヤー2010

あけましておめでとうGod's Eye Mask!
うっかり年を跨いでしまいましたが、恒例のオブザイヤー。
第1弾は2010年の記事154エントリーからアクセスTOP10を発表。



10位:Unlucky Morpheus / Hypothetical Box ACT2(2010)
東方系メタルユニット「あんきも」のリメイク盤。ぶっちゃけその後の『猫吟鬼嘯』のインパクトが巨大すぎてあまり記憶にないが…同人音楽の注目度が俄然上がってきた今年を象徴。

9位:Unsun / Clinic for Dolls(2010)
Gothic-Metal勢でも今年の目玉リリースの1つだったUnsun。1stに比べると微妙な感じもするが、スルメ盤な予感も。結婚してもAya嬢の変わらぬ美貌と併せて貫禄のランクイン。

8位:放課後ティータイム / 放課後ティータイムU
社会現象を巻き起こしたガールズロック日本代表。これは2次元の勝利だ。全てがキラートラック、全てが彼女達と過ごした桜高の青春。そう、けいおん!は生きがい。

7位:Yendri / Destination Oblivion(2010)
地道ながらコンスタントに作品を発表するDarkwave界のディーヴァ。こういうのが注目集めるとブログやってて良かったなーと思えます。

6位:We Are The Fallen / Tear The World Down(2010)
1年前から話題になっていたFemale Gothic-Metaの救世主が遂にヴェールを脱ぐ。流石のクオリティと話題性で早くもこの界隈では一歩抜きん出た存在になりつつあるか。

5位:オーラルヴァンパイア / ZOLTANK(2010)
おそらく最も待望度が高かった本作。6年待った甲斐があった充実の内容。B級感はそのままにちゃんとメジャーの音になっている辺り、上手くネクストステージに乗っかったようで嬉しい。

4位:少女病 / 告解エピグラム(2010)
この注目度と同様、個人的にも今年の同人音楽で一番のお気に入りの本作。検索キーワードでも圧倒的に多かったのは「少女病」と「告解エピグラム」だった。

3位:Lucky Soul / A Coming Of Age(2010)
正直なんでこれ書いたのか謎。感想も極めて適当、このブログには場違いすぎる爽やかポップス。でも…すごく…イイです。

2位:Hypnotica / Electronic Black Holes(2010)
8月に書いたにも関わらず、そしてかなり渋めなアーティストにも関わらず堂々の2位。「アーティスト名 楽曲名」でググると公式の次にこの記事が来るからか。なんか…サーセンwww

1位:Chew Lips / Unicorn(2010)
2010年もの1発目のエントリーが1位。2月12日だから時期が早かったのも要因か?珍しくまともな事を書いている記事が1位で本当に、良かったッ…w

2010年に約15万アクセスを刻んで頂いた皆さん!
(ユニークは3人くらいと思いますが!)
ありがとうございました。今年も宜しくお願いします!!
タグ:Of The Year
posted by kerkerian at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | オブザイヤー2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする