2017年12月14日

Fever Ray / Plunge(2017)

スウェーデンのElectroプロジェクトによる2ndアルバム。

Rermixやコラボレーション、プロデューサーChristoffer Berg氏の活動など、何かと他アーティスト作品の感想の文脈での登場頻度が高いFever Rayだが、リリースは1stアルバム"Fever Ray"以来、驚きの8年振りである…!そしてこれだけElectro界隈で影響力がありながら、まだ2枚目というのもまた驚きである…!

活動再開の背景にはDreijer兄妹によるThe Knifeの解散があることは想像に難くない。そしてこのFever Ray新作を聴く限り、The Knifeのラストアルバム"Shaking The Habitual"の後継作であることは間違いない…パーカッシブ成分の強いExperimentalなElectronica、Karin嬢の人を食ったような圧の強い自由なフロウ。ソロ作品でも歌モノに全振りしていない点は従来通りで、エレメンツや隙間の空間含めサウンド全体で世界観を表現している。NME、Pitchforkはじめ各媒体の2017トップアルバムにランクインしている通り、今年を代表するエレクトロ作品である。マニアックさすらも業界への評価に繋がる求心力…つまり有無を言わさぬカリスマ性に異論を挟む余地は無いだろう…!

【Favorite Number】IDK About You / This Country / To The Moon And Back

PlungePlunge
Fever Ray

曲名リスト
1. Wanna Sip
2. Mustn’t Hurry
3. A Part of Us (feat. Tami T)
4. Falling
5. IDK About You
6. This Country
7. Plunge
8. To The Moon And Back
9. Red Trails
10. An Itch
11. Mama’s Hand

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Take Me Apart
KELELA
B074GNQF7Q
Utopia
Bjork
B076ZTFJVX
Season High
Little Dragon
B06XJ6PY11
posted by kerkerian at 02:56 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

Bully / Losing(2017)

USAlternative-Rockバンドによる2ndアルバム。

性急なリズム、拙く掻き毟るカッティングからのメランコリックなフレーズに胸も掻き毟らされるギター、気怠さを呟くようにときにブチまけるように発露するVo…正にSub-Pop印としか言いようがない90'sグランジロックの登場だ…!

同レーベルのSaint EtienneStill Cornersがジザメリ直系のUKインディーなら、こちらはNirvana直系のUSインディーロック。が、L7のような粗々しさよりも美メロやノスタルジック感が垣間見える辺り、Riot Grrrl勢よりポップ寄りで聴き易いと言える。Alicia嬢の王道ロックヒロインな歌唱やビジュアルは20年前なら時代のヒロイン…それこそCourtney LoveやGwen Stefaniにも成り得たかもしれない…!

【Favorite Number】Feel the Same / Kills to Be Resistant

LOSINGLOSING
BULLY

曲名リスト
1.Feel the Same
2.Kills to Be Resistant
3.Running
4.Seeing It
5.Guess There
6.Blame
7.Focused
8.Not the Way
9.Spiral
10.Either Way
11.You Could Be Wrong
12.Hate and Control

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Foil Deer
Speedy Ortiz
B00TTFT3C8
Candy Mountain/Green
Dilly Dally
B00N9ZNDMU
I Used to Spend So Much..
Chastity Belt
B00PC83SG8
posted by kerkerian at 16:38 | Comment(0) | Alternative | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

Collide / Color Of Nothing(2017)

USエレクトロ・デュオによる8thアルバム。

再三お伝えしている通り、名作が多すぎて手が付けられない状態の2017年な訳ですがそういう時に限って、数年に1枚しか出さない大御所がキャリア最高レベルの決定盤を放ってきたりして更に悩みを増大させるのです…何なのまじで2017年。これは惑星直列、グランドクロスなの…?

そんなフィメこれの象徴とも言うべき暗黒エレクトロの御大Collide。前作"Bent and Broken"がリコンストラクション作だったので、オリジナルとしては"Counting To Zero"以来となる本作は、近年ミニマルやアトモスフェリック路線に傾いていた流れを引き戻してさらに突き抜ける程のダークインダストリアルっぷり…歓喜の黒涙ッ…!音はアルバムオブザイヤー2003の"Chasing the Ghost"に近いのだが、出色なのはここ数作でCollideの新たな魅力となったスロー曲、Trip-Hopでダークエレクトロを演っている点だ。結成25年(!)の円熟妖艶を出しつつ、闇の深さと煌びやかさも増すという離れ業。これはもう白旗を上げるしかない、いや黒旗か…!

【Favorite Number】Wake Up / Freaks Me Out / Side to Side / Pale Blue

Color of NothingColor of Nothing
Collide

曲名リスト
1. Wake Up
2. Soul Crush
3. Freaks Me Out
4. Will Not Be Destroyed
5. Side to Side
6. Intruder
7. Fix
8. Blurring the Edges
9. Only Human
10. Say What You Mean
11. Pale Blue

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The Invisible Plan
The Kidneythieves
B071KGH28S
Resolution
Android Lust
B01HZRM59O
The Mongrel Mixes
Johnny Hollow
B000063NNX
posted by kerkerian at 19:15 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

Myrkur / Mareridt(2017)

丁抹Black-Metalプロジェクトによる2ndアルバム。

衝撃の1stEP"Myrkur"、2015アルバムオブザイヤーの1stフル"M"と育ての親のような気持ちで毎作動向を追っているMyrkur…なんですがずっと考えなしにマーイーカと読んでいました。本当は違うらしいんだけど、まぁいいか。あくタイプで可愛いって共通項あるし。

かつエスパータイプらしく、Amalie嬢の怪鳥の如きスクリームで開幕。続いてデスボ+ブラストからのウィスパリングメロという彼女達的には王道展開。普通に考えたら凄く変なんですけど3枚目ともなると慣れてしまい、初聴殺し以外にMyrkurの武器ってあるの?…とやや冷めた気持ちにも。しかしそれを見透かすかのようにフォーク・ロック的な楽曲に主軸を置き、ギターのノイズウォールも抑え目にして「歌」を前面に押し出すGoth-Metalに近い作風に。Chelsea Wolfe(意外なフィメこれ人脈…!)のfeaturingも象徴的である。

ブラックメタルの激情的要素を感じられるのは"Måneblôt"とドゥーミーな"Elleskudt"くらいのもので、ここへ来てのマンネリ回避とは只の北欧美女って訳じゃない、クレバーなストラテジストかもしれないなAmalie嬢。

【Favorite Number】Måneblôt / The Serpent

MareridtMareridt
Myrkur

曲名リスト
1.Mareridt
2.Maneblot
3.The Serpent
4.Crown
5.Elleskudt
6.De Tre Piker
7.Funeral
8.Ulvinde
9.Gladiatrix
10.Kaetteren
11.Bornehjem

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Hiss Spun
Chelsea Wolfe
B071KGH28S
Five
Agonist
B01HZRM59O
Shadow's Madame
Cadaveria
B000063NNX
posted by kerkerian at 12:45 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

Geneviéve Pasquier / Louche Effect(2017)

独Electro-SSWによる4thアルバム。

メタルやプログレ程解り易くはないものの、エレクトロの世界にも「変態」ジャンルは存在する…Experimentalとも言えるが、凝っているというよりそこはかとなく狂気的というか。Geneviéve Pasquier嬢の作風はそんな感じ。

リズム要素の少ない暗黒ミニマルウェーブ"Apesanteur"で厳かに幕を開けたかと思えば"Skydance"では一転パーカッシブなElectro-Popを聴かせ(でも暗い)、"I Wanna"ではSynth-Pop的ビート感を軽快に鳴らし(でも不穏)、以降もアカペラとミニマルノイズのみのシアトリカルなやつから、地獄のTrip-Hopみたいなやつから、"Gin Tonic"のようなキャッチーなのもある…「ジンジン・ジンジン・ジントニック」は2017を代表するキラーフレーズではないだろうか…!兎も角、仄暗いアトモスフェリアを演出する為の、音のコラージュセンスが最高の一言に尽きる。この円熟味…フィメこれ的には遅れてきた天才肌ヒロインなgeneviéve嬢に刮目(最近のLive映像見たらきっつい事になっているので自己責任でお願いします)

【Favorite Number】Skydance / I Wanna / Sandscapes

Louche EffectLouche Effect
Geneviéve Pasquier

曲名リスト
1. Apesanteur
2. Skydance
3. I Wanna
4. Not Young Enough (Louche Mix)
5. Misty Streets
6. My Dear Fellow
7. Louche
8. Sandscapes
9. Gin Tonic
10. Enjoy Your Life
11. Red Moon
12. Too Many
13. Dirty Blue

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Le Cabaret Moi
Genevieve Pasquier
B002US8PQQ
Handle With Care
Genevieve Pasquier
B003O8T81M
Virgin Pulses
Genevieve Pasquier
B000UYRTZ0
posted by kerkerian at 03:18 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする