2017年11月11日

Collide / Color Of Nothing(2017)

USエレクトロ・デュオによる8thアルバム。

再三お伝えしている通り、名作が多すぎて手が付けられない状態の2017年な訳ですがそういう時に限って、数年に1枚しか出さない大御所がキャリア最高レベルの決定盤を放ってきたりして更に悩みを増大させるのです…何なのまじで2017年。これは惑星直列、グランドクロスなの…?

そんなフィメこれの象徴とも言うべき暗黒エレクトロの御大Collide。前作"Bent and Broken"がリコンストラクション作だったので、オリジナルとしては"Counting To Zero"以来となる本作は、近年ミニマルやアトモスフェリック路線に傾いていた流れを引き戻してさらに突き抜ける程のダークインダストリアルっぷり…歓喜の黒涙ッ…!音はアルバムオブザイヤー2003の"Chasing the Ghost"に近いのだが、出色なのはここ数作でCollideの新たな魅力となったスロー曲、Trip-Hopでダークエレクトロを演っている点だ。結成25年(!)の円熟妖艶を出しつつ、闇の深さと煌びやかさも増すという離れ業。これはもう白旗を上げるしかない、いや黒旗か…!

【Favorite Number】Wake Up / Freaks Me Out / Side to Side / Pale Blue

Color of NothingColor of Nothing
Collide

曲名リスト
1. Wake Up
2. Soul Crush
3. Freaks Me Out
4. Will Not Be Destroyed
5. Side to Side
6. Intruder
7. Fix
8. Blurring the Edges
9. Only Human
10. Say What You Mean
11. Pale Blue

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The Invisible Plan
The Kidneythieves
B071KGH28S
Resolution
Android Lust
B01HZRM59O
The Mongrel Mixes
Johnny Hollow
B000063NNX
posted by kerkerian at 19:15 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

Myrkur / Mareridt(2017)

丁抹Black-Metalプロジェクトによる2ndアルバム。

衝撃の1stEP"Myrkur"、2015アルバムオブザイヤーの1stフル"M"と育ての親のような気持ちで毎作動向を追っているMyrkur…なんですがずっと考えなしにマーイーカと読んでいました。本当は違うらしいんだけど、まぁいいか。あくタイプで可愛いって共通項あるし。

かつエスパータイプらしく、Amalie嬢の怪鳥の如きスクリームで開幕。続いてデスボ+ブラストからのウィスパリングメロという彼女達的には王道展開。普通に考えたら凄く変なんですけど3枚目ともなると慣れてしまい、初聴殺し以外にMyrkurの武器ってあるの?…とやや冷めた気持ちにも。しかしそれを見透かすかのようにフォーク・ロック的な楽曲に主軸を置き、ギターのノイズウォールも抑え目にして「歌」を前面に押し出すGoth-Metalに近い作風に。Chelsea Wolfe(意外なフィメこれ人脈…!)のfeaturingも象徴的である。

ブラックメタルの激情的要素を感じられるのは"Måneblôt"とドゥーミーな"Elleskudt"くらいのもので、ここへ来てのマンネリ回避とは只の北欧美女って訳じゃない、クレバーなストラテジストかもしれないなAmalie嬢。

【Favorite Number】Måneblôt / The Serpent

MareridtMareridt
Myrkur

曲名リスト
1.Mareridt
2.Maneblot
3.The Serpent
4.Crown
5.Elleskudt
6.De Tre Piker
7.Funeral
8.Ulvinde
9.Gladiatrix
10.Kaetteren
11.Bornehjem

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Hiss Spun
Chelsea Wolfe
B071KGH28S
Five
Agonist
B01HZRM59O
Shadow's Madame
Cadaveria
B000063NNX
posted by kerkerian at 12:45 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

Geneviéve Pasquier / Louche Effect(2017)

独Electro-SSWによる4thアルバム。

メタルやプログレ程解り易くはないものの、エレクトロの世界にも「変態」ジャンルは存在する…Experimentalとも言えるが、凝っているというよりそこはかとなく狂気的というか。Geneviéve Pasquier嬢の作風はそんな感じ。

リズム要素の少ない暗黒ミニマルウェーブ"Apesanteur"で厳かに幕を開けたかと思えば"Skydance"では一転パーカッシブなElectro-Popを聴かせ(でも暗い)、"I Wanna"ではSynth-Pop的ビート感を軽快に鳴らし(でも不穏)、以降もアカペラとミニマルノイズのみのシアトリカルなやつから、地獄のTrip-Hopみたいなやつから、"Gin Tonic"のようなキャッチーなのもある…「ジンジン・ジンジン・ジントニック」は2017を代表するキラーフレーズではないだろうか…!兎も角、仄暗いアトモスフェリアを演出する為の、音のコラージュセンスが最高の一言に尽きる。この円熟味…フィメこれ的には遅れてきた天才肌ヒロインなgeneviéve嬢に刮目(最近のLive映像見たらきっつい事になっているので自己責任でお願いします)

【Favorite Number】Skydance / I Wanna / Sandscapes

Louche EffectLouche Effect
Geneviéve Pasquier

曲名リスト
1. Apesanteur
2. Skydance
3. I Wanna
4. Not Young Enough (Louche Mix)
5. Misty Streets
6. My Dear Fellow
7. Louche
8. Sandscapes
9. Gin Tonic
10. Enjoy Your Life
11. Red Moon
12. Too Many
13. Dirty Blue

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Le Cabaret Moi
Genevieve Pasquier
B002US8PQQ
Handle With Care
Genevieve Pasquier
B003O8T81M
Virgin Pulses
Genevieve Pasquier
B000UYRTZ0
posted by kerkerian at 03:18 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

Mei Ohara / Cold Blue Sphere(2017)

USのエレクトロSSW嬢による1stフルアルバム。

2013年の1stEP"Inverse Energy"から長らく待望されていたフルレンである…!結論からいうと期待に違わぬ出来で、GothicシーンとElectroシーンのニューヒロイン…即ちフィメこれのニューヒロインに相応しい才気煥発な1枚である…!

世界観やバイオリニストということからEmilie Autumnとの比較は避けて通れず、実際歌唱面やVictoriandustrialな面からはフォロワーであることは聴いて取れる…未だ下位互換の域は出ないが。しかしMei嬢の真骨頂はプレイ面よりも寧ろコンポーズ能力にあると見ていて、ネオクラシカルに寄るEmilie嬢とは対照的にElectro、Darkwaveを中心としたよりフリーフォームな音楽性が特徴。エレクトロの音遣い、リフは極めて多彩で曲調のバラエティ性も含めて飽きの来ない、正に百花繚乱な様相だ。

歌唱面やバイオリンプレイに伸びしろが未だ多い点もまた、Mei嬢の魅力。現時点ではアルバムオブザイヤーに推すには早計だが次作あたりで本格開花予想。

【Favorite Number】Systems / Leave Me Be / Biophile / I Bring Revenge

Cold Blue SphereCold Blue Sphere
Mei Ohara

曲名リスト
1.Systems
2.Leave Me Be
3.To Nonexist
4.Biophile
5.Empty My Bones
6.Crypt
7.I Bring Revenge
8.Never Stay
9.The Illusionist
10.Tpyrc

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Uncovered 3
Unwoman
B01LQRH03U
Reincarnation
Hollow Mellow
B00TII9YW0
Dwntwn
Dwntwn
B00ID96IHY
posted by kerkerian at 01:17 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

SIN.SIN / Nobody’s Heroine(2017)

ベルギーのDark-Electroプロジェクトによる1stフルアルバム。

昨年の2枚のEPでAlfa-Matrixの次世代を担うと確信、待望していたSin.Sinのフルレンが登場です。といってもLovelorn DollsのVo、Kristel L.嬢によるソロプロジェクトなので新人という訳ではない…Helalyn FlowersのNoemi嬢をFeaturingしたりとAlfa-Matrixとズブズブもとい、人脈を活かしたラインナップで、この辺りAiboforcenPsy'aviahJunksistaでの客演を精力的におこなっていたKristel嬢のストレンスか。

じゃあ音楽的にも典型的なAlfa-Matirx印かというとそうでもなく、アナログ質感を最大限に押し出したElectro-Pop寄りのDarkwaveというのが最大の特徴。Lovelorn DollsのバンドアプローチをそのままElectroを下地とした楽曲に持ち込んだイメージで、あとは歌もの要素が強く無機的な歌唱の本体バンドとは比べ物にならない美メロと自由さ、中にはR&Bテイストすら感じる部分も。キャラの使い分けなんだろうが楽曲自体の完成度、力の入れようが違い過ぎるような。当然アルバムオブザイヤー候補に入ってきます。

【Favorite Number】Dress Machine / Wildwood / Happy 30 / Moving Sands



Nobody's HeroinNobody's Heroin
Sin.Sin

曲名リスト
1. These Pretty Things
2. Dress Machine
3. Blacklist (Feat. Noemi Aurora)
4. Silver & Gold
5. I Am So In Love
6. Wildwood
7. Lost In Lies
8. Happy 30
9. Mother
10. Moving Sands
11. Sunlight Boy
12. Moving Sands (The Breath Of Life Folk Remix)

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Chasing The Speed Of Light
Psy'aviah
B01M0COYWH
Lament
Lovelorn Dolls
B06XQ6PDZX
Frozen Star
Helalyn Flowers
B01758NEFC
posted by kerkerian at 01:54 | Comment(0) | Electro | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする